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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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EUがギリシャに融資実行…今晩の海外市場の反応次第で明日の日本株に期待
 18日火曜日の日経平均株価は6円88銭高の1万242円64銭と小反発したものの、TOPIXは6.52ポイント安の913.91と3日続落して終わりました。出来高概算は23億1880万株、売買代金は1兆5719億円と、ともに前日比では減少しています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは81、RSIは35、25日線かい離はマイナス5.7%でした。今日の終値での25日線は1万857円。前日から42円の下落…。下落ピッチは早まっています。
 テクニカル的には騰落レシオがもう一歩のところにきましたね。また、TOPIXのサイコロは4勝8敗になり、先行して整理が進んでいます。

 まあ、小幅に反発して終わるところまで、ニューヨークダウを真似しなくても良いと思うんですが…。今日の日本株は、米国株が反発して終わったことや、CME日経平均先物が小幅に上昇して帰ってきましたのfで、昨日売り越しになっていた先物業者の買戻しから反発して始まり、一時、日経平均は100円高する場面もありました。このところ下落基調にあった中国株が反発したことも、日経平均の上げを支えました。ただ、後場に入ると、ユーロが再び売られ113円台に上昇すると、先物市場でまとまった売りが散発的に出され上げ幅を圧縮。現物とのサヤが逆転する場面が増え、裁定解消売りから日経平均も下落に転じています。ただ、引け間際に、明日19日に国債の償還を控えるギリシャに対し、EUから145億ユーロの融資が実行されたとの報が伝わったことから、やや値を戻し終わりましたが、金融株を中心に売られたTOPIXはプラス圏に浮上できずに取引を終えています。

 まあ、終日、為替のことが気になって仕方が無い…という展開でした。GLOBEX米国株先物も明日、ギリシャの債務弁済が実施されるかどうかを気にして軟調な展開で、日本株の上値を抑えました。しかし、引け後に伝えられたギリシャへの融資実行を受け、GLOBEX米国株先物、中国株ともに、上げ幅を拡大していますし、欧州株式市場も急伸して始まっています。国内でのユーロ取引も片足115円に入っており、市場は当面の宿題をクリアしたとみなしたようです。今晩の米国株の反応が注目されますが、GLOBEXの日経平均先物(円建て)は大証先物終値(1万260円)に比べ、70円以上上昇して取引されていますので、まあ、このまま行けば、明日は今日よりはましな展開になるということでしょうか。

 ただ、IMM通貨先物市場のユーロ売りポジションが全部解消したとは思えませんので、また、あれこれおかしな話を流したり、場合によっては市場が安心したところに伝家の宝刀である格下げを実施して市場を混乱状態に戻すことも考えられます。まさか、格付け会社が投機筋と組んでいるとは言いませんが、せんだってから、相場が落ち着くと格下げが出てくるということを繰り返しているだけに油断は出来ません。しかし、EUからは、資金支援や財政建て直しの話は出てくるものの、ユーロの下落を止めようという話はぜんぜん出てきません。リーマンショック後の景気回復過程では、通貨の安いところほど、輸出を梃子にした回復がリードした格好になってきました。世界中でカネをバラ撒く動きが強まり、過剰流動性が株価を押し上げ、これによりリスク選好が回復。株価や資源価格が上昇してきました。米国がゼロ金利政策を取ったことからドルキャリー取引が活発化。ドルが下落しましたが、これが米国の輸出を刺激。生産や設備投資を刺激して、米国の景気回復をリード。ドルとリンクしていた中国も実質的な通貨安のメリットを受け、輸出リードの景気回復を達成できたのです。

 ところが、このサクセスストーリーが、ユーロの急落で狂いを生じてきました。このところ、米国の製造業の指数に頭打ち感が出ていましたが、今日の朝も書いたように、5月のニューヨーク州製造業業況指数にはっきりと生産や出荷面でマイナス状態が目立ってきました。ドルの上昇が米国の輸出競争力を確実に奪っています。中国も景気先行指数に頭打ち感がでるなど、ドルリンクの影響がでています。中国経済当局では、実質的に元は二桁はきりあがっているといい、真剣に輸出の落ち込みを気にし始めました。ナントカユーロ安を止めないと、景気が落ち込むというリスクにさらされ始めました。EUに行っても協調介入に応じるはずも無く、結局、G20の利害関係国と計らって介入する相談をするんではないでしょうか。もちろん、日本さん、あなたも円高で困っているんでしょう。おおっぴらに円安誘導しても構いませんから、ユーロを買ってください…と協力要請してくるんではないでしょうか。こんなときくらいしか、日本の利用価値はないと、介入を迫ってくる可能性もあります。まあ、米国と中国の2大利害関係国が困りだした…ということは、近々、何らかのアクションが起こる可能性がある…なんて考えるのは、いけませんでしょうか。

 まあ、今日もなんとか、日経平均は52週線をキープして終わりました。相場のムードはかなり悪いのですが、なかなか、全面安とはいきません。なまじ、業績見通しが良いだけに、投げが出ず、整理が長引くことになってしまいます。今日発表された信用買い残は増加していますが、待っていれば上がるという引かれ腰の弱さが買い残の増加につながっているようです。この点では、2003年後半から2004年の長期横ばい相場と似ています。恐らく、このときと同じパターンの整理パターンになっていくんではないでしょうか。当面は日柄整理。まだ余震も続きそうですので、しばらくは、52週線と下落してくる25日線との間の持ち合い相場。海外市場が安定すれば、好業績物を買い戻す動きも強まりそうですが、問題は、25日線にくっついてから。しばらくは、買いに出ても手返しを早くし、回転商いにてっするところか…?
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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