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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州危機を忘れさせてたまるか…といわんばかりのスペイン格下げ。市場は抵抗力を強める
 おはようございます。

 昨日の米国株は、月曜日がメモリアルデー休日となる3連休控えで手控え気分が強まるなか、個人消費が伸び悩むなど冴えない経済指標が市場を圧迫。世界景気の減速を意識し、GEやキャタピラーなど主力輸出株が下落。個人消費支出が市場予想を下回ったことから消費関連が売られるなど、前日全面高した反動で、利食い急ぎの動きになりました。引けにかけ、急速に下落幅を圧縮する動きがあったものの、格付け会社フィッチがスペインの格付けを1段階引き下げたことが伝わると、金融株を中心に急落。結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比3600万株減の14億5416万株。騰落状況は、値上がり968、値下がり2071と、ほぼ3分の2の銘柄が下落しています。

 この日発表された、4月の個人消費支出・所得統計で消費支出は前月比変わらずとなり、市場予想の0.3%増を下回りました。支出が前月比でプラスにならなかったのは2009年9月の0.6%減以来。一方、個人所得は前月比0.4%の増加だったものの市場予想の0.5%増を下回っています。消費の伸び悩みを受け、貯蓄率は3.6%と前月の3.1%から上昇しています。また、同日発表のシカゴ購買部協会の景気指数(5月)は59.7。前月の63.8から低下するとともに、市場予想の62.0も下回りました。雇用指数が前月の57.2から49.2に低下、生産、新規受注も前月から落ち込んでいます。

 中国のユーロ資産売却懸念が、同国の完全否定で市場に安心感が戻っていたところに、絶妙のタイミングで格付け会社フィッチがスペインの信用格付け引き下げを実施。欧州危機が終わっていないことを改めて市場に再認識させました。スペインが財政赤字削減策を強めると景気への悪影響が強まるとして、格下げを実施したものですが、赤字削減に取り組まなければ取り組まないで格下げするし、まじめに取り組めば、景気への悪影響が出るとして格下げを実施。なんだか、やくざが因縁をつけているような感じさえ受けます。まあ、欧州問題の根深さを表していますが、発表のタイミングなど一連の動きを見るとき、投機筋の動きと歩調をあわせている感じがしないでもなく、個人のアナリストの説明ではなく、格付け会社が責任をもって、格下げの理由と、何故この時期なのかについて説明する必要があるのではないでしょうか。

 昨日の解説で、ニューヨークダウは5月初旬の急落場面と急反発が1万400ドル付近で起きたこと、20日の376ドル安時につけた長大陰線の寄り付きが、同じ位置にあることから1万400ドル付近が戻りの急所になりそう…としました。結局、この位置まで戻し切れずに取引を終えましたが、昨日は、景況感の悪化やスペイン格下げという、以前なら大きな下落要因になる材料も消化。ニューヨークダウは5日移動平均線を下回らずに終わってます。すでに同移動平均線は上昇に転じており、これに支えられる格好で、連休明けは上げの急所へ向けての堅調な相場が期待されます。悪材料に為替、株価とも反応が鈍感になってきたことは注目してもよさそうです。

28日の米国市場
ニューヨークダウ 1万136ドル 63セント -122ドル36セント (1.19%)

NASDAQ総合指数  2257.04ポイント -20.64ポイント (0.91%)

S&P500     1089.41ポイント  -13.65ポイント (1.24%)

CME日経平均先物(ドル建て)  9650円 -150円

        (円建て)  9645円  -155円

米国10年もの国債金利  3.3010%  -0.0370%

WTI原油  73.97ドル -0.58ドル

GOLD   1212.20ドル +0.30ドル  


 米国株は反落、CME日経平均先物は、大証終値を155円下回り9645円で帰ってきています。円相場は、スペイン格下げや米国株下落の影響で、買われていますが、対ドルは消費の伸び悩みなど景況感の悪化から91円台前半と小幅な上げにとどまったものの、対ユーロは111円台半ばに上昇。週明けの環境次第では、再び先物売の影響が強まりそうです。週明けは重要な経済指標の発表が相次ぐため、米国の景況感が市場全般の注目を集めそうです。世界全体が、景気刺激策からの出口を模索する中、6月から子供手当てを支給するなど、景気対策が本格化する日本への注目度が高まっているといわれ、6月相場での海外投資家の動向次第では予想外の展開もあるかもしれません。ちょっとだけ、姿勢を高めて見ますか…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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