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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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欧州市場のスタートとともに売り叩きが始まる…もったいぶる日銀に抵抗
 週明け4日の日経平均株価は23円17銭安の9381円06銭、TOPIXは7.23ポイント安の822.74と、ともに反落して終わりました。出来高概算は20億3104万株。と売買代金は1兆2353億円と、3日連続の20億株超えとなっています。また日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは108、RSIは56、25日線かい離はプラス0.8%。まだまだ…という感じですね。今日の終値での日経平均の25日線は9307円と上昇基調は維持したままです。

★欧州が開いたとたんに売り叩きが始まる
 さて、今日から明日まで、日銀政策決定会合が開催されています。今回は日銀も性根を入れて緩和策に取り組んでくれるだろうとの淡い期待を抱いて、朝から先物買いが先行。一時、日経平均は100円近く上げ、9500円台を回復する動きもありました。円相場が、緩和期待から83円台後半まで下落したことを好感したようです。ただ、これはあくまでも指数だけのこと。今日の引け値でtOPIXの下落率が日経平均を大きく上回っているように、銀行株や証券株、電力株など時価総額の大きな銘柄が軒並み売られ、伸安値に落ち込む銘柄が急増しています。金融緩和への期待感からなんとか後場まで持っていた日経平均でしたが、何時もどおり欧州市場が開くころになると、売り崩しの動きが始まり、日経平均も急速に値を消し、結局、反落して終わっています。

★全体はすでに大名行列が始まっている
 日銀の方から何のサインも出なかったことから、欧州筋のヘッジファンドあたりから、円買い・株先物売りの仕掛けが入ったことが、裁定解消売りも巻き込んで下落につながったようです。日経平均の下落幅はわずか23円安ですが、騰落状況を見ると、値上がり数293に対し、値下がり数は1262…。ほぼ全面安に近い状況になっています。さらに、今日の東証1部の新安値銘柄数は186。週末の121からまた増加しました。日経平均はしっかりしているように見えても、すでに全体では「大名行列(下に~、下に~」が始まっているようです。
 テクニカル面で見ると、上昇中の25日線にあと0.8%まで接近。かい離修正の末期に差し掛かり、今後の反応が注目されます。また、以前から指摘してきた13週移動平均線が上昇に転換。下値支持力を強めていますが、今日もなんとかこのラインを維持して終わっています。モメンタム系の指標は、まだ整理未了感を示していますが、上昇中の25日線、13週線という下値支持線への接近で、ここからでてくる材料次第では方向転換しやすくなっていることは注意が必要です。

★しばらくはヘッジファンドのやりたい放題か?
 それにしても、今日のみずほファイナンシャルグループの出来高は4億株台。新安値まで売り込まれていますが、BIS規制の自己資本比率を満足するために増資をやる可能性があるというのが、売りの材料のようですが、先週も東京電力や相鉄ホールディングスなど増資を発表した銘柄には売りが殺到し、急落する動きが強まっています。明らかに、異常な動きです。為替市場でも、IMM通貨先物市場でユーロの買い越しポジションがわずか一週間で
3万枚も増加するなど、このところ、多くの市場で投機的なポジションの増加が見られます。どうやら、ヘッジファンドが、11月の決算へ向け最後の仕掛けに動いているようです。今期のヘッジファンドの運用成績はトントンからややマイナスといいますが、このまま決算期末になると成績不振から解約を迫られるところも多くあるといい、解約に備えたキャッシュ作りや保身を目的にしたファンドマネージャーが通常よりもレバレッジをかけて仕掛けに動いているといいます。

 いつも、11月決算の45日前には市場は波乱しますが、日本の場合は円高というアキレス腱を抱えており、短期的な売り仕掛けで成果を上げるには絶好の市場。最近の個別銘柄の売り叩きの裏には、この種の資金がかなり入っていると見たほうがよさそうです。米国株も、頭打ち感を強めているだけに、もし下落に転じるようなことがあると、先物への本格的な売り仕掛けとなり、これが裁定解消売りを誘発。下落幅を拡大することにもなりかねません。今日、GLOBEX市場で米国株先物(ミニダウ)は、一時、75ドルも下落する局面がありましたが、為替市場では、ユーロが下落しており115円から113円に上昇。ドルも上昇していますから、ドル安を手がかりに買ってきた米国株の動きが気になるところです。とにかく、今の日本株は、指数に表れているよりも実態はかなり悪い(特に内需株中心に)という事は自覚しておいたほうがいいでしょう。

★弱くなればなるほど、変化の時期が近づく
 ただ、レポート直近号でも詳しく書いていますように、テクニカル面から見ても今月は今年後半から来年はじめにかけての重要な相場の分岐点になる可能性が強まっています。何がきっかけになるかは分かりませんが(日銀がやけくそでゼロ金利に復帰するか、国債の買い入れを急増させるかなど…)、ここでの取りこぼしがないようにしたいものです。まあ、ヘッジファンドの連中がぐうの音もでないほど、いじめてくれるでしょう。その尻馬に乗って、国内から空売りする連中が増えてきたら底打ちは近い…。

 ただ、指数や全般に関係なく、限られた成長性の高い銘柄には、資金が集中し上げが続く(旭ダイヤモンドなどのように…)。日銀さんも、過去の日銀の教条(先例)主義を捨てて、本当に国民のためになる政策をしてほしいものです。政治家が当てにならないだけに、気の毒なような気もしますが…。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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