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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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企業決算に揺さぶられ、ついに投資家が切れた?…現実悪を売るか、環境好転を買うか、の選択
 おはようございます。昨晩は書き込みができずに失礼しました。

 さて、欧州情勢は来週23日に発表されるストレステストの結果待ちということで、平穏な動きが続いています。IMFやECBから、テストの結果に関する強気の発言が続いていることや、懸念されていたギリシャ、ポルトガル、スペインの国債入札が無事終了したことも市場の安心感を誘っています。このところ、ユーロの上昇が目立っていますが、金融危機時に金との間で組んだ「ユーロ売り・金買い」のポジションを解消するなどユーロ売りの残務整理みたいなことが続いているようです。投機筋の関心は、「ドル売り・円買い」へと移っており、また他の商品との間で新たな裁定ポジションが組まれてくることになるんでしょう。どうやら次のターゲットは円に絞られてきたようです。

 昨日の米国株は、最近の弱い経済指標を受け警戒感が強まっていたところに、この日発表されたミシガン大消費者信頼感指数(7月)が前月水準、事前予想を大幅に下回る11ヶ月ぶりの水準に落ち込んだことを嫌気。寄り付きから売り先行のスタートになりました。また、前日発表のグーグル決算が市場予想に届かなかったことや、この日発表のGEや銀行の決算への失望感も加わり売り物が増加。ほぼ終日下落を続け、結局、主力3指数とも大幅に下落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比3億7875万株増の14億9045万株。騰落状況は、値上がり612、値下がり2417でした。

 今週の米国市場は、FRBが景気見通しを下方修正して以来、これを裏付けるように市場見通しや前回水準を下回る景気指標が次々と発表され、市場の景況感が急速に悪化。債券市場で10年もの国債金利が3%を割り込み、2年債金利が過去最低水準におちこむなど金融市場に波乱の芽が出ていました。しかし、企業決算への期待感は強く、インテルが過去最高決算を計上、アルコアも黒字決算に浮上するなどしたことから、株式市場は高値圏で堅調に推移していました。しかし、最近発表される企業決算がいずれも期待を裏切るものになったことから、投資家の気迷い感が増幅。昨日は期待を裏切る銀行やGEなど主力企業の決算に、ついに投資家の懸念がピークに達し、見切売りに動き、米国株は急落して終わりました。この日は、オプションなどのSQ日にあたっており、これが下落幅を拡大したところもありそうです。

 今回の4~6月期決算は、ユーロ危機と重なりドルが強含み米国の輸出に懸念が強まった時期でもあります。欧州は米国の高付加価値品などの主要な輸出仕向け先でもあり、輸出企業の業績が注目されましたが、どうやら、ドル高の影響が色濃く出ていたようです。これで、4~6月期の製造業の指標が月を追うごとに低下していった説明がつくように思われます。また、7月にかけての新規受注などが悪化しているのも、ドル高の影響が残り、欧州からの発注が減少しているのでしょう。ドル安の時に積み上げた輸出受注を、ドル高の時期に消化して来たものの、輸出競争力を喪失するとともに、新規受注が減少。生産や出荷に影響がでてきた…というのが最近の状況ではなかったのでしょうか。

 しかし、オバマ大統領が、米国の輸出を倍増させ、雇用拡大につなげる…と再度発言。その後、ドルは急速に下落。昨日は5月初旬以来2ヶ月半ぶりに1ユーロ1.3ドル台に下落してきました。対円では86円台に下落しています。ユーロ危機により欧州の景況感は明るさを増していますが、その市場をマーケットにする米国のドルが下落してきた…この変化をどうみるか、ということです。企業決算や景気指標は過去の数字です。企業決算を嫌気して下落することは「現実悪」を織り込んでいることになりますが、その企業の経営環境がドル安で好転しつつあるとしたら…。まあ、よく考えてみることでしょう。それと、米国経済を支えてるものは輸出だけではないことはこのコーナーでも書いてきました。来週あたりから、その関連株の決算が発表されてきます。終わってみたら、「ああ、やっぱり決算内容は良かった…」ということになるんじゃないでしょうか?

 でも、昨日ニューヨークダウの3本新値は陰転。テクニカル的には弱気相場入りしています。

16日の米国市場
ニューヨークダウ 1万0097ドル90セント   -261ドル41セント(2.52%)

NASDAQ総合指数  2179.05ポイント -70.03ポイント (3.11%)

S&P500  1064.88ポイント  -31.60ポイント (2.88%)

CME日経平均先物 (ドル建て)9265円 -135円

          (円建て) 9240円 -160円

米国10年もの国債金利 2.9390%  -0.03900%

WTI原油  76.01ドル -0.61ドル

GOLD  1188.20ドル  -20.10ドル ←ユーロ売利との裁定解消?


※日本株については明日の朝でも書きます。いまから寝なおします。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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