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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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窓空きだらけの寄り付きだけの相場…ドスンと落ちたら後は横ばい。現物株の売買ができなくなっているのでは?
 30日水曜日の日経平均株価は、188円03銭安の9382円64銭、TOPIXは10.77ポイント安の841.42と、ともに続落して終わりました。相場環境の悪化を嫌気した持ち株の処分などから、出来高は18億6298万株、売買代金は1兆3363億円とともに前日比で増加して終わっています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは98、RSIは45、25日線かい離は-4%でした。サイコロとかい離率が買いゾーンに近づいてきましたが、騰落レシオやRSIなどモメンタム系指数の遅れが目立っいます。今日の終値での25日線は、9778円となり、再び下落ピッチを早めてきました。今日で6月相場は終わりましたが,月足は陰線。日経平均月足サイコロは4勝8敗になりました。長期ほど調整が進んでいるという変な状態になっています。

 さて、最悪の環境を引きずって始まった今日の日本株ですが、相変わらず寄り付きで勝負がついてしまうという相場が続いています。今日も、ドスンと落ちて始まったあとは小動きに推移。日経平均の終日値幅は73円という狭いレンジの動きになっていました。この狭いレンジのなかで、先物売買が飛び交っているのですが、日々ベースでは利益を上げることができないんでは無いのでしょうか。また、市場への参加者が少なくなっていますから、大口投資家の玉もまともに捌けず、結局、玉が処分できるまで、先物で売りつないでおくしかなく、これも先物への売り圧力になって市場を圧迫しています。億単位の株数でも消化できた流動性に富んだ市場はどこへいったんでしょう。どうやら、取引所がデリバティブを充実すればするほど、市場の流動性がなくなるという減少を生んでいるようです。もともと、取引所の存在目的は色んな投資家の異なる考え方を反映して、大衆の総意にも基づいた株価を形成する場だと思いましたが、一部の、先物業者などが腕力で指数銘柄を売買し株価操作まがいのやり方でついた価格が果たして正当な値段ということができるのでしょうか。最近、非常に疑問に感じ始めました。

 先日も書きましたが、このところ先物の売りポジション(今日も3000枚以上を売り増し)を積み上げている外資系証券が、日経平均寄与率の高い採用銘柄3銘柄を格下げしても、誰も疑問を呈しない…。こんな腕力のあるものがやりたい放題をやって形成されている価格を素直に信用していいものでしょうか。少ない資金の投資家は、投信を買え…といわれますが、これも自分のふところを重視。大量設定するためにテーマ人気が沸騰しているときに大規模のファンドを販売。結局、個人投資家は天井をつかまされてしまうことになる。銀行も、毎年手数料が入る投信に預金から乗り換えさせるケースも多いようですが、なけなしの老後預金を取り崩し、泣いている人も多いのではないでしょうか。個人投資家の立場に立ったら、今みたいな閑散状態に設定すれば、利益が上がる可能性が高いのに、こんなときに設定しても売れるわけは無いだろう、手間ばかりかかって儲からないということで、積極的にはやらない。どこの業界でも、消費者の意向や消費者のために…を合言葉に業務の改革に取り組んでいるのに、いまだに自分の利益を基準に物事を考える証券業界。寂れていくのも当然のような気がします。お客さんを泣かせる業界が発展した、という話を聞いたことがありません。まあ、指数銘柄はできるだけ避けて銘柄選定するようにしましょう。

 まあ、グチばかり書いても仕方がありませんが、今日の朝も書いたように、今の波乱がヘッジファンドや年金ファンドなど6月末に中間決算を控えた連中のご都合で起きているものか、または、本当に世景気の後退を織り込み始めたのかの見極めをしなければなりません。市場に流れている悪材料をみると、ECBの資金吸い上げによるEU域内銀行の金融危機、中国のPMI指数が事前予想を下回る…という話は、タイムテーブルに乗っているものを悪材料に仕立て直した可能性があります。一方、コンファレンスボードの計算間違いによる中国先行指標の下方修正は偶発的なもの、また、消費者信頼感指数の急落は米国景気の減速を暗示しており、注意を要する…ということになるのでしょうか。どうも為替については、ためにする話でリードされている感じがします。7月に入ると変化する可能性がありますが、米国の景気指標の場合は、相場のファンダメンタルに絡むものだけに、今後発表される指標によるフォローが必要…。やはり、中期的にみると、今後の相場の鍵を握るのは景気になりそうです。

 世界各国は、財政再建に取り組むことで合意しましたが、今後、安易な発想で作られたプロジェクトは見直しの対象になる可能性が出てきます。温暖化だって世界の景気が冷え込めば排出ガスは減少しますので、環境問題だって忘れられてくるのではないでしょうか。早速、イギリスでは政権が変わり、高速鉄道計画の見直しが俎上に上がっています。企業の利益につながらない環境対策だって真剣味が違ってきます。人気化したテーマは、裏切られる可能性がありますので注意した方がよさそうです。でも、はっきりしていることは、成長が減速しても企業は利益を出さなければなりませんから。コストカットにつながるものはテーマとしても生き残っていきそうです。米国でも、コストカットの目的からアウトソーシング(業務の外部委託)が進んでいますが、この分野はまだまだ成長が期待できます。特に、この分野でIT化が進み始めていることが、米国の産業に新たな分野を生み始めています。後ろ向きにはなりますが、この分野が「成長」株を生んでくることになりそうです。

 当面の株価については、海外情勢次第という面は変わりません。中小型株中心の流れには変化はありませんが、」これも指数が安定していればこその話。今日、ザラ場では6月初旬の安値9378円を切りましたので、2番底論議は消え、新たに、今回の安値を中心に底いれパターンを模索することになります。当面、昨年11月安値9081円が次のターゲットになりますが、ここまで行けば日経平均のPERは15倍台まで低下してきます。益回りは6.4%台になりますから、債券と比較した割安感も台頭。株と債券の間の裁定がはたらき株式への資金流入も考えられます。個人的には、格下げが相次いだことによる、組み入れ資産の見直しが影響しての波乱で、7月に入れば落ち着いてくるものと思われますが、財政再建とこれまでの環境保全やインフラ整備が果たして両立してくるものかどうか…。また、景況感の悪化に耐え切れず財政再建を緩和することは無いのか…。今晩の海外が最後の波乱場面です。もう勝負はついていると思うのですが?
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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