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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国株は買戻しで急伸。先行きの見方は分かれる…SOXXの急伸に注目
 おはようございます。

 昨日の米国株は、中国金融当局が英国ファイナンシャルタイムズの中国外貨準備のおける欧州資産比率の見直し報道を完全否定したことを好感し欧州株が全面高になったことや、堅調な経済指標を受けて売られすぎ感が急浮上。買戻しなどから大幅高でスタートしました。ドルが下落したことから、リスク選好が強まり、このところ下落していた資源が上昇したことを受け資源・エネルギー株が上昇、信用収縮を懸念し売られていた金融株も買いなおされ指数を押しあげました。さらに、この日発表された第一四半期のGDP改定値が速報値を下回ったものの、個人消費が堅調だったことを受け、コストコなど消費関連株も買われるなど、この日はほぼ全面高。引けにかけ上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも大幅反発して終了。今週の下落分を一気に埋めてきました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5億2273万株減の14億1813万株。騰落状況は、値上がり2879、値下がり221と全面高。ニューヨークダウ採用銘柄30社のうち下落したのは、ジョンソンアンドジョンソン1社だけ、という状態でした。

 この日発表された、新規失業保険申請件数(~22日)は46万件。前週の47万4000件から減少したものの、市場予想の45万5000件は上回りました。トレンドをみる4週移動平均は、45万6600件で前週から2200件の増加。受給者総数(~15日)は460万9000件で前週から4万9000件の減少。市場予想の462万件を下回りました。

 この日は、このところ市場が弱気に傾いていたこともあり、相場の急変を嫌気したシュートポジションの巻き戻しが優勢となりました。この日、ニューヨークダウが急伸したことで、3本新値は陽転。目先強気相場入りしています。ただ、昨日の上昇は出来高をともなっていないため、買戻しが一巡した後の相場を懸念。「下落基調の中の反発局面に過ぎない…」とする見方や、「米国の経済状況からみて、15%もの下落は行き過ぎでは…」と見る関係者もあるなど、先行きの見方については対立しています。欧州情勢に変化が無ければ、25日線へ向けての反発が予想されますが、25日線の下落ピッチが早まっており、当面、20日376ドル安し長大陰線を引いたときの寄り付き、1万400ドル付近での動きが注目されます。このポイントは5月初旬の急落場面でも乱高下を繰り返した需要ポイントでもあり、強弱感が対立しやすくなります。

27日の米国市場
ニューヨーク市場 1万258ドル99セント  +284ドル54セント(2.85%)

NASDAQ総合指数  2277.68ポイント +81.80ポイント (3.73%)

S&P500     1103.06ポイント  +35.11ポイント (3.29%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9790円 +140円

         (円建て) 9785円  +135円

米国10年もの国債金利 3.3568%  +0.1646%

WTI原油 74.86ドル  +3.38ドル

GOLD  1211.50ドル -2.20ドル


 米国株は急反発。CME日経平均先物は大証先物終値を135円上回って帰ってきていますが、海外市場に比べ、上昇率は低くなっています。円相場は、国内に帰り、対ドルで90円台後半、対ユーロで112円台前半の取引と円安気味に推移しており、今日の相場にはプラスに作用しそうです。CME先物の上げ率が低いのは、昨日の上昇で、中国金融当局のユーロ比率見直し否定を織り込んだ…とみているのでしょうか。今日は、欧米株高を評価し、先物の買戻しや買い先行でスタート。米国債が急落した流れを受け、債券先物売り・株先物買いの裁定取引も入りそうで、先物買いが先行すれば、裁定買いが指数を押し上げる動きも予想されます。裁定買い残は1兆8000億円まで減少しており、裁定業者が残の積み増しに動けば、指数だけが突飛高することもありそうです。ただ、指数に振り回されるのは賢明ではなく、昨日の米国でフィラデルフィア半導体株指数(SOXX)が5%を超える上昇になったことにみられるように、米国で始まった移動体通信革命に関連する企業を丹念に拾う作業が大事になるものと思われます。また、今日から日本でもアップルの「i PAD」が発売されることも関連株人気を高めそうです。当面、指数的には、2月安値を上抜いて上に出れるかどうかが焦点…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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