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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国市場がこけたら日本もこけた…日本市場から主体性が消えたのは何故?
 15日木曜日の日経平均株価は、109円71銭安の9685円53銭、TOPIXは14.13ポイント安の856.60と、ともに反落して終わりました。相場の方向感がつかみきれず、出来高は15億4695万株、売買代金は1兆668億円と前日比で大幅に減少しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは94、RSIは48、25日線かい離は0.02%でした。今日の終値での25日線は9683円。前日より6円の増加となり、上昇トレンドを維持しています。今日は外部環境に悪化と昨日まとまって先物の踏み商いをした欧州系外資の巻き返しにやられた…というところでしょうか。

★好悪材料が交錯し、下値膠着相場に
 今日は、日銀金融政策決定会合で、成長率見通しが上方修正されたものの、米国景気指標の悪化とFRBの景況感の下方修正という好悪材料が打ち消しあうなか、追加景気対策の審議が難航。FRBが一段の金融緩和に追い込まれる…との思惑が増幅。ドルが下落し円高が進行するなか、昨日買われたハイテク株が売られ、下落幅を拡大しました。ただ、先物先行で売られて始まったことから、寄付きから下落してスタートし、日経平均の終日値幅は49円にとどまっています。まあ、上がるも下がるも、先物などデリバティブの動向次第の無機質な相場になっています。今日の朝も書きましたように、米国の金利が低下すれば自動的に日本の債券先物を買い、一方で株の先物を売るというシステム売買がコンピューターを通して行われます。また、システム売買をするとことが似たり寄ったりのプログラムで売買しますから、寄り付きに売買が集中。上がるか下がるかして寄り付いた後は、ほとんど凪ぎのような相場が続く…ということになります。

★日本経済の上方修正も好感されないファンダメンタルなど無視された鞘取り市場に堕してしまった
 いまや、ファンダメンタルなど無視したコンピューターを使った鞘取り商いだけが東京株式市場を飛び交っています。そのなかでは、経済見通しも需給関係も関係なし。ひたすらよそよりも0.000何秒かでも早く注文を通すことに血道を上げています。これが、証券取引所が目指す国際化であり近代化というものでしょうか。ファンダメンタルはまったく反映せず、企業が本来の上場目的である資本調達を実施しようとすると寄ってたかって売り叩かれ、希望の資本額の調達もままならず、会社の将来設計にも支障をきたすというのが今の市場の実態です。私たちが、証券会社に入ったときは、取引所は企業の資本調達を行うという崇高な目的があったはずですが、最近の社員教育のテキストには、企業が株式市場で資本調達をおこなうことは背信的な行為という風に教えているのでしょうか。まともに成長資金も調達できないような市場はそのうち、衰退して行くしかないと思います。

★市場から人間臭が消えた
 まともな個人投資家がどんどん市場を去って、残っているのはデイトレーダーばかり。そのデイトレーダーさえ、コンピューターを駆使したアルゴリズム取引に駆逐されようとしています。まあ、多くの投資家のさまざまな見方があってこその株価なのですが、株価形成が多様性を失った時に何が起きるか…。最近の米国の事例を見るまでもなく、答えは分かっているはずです。最近、株取引がまったく面白くなくなった…。海外や他の商品の方に切り替えたいという意見を多く聞くようになってきましたが、金融当局や取引所は、国民が資産形成の手段としての株式市場を敬遠していることをどう考えているのでしょか。弱小な個人投資家なんか、馬鹿高い手数料を支払った上、買ったら損をするのが必至の投信でも買っておけば良いとでも考えているんでしょう。株式市場の支配権を先物筋が握って以来、の異本経済の低迷が続いていることとの因果関係を為政者は考えたことがあるんでしょうか。そろそろ、「日本のために…」という本来の目的に沿った制度改革が必要になってきたと思うんですが…。

★円高を」手がかりに先物筋の売り崩
 まあ、これ以上書くとくどくなりますので、やめときますが、相場の方は、今日の朝も予想しましたように、米国の景気刺激策として金融への緩和圧力がかかることから、円高方向に動きやすくなる…として、先物筋の売り攻勢が強まる可能性がある、としました。案の定、円高が進行すると、昨日4000枚以上の売り玉の踏みを余儀なくされた欧州系の証券会社が3500枚を終える売りを行い、売り崩しにきました。中国の経済統計が予想を下回ったものの、堅調な数字だったことや、消費者物価指数がデッドラインの3%を下回る2.9%に低下。利上げ懸念が遠のいたこと、GLOBEX米国株先物が堅調だったことから、一段と売り崩すことはできなかったものの、国内投資家にとっては、日銀が成長率見通しを引き上げた、という好材料は無視され、ただ、腕力だけに頼った売り崩しがまたあった…ということは、益々、今の相場への失望感を強める結果になっています。

 まあ、今日の中国の経済統計の結果で、利上げが遠のいた以上、中国株の出直りが期待できますので、少し、中国株のほうへのシフトも真剣に考えてみたいと思います。日本株は、いっそのこと指数デリバティブと裁定取引の対象になっている指数採用銘柄だけの売買にして、後は、取り引いを廃止したら…。そして、投資家が一斉に海外に走ったら、円も安くなるし、経済も上向くし、なにより個人投資家が儲けるチャンスが出てくるという万々歳の結果になるような気がしますが…(もちろん、冗談ですよ)。とにかく、政治は機能しない。日銀本気でデフレに取り組む気はない。官僚はサボタージュを」決め込み、やる気はない。国民は馬鹿にされ続けても筵旗を揚げる気はない。皆が無い無いづくしの国では株価も動きようがない…。米国が止まれば、即、方向感を見失うという頼りない市場に落ち込んでしまいました。

★2ヶ月ぶりのドル安は株価にとってプラス
 まあ、昨日も書いたように、25日線を上回ってきましたので、基本的な上昇相場に戻ったことは確か…。ただ、国内要因から方向感がつかめないのは、国が機能していないから仕方がなく、」当面は米国頼み。その米国は、景況感が悪化していますが、以前から書いているように、今の悪化は、4~&月のユーロ危機で米国経済がダメージを受けたときのもの。今日の為替取引で、ユーロ・ドルは1ユーロ1.28ドル台と2ヶ月ぶりの高値をつけており、市場はドル安を好感し、再び、上げ歩調を強めてきます。以前から、米国のICTバブルとかかわりに無い企業はダメ…としてきましたが、今後益々この傾向が強まってくるはずです。インテル決算の刺激材料は景況感の悪化で打ち消され、関心は、欧州のストレステストや米国銀行の決算発表に移っています。ただ、これから座敷牢に閉じ込められる金融株に成長株としての魅力はなし。やはり、関心はIBMやGEなど主力企業に移っていくものと思われます。朝も書きましたが、まずニューヨークダウが200日線を回復すること…。それが日本株がで直る条件でもあります。中国株も要注意。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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