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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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世界同時株安の流れと国内景況感の悪化で急落…市場は偽りの夜明けに騙された政策を懸念
 おはようございます。
 欧州情勢は、ますます厳しさを増してきました。欧州中央銀行が1年前に実施した4420億ユーロの銀行向け融資の期限を明日1日に控え、返済に窮する銀行が出てくるのでは、との懸念が台頭。銀行間貸出金利が急騰しています。また、市場から50兆円近い資金が一気に吸い上げられることへの不安から、域内の債務問題国にも懸念が波及。スペインやポルトガルなどのCDS金利は、軒並み過去最高水準まで上昇。これを嫌気し欧州株は軒並み3%を超える下落をしています。

 一旦坂道を転がり落ち始めたら、次から次へと悪材料が飛び出してきます(好材料が無視される側面もあるが…)。昨日の米国株は、アジアや欧州株が急落したことを受け、続落してスタートしました。明日巨額の資金返済を控えたEU域内銀行への返済懸念が浮上し、銀行株が売られたほか、昨日流れた6月の中国PMI景気指数の低下予想に続き、この日は米国調査会社コンファレンスボード(CB)が、4月の中国景気先行指数の計算に誤りがあり、数字を1.7%増から0.3%増に修正。これを受け、中国の景気に対する慎重な見方が増えたことも売りを加速しています。さらに、悪材料は続き、この日発表されたCB社による消費者信頼感指数(6月)が、前月の62.7から52.7に急落。事前見通しの62.8も大幅に下回ったことから、米国自体の景気への警戒感も高まり、下落幅を拡大。テクニカル的な節値を下回ったことによりストップロスの売り物も巻き込んで急落。一時、ニューヨークダウは330ドル近く下落する局面もありました。結局、主力3指数とも大幅に続落して取引を終了しています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比6億7834万株増の16億359万株。騰落状況は値上がり259、値下がり2831とほぼ全面安商状。

 この日の米国株は、4月のS&Pケースシラー住宅価格指数が上昇したほか、電気自動車ベンチャーテスラモーターが株式を公開するなど、好材料はあったものの、欧州金融情勢の緊迫化、米国景況感の悪化という悪材料にはこうしきれず、下落幅を拡大してしまいました。一昨日まで、下値抵抗線として意識してきた、ニューヨークダウの52週移動平均線もこの日は簡単に下方突破されてしまっています。市場は、景況感の悪化を織り込む格好で下落を強めていますが、欧州ECBの資金吸い上げによる金融収縮懸念については、もともとタイムテーブルに載っていたもので、すでに織り込まれていたものとみるのが自然。やや、割り引いて見る必要がありそうです。ただ、昨日も書いたように、今回の世界同時株安が、G8、G20首脳会議による期限付き財政赤字半減合意からスタートしている点には注意が必要。悪材料の中には噂先行のものも多く、6月という「中間決算期末」を意識した動きも含まれている可能性があります。当面、7月入りしてからの相場状況、週末の52週線と株価の状況などをチェックして次の行動を判断するところかと思われます。

29日の米国市場
ニューヨークダウ 9870ドル30セント -268ドル22セント (2.65%)

NASDAQ総合指数  2135.18ポイント -85.47ポイント (3.85%)

S&P500   1041.24ポイント -33.33ポイント (3.10%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9375円 -175円

          (円建て)  9345円 -205円

米国10年もの国債金利 2.9527% -0.0700%

WTI原油 75.44ドル -2.31ドル

GOLD  1242.4ドル +3,8ドル 


 米国株は大幅続落、CME日経平均先物も、大証先物終値を大幅に下回り9400円を割り込んで帰ってきています。円相場は対ドルが88円50銭台、対ユーロが107円90銭台と、ほぼ前日並の水準で取引されていますが、今日は、世界同時株安の流れを受け、先物リードで下値を探る厳しい展開が予想されます。とりあえず2番底完成観測が出ていましたが、この安値を維持できるかどうか。簡単に切るようだと先物へのヘッジ売りも増加、下落幅が拡大する懸念がでてきます。以前から書いているように、板がウスうなってきている局面での裁定解消売りは影響が大きく、下値の目処が立てにくいところがあります。日本株が独自に下げ止まるには、政府や金融当局者からの何らかのアクションが必要ですが、かれらには、まったく市場を意識した考えはなく、当面、海外市場の立ち直り次第になりそうです。中国株、GLOBEX米国株先物の動きがカギ…。はたして、レポートで予測したように今週が山になるかどうか…?今日の相場でしがみついていた人たちもふるい落とされるか。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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