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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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失業保険給付期間延長法案成立などを機に、好業績の再評価で急伸
 おはようございます。昨日は、他の原稿の締め切りの都合で書き込みができず失礼しました。

 昨日の欧州情勢は、ストレステストの結果発表を今日に控え、悪材料出尽くしを先取りする買いが増加。主要株式市場は大幅に続伸して終わりました。EU域内主要91行の結果発表時間に関しては、情報が交錯し、日本株の立会時間中に間に合うかは微妙な情勢。スペインなど債務問題国のマスコミは、同国の銀行は問題なし…などと、強気の見通しを示しています。ただ、米国の例に学ぶまでも無く、問題行があったとしても資本注入で対処できるわけで、あまり過大視することはないのではないでしょうか。EU株式市場は、材料で尽くし感に加え、米国株が急伸したことを受けリスク許容度が増加。資源価格が上昇したことも指数の押し上げに寄与しています。

 米国株は、バーナンキFRB議長の議会証言での景気の先行き懸念を引きずり投資家の慎重な姿勢が続いているものの、欧州株が急伸した流れや早朝発表されたキャタピラーやスリーエムなど主要企業の決算が市場予想を上回る好調なものだったことを受けて、買いが先行。急反発してスタートしました。新規失業保険申請件数が市場予想を上回るなど冴えない経済指標の発表がありましたが、中古住宅販売(6月)の減少率が市場予想を下回ったほか、コンファレンスボードの景気先行指数(同)がマイナスに転じたものの、市場が予想する減少率を下回ったことを好感。また、懸案だった失業保険給付期間の延長法案が上院に続き、下院でも採択されたことも市場の安心感を誘いました。この日は好業績銘柄を中心に買われ、上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも大幅に反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2407万株減の11億7612万株。騰落状況は、値上がり2673、値下がり396とほぼ全面高商状。

 この日は、スリーエムやキャタピラーなど主要輸出企業が決算を発表しましたが、ユーロ危機の影響をさほど受けていなかったことが確認され市場の安心感を誘ったようです。また、国際宅配大手UPSの業績が90%増益と市場予想を大幅に上回っただけでなく、通期見通しも増額修正したことで、景気の体温である物流が増加していることに、投資家は景気の底堅さを確認した、という側面もあるようです。

 ニューヨークダウは、これまで書いてきましたように、先週末の長大陰線抜けと上値抵抗線に転じている200日線乗せがポイントになる、としましたが、昨日の高値1万363ドルはこの長大陰線の寄り付きと、200日線に接近したところから小幅に反落しており、市場がまだテクニカルな上値抵抗を意識していることが分かります。ただ、昨日200ドルの陽線が立ったことで、下値不安はかなり払拭され、当面は、先週末の長大陰線という弱気ゾーンのなかにできた、強気の陽線内での動きになるのかもしれません。FRBは、一段の景気悪化に備え金融緩和策は温存すると見られ、目先的に政策面からのサプライズは出にくいのかもしれません。昨日の、UPSの予想外の決算のように景況感の改善につながる企業決算からのサプライズを期待したいところです。

22日の米国市場
ニューヨークダウ 1万322ドル30セント  +201ドル77セント (1.99%)

NASDAQ総合指数  2245.89ポイント  58.56ポイント (2.68%)

S&P500  1093.67ポイント  +24.08ポイント (2.25%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9350円 +150円

          (円建て)  9345円 +145円

米国10年もの国債金利 2.9320%  +0.040%

WTI原油  79.30ドル +3.74ドル

GOLD 1195.6ドル +3.8ドル
 

 米国株は急反発。CME日経平均先物も大証先物終値を145円上回り9345円で帰ってきています。ストレステスト結果の発表を控え、ユーロが買い戻されたほか、米国株の急伸でリスク回避指向が減退。円・ドルが売られています。円相場は日本に帰ってきて、対ドルが87円をはさんだ水準、対ユーロが112円20銭台の取引となっており、今日の相場環境には久しぶりに順の風が吹きそうです。先物の買戻しや裁定買いなどが増加し、指数的には反発が予想されるものの、ストレステスト発表後の市場の反応が読みにくいことや週末控えであることから、指数売買以外は低調に推移しそうです。ただ、早すぎる出口への着手から景気の冷え込みが予想される欧州、景況感の悪化から政策対応待ちの米国にくらべ、中国を中心した新興国の成長が顕著になってきますので、日本でも新興国関連が見直しされることになるかもしれません。中国が打ち出した新エネルギーへの65兆円投資計画などの関連株が再評価されてきそうです。それにしても、糸の切れたタコみたいになっている今の政治はナントカならないのでしょうか。中味のないパフォーマンスばかりでは、日本はどんどんおいていかれます。取引所は、海外投資家の利便性ばかり考えて立会時間の延長を考えているようですが、その前に、国内投資家の育成に本気で取り組むべきではないですか。グローバル化などと頑張ってみたって魅力の無い市場に集まってくる連中はろくな者ではないのは、これまでで分かっているはずですが…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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