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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国株、3日続伸し6月高値抜け(引け値ベース)で底打ち確認…リスク指向が復活
 おはようございます。
 
 欧州のストレステストの結果については賛否両論があるようですが、市場は素直に結果を受け入れ、売られすぎのユーロの買い戻しに動いています。また、ドイツのIFO業況指数が東西ドイツ統合後最大の伸びをしめしたほか、個別企業も輸出企業を中心に業績を増額修正するなど、ユーロの下落がEUの輸出を刺激。景況感の改善につながったことを評価し、ファンダメンタル面からユーロを見直す動きも始まっています。昨日のニューヨーク外為市場では、ユーロは再び対ドルで1.303ドルの高値をつけ、1.2990ドルで終了しました。また、対円でもストレステスト結果をめぐって一時112円20銭台まで売り込まれる場面があったものの、米国株高を受け、再び買いなおされ、113円30銭台で終了するなどあらっぽい動きになっていました。

 昨日の米国株は、二日続伸した後を受け慎重姿勢が目立つものの、この日発表された新築住宅販売件数(6月)が市場予想を上回る前月比23.5%の増加(5月の数字が大幅に下方修正されたことによる反動?水準自体は過去2番目の低水準)になったことや、輸送大手フェデックスが業績見通しを上方修正したことを好感。特に、景気の体温計とも言われる荷動きの状況を反映するフェデックスの業績が増額修正されたことは、市場が予想するほど景気が冷え込んでいない兆し…との判断から買い物が増加。6月高値の関門を突破したことで引けにかけ、一段と買い物が増加。結局、主力3指数とも3日続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は1億3157万株減の10億1799万株。騰落状況は、値上がり2442、値下がり579でした。

 この日は、新築住宅販売件数が予想外に増加したことを好感。DRホートンやトールブラザーズなど住宅関連が買われたほか不動産、銀行も物色されました。また、フェデックスの業績見通しの増額修正を好感し、運輸関連株も買われるなど、食品や生活必需品などディフェンシブ系を除く、景気敏感株を中心に買われています。

 昨日のニューヨークダウは、6月18日の引け値ベース節値1万450ドルを上回り、上昇に弾みがついてきました。引け値ベースではとりあえず4月から続いた下落相場に歯止めがかかったことになりますが、ザラ場ベースの節値は6月21日の1万627ドル。これを上回ると、文字通り底打ちを確認することになります。当面の焦点は、この高値の更新がなるかどうかですが、ユーロが安定を取り戻したことや米株高で再びドルが売られリスク指向が復活しようとしていることは注目点。リスク回避商品の代表だった米国債金利は、2点底を確認。昨日も再び35台に乗せるなど、保有リスクが高まってきました。ここから資金は非鉄や新興国、高金利通貨などリスク商品に回帰する可能性も出てきます。これに、直近レポートで指摘した変化が増幅されれば、米国株の一段高が期待できるかもしれません。一足早いサマーラリーなんてことも…。

26日の米国市場
ニューヨークダウ 1万0525ドル43セント +100ドル81セント(0.97%)

NASDAQ総合指数  2296.43ポイント +26.96ポイント (1.19%)

S&P500  1115.01ポイント +12.35ポイント (1.12%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9555円  +65円

          (円建て)  9535円  +45円

米国10年もの国債金利 2.99%  変わらず 一時3.03%

WTI原油  78.98ドル 変わらず

GOLD  1183.1ドル  -5.9ドル 


 米国株は3日続伸、CME日経平均も一時9425円まで売られたものの、引けでは9535円と、大証先物終値を上回って帰ってきました。円相場は、国内に帰り対ドルが87円を挟んだ動き、対ユーロは113円をはさんだ動きで、海外市場に比べ円高に振れやすい水準で推移しています。相場環境としては、海外株高と円相場の安定が支えとなり堅調な動きが予想されますが、企業決算の発表を控え、個人投資家の動きが鈍る中、頭の重い展開になるか…。日本株を弱気する欧州CTA筋は円買い・株先物売りのポジションを崩しておらず、円買い仕掛けに動く可能性もあります。ただ、ユーロの安定、米株高でリスク志向が強まっており、安全通貨としての円も売られやすい展開で、投機筋にとっては逆風。買い戻せば日経平均も上昇に転するかも…。いずれにしても、指数は無視。輸出ハイテク株、設備投資関連株、海運、資源などが注目段階に。新興国株式も要注目。指数にこだわっては相場の姿が見えなくなりますよ。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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