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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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予想を上回る政策を打ち出したが、「検討」ばかり。決定はゼロ金利への回帰だけ
5日火曜日の日経平均株価は、137円70銭高の9518円76銭、TOPIXは9.90ポイント高の832.64と、ともに反発して終わりました。出来高概算は24億5509万株、売買代金は1兆5740億円とともに増加しています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは106、RSIは58、25日線かい離は2.0%に拡大しています。今日の終値での25日線は9328円と、上昇傾向が続いています。

★日銀、ゼロ金利への回帰を決定
 注目の日銀金融政策会合の結果が発表されました。無担保コールレートを0%から0.1%に誘導する、とし、実質ゼロ金利への回帰を決めました。そのほか、国債やコマーシャルペーパーなどの買取用に新たに約5兆円規模の基金を設立することを検討。また買取資産を、資産担保コマーシャルペーパーや社債、ETF、不動産リートなどに拡大することを検討するなど、市場予想を上回る政策変更を行うことを決めました。これを受け、円相場は一時83円98銭まで下落、株価も輸出株や金融株などこところ売られてきたところに買戻しが入り、日経平均はほぼ高値付近で終わっています。ただ、引け後の取引で円相場は83円20銭台に水準を切り上げており、円高懸念は去ったわけではないようです。

★「今後、これをやるかもしれないよ」とは言ったが、実行するのはゼロ金利のみ
 今日発表された内容は、いずれも市場の予想を上回る内容でしたが、正式に実施されるのは、コールレートのゼロ金利への誘導のみ…。あとは、いずれも検討課題として提示されたに過ぎず、市場としては、実際に実施されるのか、また、資産の買い取り対象はどこまでに及ぶのか…などを見極めないと動けないということでしょう。折角、インパクトのある政策を出したものの、米国では、バーナンキFRB議長が追加緩和に前向きの発言をし、欧州では格付け会社ムーディーズがアイルランドの格下げに言及するなどし、短時間で効果がそがれた格好になっています。まあ、日銀としても、ここで全てのカードを切ってしまうと、次の対処ができなくなってしまいますから、11月に実施されるFOMC後を展望し、カードを残しておこうということなんでしょう。

★バランスシート状でリスクを抱え込むことをきめたことは大きな変化
 まあ、良く考えてみると、今日の発表で決まったことはゼロ金利への回帰だけ…ということですから、投機筋がさらに円買い姿勢を強めるのも仕方がないところでしょう。ただ、今日発表された政策が実際に実行に移されたら、市場にはプラスに作用してくることには違いはありません。今日は、日銀がバランスシート状でリスクを背負い込むことを覚悟したということでいいのではないでしょうか。また、米国と並ぶゼロ金利になることで、円キャリートレードが復活する期待がでてきたこともプラスの材料。ただ、これは、いずれも短期的に効果が上がるものではなく、目先的に一時円高が進むこともあるかもしれません。効果が薄い市場介入よりも、今回の方策を確実に実行。実質的な通貨供給量を増やすことで円安に導く方が、持続性があるような気がするんですが…。

★とりあえず、25日線と13週線で下げ止まったが…
 とにかく、今日は日銀の変身にびっくりした買戻しが先行。反発して終わりました。今日現在の25日線が9328円ですから、結果的に、25日線に触れたところから反発したことになります。また、上昇傾向にあった13週線は昨日の下落で下落に転じていましたが、今日の上げで再び上昇に転じており、結果的に、25日線、13週線という2本の支持線に支えられたという格好になりました。ただ、為替市場では円が下げ渋っているほか、前場中に新安値銘柄数が283銘柄に達するなど、まだ、完全に弱気相場を抜け出した分けでもありません。特に、あと200円ほど上には26週線が結構な勢いで下落してきており、この下落圧力をど、のようにしのぐかもかも課題になってきます。26週線の対応点は4月高値のピークを越えたあたりで、今後、下落ピッチは緩んできますが、まだしばらくは下落傾向が続きます。今日、勢い良く戻せ無かったのも、26週線をクリアする自信が市場にはなかったからではないでしょうか。 当面、13週線と26週線との間の狭いレンジの動きから、次の展開を模索する動きになりそうです。

 とにかく、26週線の改善には、サプライズ材料が飛び出し、一気に、対応点の付近まで株価が上昇すること。一気に1500円ほど上げねばなりませんが、現状でそれほどサプライズなビッグ材料があるんでしうょうか。もしそれが無いとすれば、日柄にかけるしかなくなってきます。その前に、まず、7月14日の戻り高値9807円を上回り、上昇転換を確認する方が先…。日銀の政策転換で日本株を売りにくくなったのは確かですが、起死回生の決算対策で日本株に売りポジションを持っている海外投機筋が果たして即効性がない今回の日銀の措置をどう見るか。短期的な変化がないとしたら、再び円買い、株売りを仕掛けないでもありません。今日の動きを見ても、とても全てのポジションを解消したとは思えません。今晩の米国ISM非製造業景況指数、新規失業保険申請件数、ADP全米雇用統計、週末の雇用統計と米国では重要な経済指標の発表が続きます。もし悪ければ、FRBが前倒しで、追加緩和を実施しないとも限りません。まだ、しばらくは、為替を見ながらのうっとうしい相場が続くかもしれません。結局、米国株次第…ということか。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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