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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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資源、素材価格の上昇に支えられニューヨークダウは続伸…NASDAQは格下げ続き反落
 おはようございます。昨日は、食後に、また、ダンピング症状がでてしまい、書き込みができませんでした。一日に6回も食べていると、何かの拍子でおかしくなるようです。会員の方からも親切なアドバイスをいただきますが、何しろ人生始まって以来、初めてのことですから、つい、矩を超えてしまうことがあるようです。今しばらくは、御容赦いただきますように…。

 さて、昨日の米国株は、前日急伸した地合を受け、高寄りしてスタート。ただ、高値警戒感から前日引け値付近でもみ合ううち、週末発表の雇用統計の先行指標となる給与計算サービスADPの全米雇用報告(9月)が発表され、民間企業の雇用者数が市場の増加予想に反し、減少になったことが伝わると、売り物が増加。IMF(国際通貨基金)が、米国の成長率予想を従来の3.3%増から2.6%に大幅下方修正したことも嫌気され、ニューヨークダウは、一時、前日引け値付近まで売られる局面もありました。ただ、この日も金や銅、原油などが上昇したこともあり、素材や資源株が買われたほか、最近のドル安による輸出株の業績増額修正期待も強く、引けにかけ値を戻し、ニューヨークダウは小幅続伸して終わりました。
 ただ、NADSDAQ市場は、最近人気化していたクラウドコンピューティングサービスやデータストレージ関連への投資判断の引き下げがありハイテク株全般が下落したことから、反落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比2億5877万株。騰落状況は、値上がり1399、値下がり1574と、指数の動きとは別に値下がり数が上回っています。

 この日発表されたADP全米雇用報告で民間企業の雇用者数は3万9000人の減少。市場予想の2万4000人増を大幅に下回り、明日夜発表される雇用統計への懸念を強めました。ただ、8月の数字は1万人の減少から、1万人の増加に上方修正されています。これにより、市場は、追加緩和期待が益々高まったものとして、底堅い動きになっています。

 この日は、最近人気化したハイテク関連株が売られたことから、NASDAQが下落しています。一方、ECB(欧州中央銀行)やFRBの市場への資金供給に加え、日銀も通貨供給贈に踏み切ったことから、世界的に過剰流動性相場期待が強まり、国際商品価格が上昇を始めており、一部には、インフレの芽が出はじめた…と見る向きも増えています。以前から、書いているようにインフレの先行指標である国際商品価格の上昇とハイテク株は逆相関で動くアノマリーがありますので、昨日の動きには注意が必要です。昨日の一部ハイテク株の投資判断下げについては、アジア市場の成長鈍化や米国内のストレージ需要の減少など特殊要因が作用していますが、ハイテク株が国際商品の上昇を嫌気しはじめた、とすれば、基調転換にもつながりかねません。また、ガイトナー財務長官やEU首脳から、最近の露骨な通貨切り下げ競争を懸念。国際会議での通貨調整の必要を唱え始めました。極端なドル安は、米国への資金流入を阻害し、財政資金の調達にも支障をきたす一方、ユーロ高のEUは、折角立ち直り始めた景気の腰を折りかねないという状況も生まれ始めています。週末の雇用統計とともに、G7会合にも注目しなければならなくなっています。

 ニューヨークダウは、昨日も指摘しましたように、小幅続伸して終わりました。昨日の安値は今年5月の高値を意識していますし、6月高値、8月高値を結んだ抵抗線(上値抵抗から、下値支持線に変化…)の支持力を試すような動きになっており、当面、このラインを中心にもみ合い、支持力の強さが確認されれば、改めて、4月高値に挑戦する動きになりそうです。目先的にニューヨークダウ優位の展開になるかもしれません。

7日の米国市場
ニューヨークダウ 1万967ドル65セント +22ドル93セント(0.21%)

NASDAQ総合指数  2380.66ポイント -19.17ポイント(0.80%)

S&P500  1159.97ポイント -0.78ポイント (0.07%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9705円 +5円

         (円建て)  9670円 -30円

米国10年もの国債金利 2.3982%  -0.08%

WTI原油  83.26ドル +0.44ドル

GOLD 1349.6ドル +9.3ドル


 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、円高を嫌気し、小幅安で帰ってきています。円相場は海外で欧州のソブリンリスク問題(アイルランドの格下げなど)とADP雇用統計の悪化などから、ユーロとドルが綱引きとなり、この影響で円相場は82円75銭まで上昇した後、介入警戒から83円10銭台に軟化したものの、結局、82円90銭の終わり。対ユーロは114円67銭まで上昇後、115円64銭に軟化して終わるなど、波乱含みの相場になりました。国内に帰ってからは、対ドルが82円90銭台、対ユーロが115円50銭台の取引になっています。昨日までに日経平均は300円今日の反発になりましたが終日の値幅を見ると、円相場が高値圏で推移していることから、売りポジションをを一気に手仕舞う動きはなく、売り方も気迷い感を強めているように感じられます。今日は、円相場が82円台での取引になっていることや、米国のハイテク株が総じて売られたことから、軟調な展開が予想されます。米国で債券が急進していることも、投機筋が債券先物買い・株先物売りの仕掛けをしやすくなっています。ただ、国際商品の上昇が顕著になってきただけに、昨日に続き、金関連、資源関連、海運株(円高はマイナスだが…)、資産価格上昇期待の不動産などが注目されます。当面のポイントは9752円付近にある日経平均26週線の下落圧力をどの程度しのげるか…。引き続き、個別色の強い展開に…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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