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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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ユーロの逆回転と米銀の不正容疑の捜査を懸念して反落
 おはようございます。なんだか季節の針が逆回転しているような…。足元にはヒーターが動いています。チリ地震で地球の回転軸がずれた…なんて話があるようですが、本当でしょうか。八白土星は天変地異が多いといいますが、まさに星意が暗示するよな流れになっています。ただ、揺さぶられ続けても、最後は山の頂上に上りつくといますから、耐えたものが勝ち…ということでしょうか。

 さて、欧州情勢は、相変わらず不安定な動きが続いています。忘れられていた中東ドバイの債務問題が浮上。不動産開発のナキールが債務の再編問題に取りくんでいることが、欧州の銀行にとってマイナスになる…としてユーロが売られ、次には、スペインに続き、ポルトガルが財政再建への取り組みの追加策を発表すると、今度は財政再建への取り組みの強化が、欧州景気に悪影響をもたらす…として、ユーロを売る…。結局、昨日の為替市場で、ユーロは対ドルで安値を更新して終わっています。まあ、先日までは財政再建への取り組みが不足しているとして売っていたのに、今度は取り組みが景気への障害になる、との勝手な解釈で動いています。先日も書きましたように、シカゴIMM通貨先物市場に溜りこんだ対ドルのユーロ売りポジションは尋常な水準ではなく、まだ逃げ遅れている建て玉が多いんでしよう。昨日の動きをみても、変動が大きいのは、ドルに対してだけで、円に対してはそれほど大きくは動いていません。後始末的な動きに入っているものとは思いますが、ドルに対する下落率に比べ、、対円では少ない…として、仕掛けられると、株式市場にとっては、ちょっとまずいことになりますね。早く、落ち着いてほしいものです。

 昨日の米国株は、欧州株が総じて堅調に推移したことから、続伸してのスタートになりました。一時、ニューヨークダウは高値1万920ドルと急落後の戻り高値を更新する場面はありましたが、新規失業保険申請件数が市場予想をやや上回ったほか、複数の米国銀行がサブプライムローン関連商品の組成や販売で不正な行為があったとして捜査を受けている…と伝えられると、警戒感が台頭。金融株が売られたほか、ドル高を受けた原油価格の下落を受け資源株が下落。指数の下落幅を拡大しました。さらに、前日引け後に、市場予想を上回る決算を発表したシスコシステムズが、弱気の決算見見通しを示したため、前日買われたインテルなどハイテク株も下落しています。結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比6992万株減の12億395万株。騰落状況は、値上がり1089、値下がり1972でした。

 ニューヨークダウは上げ下げを隔日で繰り返す「鯨幕相場」が続いています。来週、オプションがらみのSQが迫っており、デリバティブの影響が強まっているのでしょうか。昨日も書きましたように、下落に転じた25日線が近づき売る圧迫がつよまっているほか、下落時に下げ止まった1万1000ドル付近の壁も意識し始めており、当面、2番底を意識した動きが強まりそうです。すでに、短期の5日線が上向きに転じており、このラインを踏み台にして、25日線を突破できるかが焦点。まだ、先週6日の揺り戻しは続く…。

13日の米国市場
ニューヨークダウ 1万782ドル95セント -113ドル96セント (1.05%)

NASDAQ総合指数  2394.36ポイント  -30.66ポイント (1.26%)

S&P500      1157.43ポイント  -14.24ポイント (1.22%)

CME日経平均先物  (ドル建て) 1万495円 -145円

          (円建て)  1万480円  -160円

米国10年もの国債金利 3.5300%  -0.04%

WTI原油  74.40ドル -1.25ドル

GOLD 1230.10ドル  -13.90ドル 


 米国株は反落、CME日経平均先物も、1万500円を割り込んで帰ってきています。国内に帰っての円相場は、対ドルで92円台後半、対ユーロでは116円台前半での取引になっていますが、ユーロ相場の不安定さが気になるところです。今日は、SQの清算日になっており、清算値がいくらに決定されるかに注目が集まりそうです。その後は、清算値をめぐって強気筋と弱気筋の攻防が続くと思われますが、週末を控えているなか、ユーロの下落に加え、米国での金融機関への捜査など不透明要因が増加していることから手控え気分も強まりそうです。今日は、800社以上が決算を発表するピークになりますが、来週からは手がかり材料難になることもあり、当面は相場の方向感や物色対象を見極める必要がありそうです。引き続き「ウェイト アンド シー」方針で。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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