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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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ストレステストは肩透かしの結果だが、GEの増配と自社株買い再開は「ビッグサプライズ」になるかも?
 おはようございます。
 
 市場が固唾を呑んで見守っていた、EU91行のストレステストの結果は、7行が不合格になりました。詳細はスペイン5行(カイシャ・デ・サラサ貯蓄銀行グループ、カハマール、エスピーガ貯蓄銀行グループ、ディアダ貯蓄銀行グループ、バンカシビカ)、ギリシャ1行(ギリシャ農業銀行)、ドイツ(ヒポレアル)でした。合計の資本不足額は35億ユーロ程度で、市場が予想した金額を大幅に下回っています。査定基準が甘かったのでは…という疑問もあるようですが、中味は別にして、EUの銀行が「禊(みそぎ)」を終えたことは事実。金融市場の懸念材料がまたひとつ消えました。ただ、相変わらす、格付け会社の市場無視の動きは続き、この日も、S&P(スタンダードアンドプアーズ)がハンガリーの格付けを安定的から「ネガティブ」に引き下げています。2000億ドルの緊急融資をめぐってIMFとの交渉が中断していますが、引き下げ理由は景気を気にした別の事由。
 また、この日は、ドイツの7月IFO業況指数が発表されていますが、市場予想を上回る106.2に上昇。3年ぶりのい水準になっていますが、上昇幅は東西ドイツ統一後最大の伸びといいます。ユーロ危機による通貨安効果が、輸出主導国の経済にどれだけ大きなインパクトを与えたか…の証明になるような数字でした。

 昨日の米国株は、前日急伸した後だけに利食い先行で小安くスタートしました。寄り付き前に発表されたフォードなど主力企業の決算が好調だったことから、下押すこともなく前日引け値付近で推移。EUのストレステスト結果待ちのムードが強かったのですが、結果が拍子抜けするようなものだったところに、GEが四半期配当の20%積み増しとリーマンショックがあった一昨年秋以来中断していた自社株買いを復活する…と公表。これを好感した買いが同社株に集まったほか、他の主力株にも絵買いが波及。週末控えで引けにかけ伸び悩んだものの、主力3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比2658万株減の11億4956万株。

 この日は、寄り付き前にフォードが売り上げ利益とも市場予想を大幅に上回る好決算を発表。ストレステスト結果待ちの市場の売り急ぐ動きを押さえ込みました。しかし、米国を代表するGEが増配と自社株買いの再開を発表したあとは、景気敏感株中心に買う動きが増加。素材大手アルコアや受注好調のボーイング、消費財のジョンソンアンドジョンソン、ウォルトディズニーなど主力株が買われ指数を押し上げています。一方、ファイザーやメルクなどディフェンシブ系企業が売られたほか、政府持ち株の追加売却が発表されたシティが下落しています。

 
 昨日も書きましたが、昨日のニューヨークダウは当面の因縁場だった先週末の長大陰線から抜け出し、200日線の上に出てきました。また、陰転していた三本新値も陽転し、強気相場に転換しています。底入れパターンについても通常とは異なる形が出てきましたが、詳しくはレポートに譲りたいと思います。ただ、長らく金融部門の不振に苦しんできたGEが増配と自社株買いを再開したことは、巨額の内部留保を抱える米国企業に株主還元の再開への重要な一石を投じたと見られ、今後市場のムードを一変させる可能性も出てくるサプライズになる(評価しすぎ?)かもしれません。ユーロ・ドル相場も再び1.29ドル台に下落してきました。

23日の米国市場
ニューヨークダウ 1万424ドル62セント +102ドル32セント(0.99%)

NASDAQ総合指数  2269.47ポイント +23.58ポイント (1.05%)

S&P500  1102.66ポイント +8.99ポイント(0.82%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9520円 +80円

          (円建て)  9505円 +65円

米国10年もの国債金利 2.9940% +0.0620%

WTI原油 78.98ドル -0.32ドル

GOLD 1187.70ドル  -7.80ドル


 米国株は続伸、CME日経平均先物も9500円大台を回復してきました。円相場もニューヨーク外為取引では、対ドルが87円44銭、対ユーロが112円80銭台に軟化。当面の懸念材料が払拭されるとともに、米国株の上昇でリスク回避姿勢が後退。円もそれなりに軟化してきました。週明けの相場では、決算発表が本格化してきますが、米国企業の決算発表でガイダンスを引き上げる企業が増えていることなどを考えると、ハイテク・自動車部品に加え、工作機械など設備投資関連株の再評価が始まるかもしれません。鍵は週明けの為替水準が握っています。週末の相場では、円買い・株先物売りで日本株を弱気してきた欧州筋が買戻しを入れており、週明けの為替水準によっては先物買戻し、裁定買いで指数が大きく伸びる可能性も出てきます。まあ、週明けの為替を注目してみましょう。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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