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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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休みの間に対策が出ず、週末の海外安をもろにかぶった格好…裁定解消の影響強まる
 週明け17日の日経平均株価は、226円75銭安の1万235円76銭、TOPIXは16.02ポイント安の920.43とともに、大幅続落して終わりました。出来高は26億1922万株、売買代金は1兆8006億円でした。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは86、RSIは32、25日線かい離は,マイナス6%でした。今日の終値での25日線は1万899円で、週末に比べた下落幅は42円…結構下落圧力を強めています。相場がだらだらと下げているせいか、指数の落ち方が遅い感じがします。企業業績が良いし、PERも20倍を割り込んでいますから、まだ先高期待があり、しがみついている投資家が多いんでしょうね。どこかで、ふるい落とすような動きが出るかもしれません。

 さて、休みの間に何か対策が出てくるかと思いましたが、出てきたのはトリシェECB総裁の泣き言くらいのもの。今のところ、打つ手なし…という所でしょうか。結局、週末の欧米市場の下落がそのまま跳ね返ってきました。CMEの日経平均先物も1万300円終わりでしたから、予想通り、今日は朝から売り先行でスタート。立会時間中に、円相場は上昇するは、他のアジア市場は全面安するは、GLOBEXの米国株先物は一時140ドル近く下げるなど、外部環境は良いとこなし…。よくこの程度の下げで済んだな…という感じでしょうか。今日も先物リードの下げで、終日、先物価格が現物を下回っていましたので、裁定解消売りが指数の下げ幅を拡大したんでしょう。欧州の情勢は読みきれませんし、中国もどうなるか分からない…で、投資家の姿勢も慎重姿勢に転換。板が薄くなってきたため裁定解消売りの影響が強まってきました。先々週、株価は急落しましたが、その週の裁定取引の買い残高は、わずか2日の立会いで3200億円近く減少し、2兆655億円になっています。裁定解消売りが下落幅を拡大したことは明らかです。

 今日も同じような状態ですね。わずか、2日間で3200億円近く減少しているのに、日経の取り上げ方は小さいですし、見出しにもこれだけ大きな金額分減少した…とは書いていません。市場の解説を聞いても、裁定解消売りの影響は素通りです。以前から、不思議に思っているんですが、最近、何故か裁定取引について触れられることが減ったのは、何か申し合わせでもあったんでしょうか。不思議ですね~。このコーナーでは、以前から裁定買い残の増加には警戒するように良い続けてきましたが、やはり、影響が強まってきました。まだ、2兆円以上残っているうえ、市場のムードが弱気に傾いていましたから、裁定解消売りの影響はだんだん強まってきます。裁定取引は、業績が良かろうが悪かろうが、鞘だけに注目して取引を行います。それだけなら問題はありませんが、単純平均型の指数ですから、小型値嵩株の影響が大きく、操作が容易に出来ること。また、先物のヘッジ率も20倍をこえるなど、現物市場や信用取引で売買を行う個人投資家に比べ、著しく公平性を欠いていること…。日本株が割高といわれる原因も、指数売買を行う連中が、業績に関係なく指数採用銘柄を持つため、割高になっているという側面もあるようです。

 日本経済の将来を真剣に考えるんだったら、まず、この日経平均の先物売買の根本的な改革から始めるべきだと思うんですが…。教科書どおりに言えば、先物は現物市場のヘッジなど補完的に使われるのが役割のはずですが、いまや、先物が現物市場を殺しに来ています。ほんとに、ヘッジするんなら対象銘柄が拾いTOPIXで十分だと思いますが、それも倍率を10倍以下にして…。そろそろ、アメリカさんに、「もう勘弁してください」とお願いしたらどうですか…。鳩山さん。

 まあ、日本経済を叩き潰したのも、日本の銀行の自己資本比率が株式の含み益に依存している弱みを研究し、多々鋳潰すために、まずBIS規制を導入。自己資本の12倍までしか貸せない状況を作り、そのあとで、先物を使って日本株を下落させ、株式の含み益と同時に自己資本を減らしています。そのため、貸し出しを増やせなくなり日本経済が窒息し、バブル崩壊に至っています、いまだって、経済が良くなってくると、日経平均の先物市場に立ちの良くない連中がうろうろしだし、最低買い残が増加。今回のような状態が生まれてきます。まあ、少なくとも、企業業績が素直に反映できる市場にはしてほしいですね。海外投資家の利便性(バクチがしやすくしてやる)ばかり考えないで、安心して個人投資家が売買できるような市場に改革することです。日本国債が危機的な状況と言われながら、海外投機家のおもちゃにされずに済んでいるのは、国債を国内で消化し、国内投資家が所有しているからに他なりません。 まあ、金融当局者は、海外にばかり目を向けず、株式市場は国民の資産形成の場であるという、もう少しまともな考え方をしてもらいたいものです。

 当面の相場展開や、ユーロの動きなどは、次の狙い目も含め。レポート直近号で詳しく書いていますので、会員の方はしっかり読んでおいてください。とにかく、今は、欧州情勢の落ち着き待ち…。緊縮財政で景気に悪影響などと騒いでいますが、ドイツやベルギー、フランスなどの輸出企業はユーロ安で笑いが止まらない状態のはず。本来なら、欧州の輸出株のETFでもあれば買っておいたら良いのではないでしょうか。実際、先週発表されたEUやドイツの経済成長率はプラスに転換しています。今回のユーロ下落で、成長率はモット加速してきるのではないでしょうか。「(ユーロ下落を)大変だ、大変だ…」と言いながら、ドイツ連銀などから介入の話が出てこないのは何故なんでしょう。結局。輸出する力のある国が、輸出で外貨を稼ぎ、それを問題国に廻してナントカやりくりしていくしか今回の問題の解決法はなんでしょう。

 結局、中国や他のアジア諸国の株が安いのも、ユーロ安により、今まで輸出の仕向け先だったEUへの輸出が制約されるだけでなく、ユーロ安を利して、輸出のマーケットを奪われる競合相手に代わったことを懸念しているんでしょう。ただ、日本の場合、輸出が景気回復をリードし、設備投資が増加に転じてくれば,それなりのメリットは受けてくるんでしょうが…。

 まあ、先週から書いているように、注目されるのは中期のテクニカル指標。今日の相場もなんとか52週移動平均線で止まりましたが、問題は、今週安くても週足サイコロは7勝5敗、RSIはまだ50台で整理不足は否めません。なまじ、企業業績が良いだけに、整理が遅れている感じがしますが、基本は海外要因…。米国も、中国も今回のユーロ安には困っているはず。このあたりから、どんな手が打たれてくるか…。中国の元切り上げを気にする動きもありますが、ドル高で実質的には元切り上げと同じ効果を生み出しています。とにかく、根元は、ユーロの下落…。肝心なEUにユーロ防衛の意欲が薄いだけに問題は複雑になりそう。とにかく、目先は日柄整理…か。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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