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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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財政危機の民間への波及を懸念し反落…市場は、出直り後の主役を模索へ
 おはようございます。
 
 欧州情勢の混乱は相変わらず続いています。財政赤字の削減に関する監視機関の設置がギリシャなどの反対で棚上げになったほか、GDP比の赤字比率がEUの規約を上回る国からの議決権の剥奪を含むEU規約改正提案が反対されるなど、EU内の不協和音が目立っています。また、新たに、スペインで不良債権の増加から経営に行き詰った金融機関を中央銀行が救済する動きが表面化。市場が以前から警戒していた不動産部門への過剰貸付による金融機関の経営破たんが始まった…として、再びユーロを売る動きが強まりました。問題銀行は、スペインの小規模金融機関のカハ・スール。不動産への過剰貸付による不良債権の増加で、売上高を上回る赤字を計上。合併を模索していたものの、不調となり中銀が救済に乗り出したものです。市場は、財務問題が民間企業に波及したとして、同様に不動産向けの融資が多い同国大手銀行サンタンデールの株式を売るなどしており、新たな波乱の芽を抱え込むことになりました。シカゴIMM通貨先物市場のユーロ売り越しは前週から減少していますが、買いが増加した反面、売りの絶対枚数も増加。投機筋が依然としてユーロ売りポジションを持続したままになっていることは気になります。

 昨日の米国株は、欧州株が堅調に推移したものの、スペインの金融システムへの不安感が米銀にも波及。大手地銀の株価見通しが引き下げられたのを機に、バンクオブアメリカなど銀行株全般に売りが拡大。反落してのスタートになりました。4月の中古住宅販売が市場予想を上回る伸びを示したものの、市場は、住宅取得への税優遇措置終了間際の駆け込み需要の増加で、次回発表分では減少すると、判断。買い材料にはつながらず、関連株は売られています。全般に売りが優勢となる中、モルガンスタンレーがアップルの目標株価を引き上げたほか、グーグルへの注目度引き上げ、IBMのネット決済企業の買収など、ネット関連に好材料が相次ぎ、ハイテク株の一部が逆行高を演じていました。ニューヨークダウは、終日、前週末比マイナス圏で推移していましたが、引け際に下げ幅を拡大。結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前週末比9億8293万株減の13億1254万株。騰落状況は、値上がり1184、値下がり1900でした。

 昨日のニューヨークダウは反落して終わり、引け値ベースの安値を更新して終えました。ハイテク株が多いNASDAQ総合指数は、終日プラス圏で推移していたものの、引け間際の売りによりマイナスに転じるなど荒っぽい動きが続いています。ただ、これまでのように全面安する動きから、成長性のあるものを個別に選別しようという動きがでてきており、相場反転後の動きを模索する動きも始まっています。以前から書いてきているように、米国では第二次ICT革命が始まっており、データ交信の大容量化で従来のインフラでは対応できない事態が始まっています。今回IBMが電子決済の企業を買収したのもこの流れに沿ったもの。すでに、関連部品の不足から事業が滞る事態がおき始めており、今後、日本の電子部品への需要も急速に高まるものと思われます。また、決算発表でデルが部品の調達懸念から業績見通しを押さえて売られたほか、今日の日経でもパナソニックが液晶部品の不足から、発売を延期するなど、今後、電子部品業界が様変わりする兆候が出てきました。また、パーツ業界に限らず、太陽電池の封止材に使われtるEVA樹脂が不足するなど、影響は素材業界にも及び始めています。生産拡大に対してはどの企業も慎重になっており、今後、価格に跳ね返る公算も大きくなっています。市場の抜け道が見え始めてきました。

 ニューヨークダウは、上昇中の52週移動線に支えられれ、底値持合を始めています。世界景気の減速懸念から資源株や輸出株が軟化し株価の足をひっぱっており、予断を許しませんが、当面は外部環境を見ながら、底値模索の動きが続きそうです。ただ、相場が出直るには、一時的2月安値を一気に下回るなど、弱気をふるい落とす動きも必要なのかもしれません。いずれにしても、反転の時期は近そうです。

24日の米国株
ニューヨークダウ 1万66ドル57セント -126ドル82セント(1.24%)

NASDAQ総合指数  2213.55ポイント  -15.49ポイント (0.69ポイント)

S&P500   1073.65ポイント  -14.04ポイント  (1.29%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9700円 -60円

         (円建て)  9680円 -80円

米国10年もの国債金利  3.22% -0.02%

WTI原油  70.21ドル +0.17ドル

GOLD  1194.00ドル  +17.9ドル  


 米国株は反落。CME日経平均は9700円を割り込んで帰ってきました。為替は、ユーロ市場の混乱が続いているほか、米株安でリスク回避からの円買い圧力が強く、国内でも対ドルで90円付近、対ユーロでも111円台前半の取引。いずれも大台が変わりやすいところにあり、先物筋の売り仕掛けが入りやすいところにあります。このところ書いていますように、見送り気分が強まるとともに、裁定解消売りの影響が強まっており、今日も、GLOBEX米国株先物、中国市場、為替動向など市場外部要因を見ながら、先物に振られる展開。日経平均のPERは17倍割れ寸前まできており、どの時点で値ごろ感が働き押し目買いが入ってくるかがカギ…。テクニカル的には何時反発してもおかしくない状態だけにショートポジションを取ることも出来ず、結局、相場が落ち着くのを待つしかない状態でしょうか。値ごろ感と関係無しに動く裁定取引とそれによりムードが悪化してでてくる信用取引の投げ…という需給要因も目先は心配です。
 日本経済のファンダメンタルはどうなっているんでしょうか。米国株のところでも書いた、電子部品や素材に現れた「兆候」に注目しましょう。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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