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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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景況感の悪化とハイテク株人気が綱引きし、ニューヨークダウは7日続伸
 おはようございます。

 昨日の米国株は、前日引け後に発表された半導体大手インテルの過去最高決算を好感したものの、6月の小売売上高が予想以上に減少したことや、この日公開された6月のFOMC(公開市場委員会)議事録で、景気判断が引き下げられ、追加景気対策に言及したことを嫌気。7立会日ぶりに反落してスタートしました。その後、インテルの好決算を受けたハイテク株買いと、今晩から発表される決算への懸念から銀行株を売るなど、強気と弱気が交錯。前日引け値をはさんで上下動を繰り返していたものの、為替市場でドルが軟化するとハイテク株が勢いを取り戻し、結局、ニューヨークダウとNASDAQ総合指数は7立会日続伸して終わりました。ただ、金融株の影響が大きいS&P500は7日ぶりに小反落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比6806万株減の10億6345万株。騰落状況は値上がり1331、値下がり1629でした。

 この日は、6月の小売売上高の予想を上回る減少を受け、ウォールマートやターゲットなど小売関連株が下落。大手銀行が住宅メーカーの投資判断を引き下げたことから、住宅関連株が下落するなど、内需関連株が総じて冴えない展開でした。一方、インテルの好決算を受け、デルやヒューレッドパッカードなどパソコン関連が買われたほか、インテルが異例の期中の設備投資増額を発表したことを受け、半導体製造装置が買われるなど、テクノロジー・ハード機器、自動車部品などが総じて堅調に推移しました。

 この日は、インテルの過去最高決算を受け、当面の上値抵抗線になっている200日株価移動平均線(1万370ドル付近に位置)の奪回が期待されましたが、冴えない経済統計とFRBの弱気の経済見通しが足を引っ張り、結局、同線を回復できず頭を押さえられる格好で終わっています。25日線が下方から結構な勢いで上昇してきていますので、崩れる心配はありませんが、200日線突破に手間取ると、一旦は、下値を固める動きが出るかもしれません。昨日も書きましたように、今回の下落相場の終焉のためには6月21日のザラ場高値(1万627ドル、引け値1万442ドル)を上抜くことが条件になります。小売り統計やFRBの景況感の下方修正はいずれもユーロ危機による株価低迷時の逆資産効果が出ている時のもの…。株価の回復やドル相場の軟化で状況は変化しており、案外早い時期に200日線を回復してきそうです。今後発表されてくるネットビジネス関連企業の決算が注目されます。

14日の米国市場
ニューヨークダウ 1万0366ドル72セント +3ドル70セント(0.04%)

NASDAQ総合指数  2249.84ポイント +7.31ポイント (0.35%)

S&P500 1095.17ポイント -0.17ポイント (0.02%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9790ドル 変わらず

          (円建て)  9780円 -10円

米国10年もの国債金利  3.0500% -0.0540%

WTI原油  77.04ドル -0.35ドル

GOLD  1207.0ドル  -6.50ドル


米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は大証終値とほぼ変わらずで帰ってきています。国内での円相場は、対ドルが88円20銭台、対ユーロが112円40銭台の取引となっておりやや円高気味に推移しています。米国で、10年もの国債金利が大幅に低下していることが、円買いにつながっているようですが、今日は、債券先物買い・株先物売などの裁定取引が活発化。指数的に下方圧力が強まることも予想されます。米国で市場のハイテク株、自動車部品株物色の流れを受け継ぐものと思われますが、基本は為替相場次第…。日本株に弱気してきた先物筋には昨日踏まされたところも多く、彼らの売り攻勢が強まる可能性も…。今日も、為替、GLOBEX、中国上海市場など外部環境眺めの展開ですが、物色の方向感を失えば、再び、超低位株物色の流れが強まるのかも…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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