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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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雇用統計の発表を控え、各市場でポジション調整の動きが強まり、ニューヨークダウは小反落
おはようございます。
 
 昨日の米国株は、ECB(欧州中央銀行)やBOE(英イングランド銀行)が政策金利を据え置いたことからドル安が進んだことを好感。また、新規失業保険申請件数が予想を下回ったことから、高よりしてスタート。ニューヨークダウは高値1万998ドルと1万1000ドル大台に大手をかけるところまで上昇しました。その後、今晩の雇用統計発表を懸念した利食い売りが増加。また、ユーロに対して安値を更新していたドルが買い戻され反発したことから、このところ堅調だった国際商品が軒並み軟化。これを受け資源・エネルギー関連株が売られ、ニューヨークダウは、一時、1万900ドルの大台を割り込むなど、雇用統計の発表を控え神経質な動きを繰り返した後、結局、ニューヨークダウとS&P500は下落。一方、アパレルなど小売業の販売好調や前日下落したハイテク株の見直し買いから、NASDAQ総合指数は反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比6382万株減の9億1541万株。騰落状況は、値上がり1357、値下がり1596でした。

 この日発表された新規失業保険週間申請件数(~2日)は44万5000件。前週に比べ1万1000件の減少。市場予想の45万1000件を下回りました。前週は45万3000件から45万6000件に上方修正されています。また、トレンドを見る4週移動平均は前週から3000件減の45万5750件。一週遅れの受給者総数(9月25日)は446万200件で、前週から4万8000人の減少でした。また、この日決算発表のトップを切って引け後に発表されたアルミ大手アルコアの決算(7~9月)は、売上高が52億900万ドル(市場予想49億600万ドル)、調整後EPS9セント(同5セント)と、ともに市場予想を大きく上回りました。

 この日は、米国雇用統計発表を控え、為替、国際商品、株式などの各市場でポジション調整の動きが強まりました。前日発表のADP全米雇用報告と昨日発表の新規失業保険申請件数の内容が異なることから、リスク回避の動きが強まったようです。ただ、ニューヨークダウの終日値幅は106ドルにとどまっており底堅い動きだったことが分かります。昨日も、これまでの上値抵抗線を上回ったことから、当面は、下値支持線に変化したこのラインの信頼性を確認する動きになるとしましたが、昨日の動きもこのライン上で下げ止まる動きをしていました。当面は、今晩の雇用統計次第…。投機筋にとっても来週が山場になるので、現在と同じような相場状況が来週も続くか…。

7日の米国市場
ニューヨークダウ  1万948ドル58セント -19ドル07セント (0.17%)

NASDAQ総合指数 2382.67ポイント +3.01ポイント (0.13%)

S&P500 1158.06ポイント -1.91ポイント (0.16%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9680円 -10円

         (円建て)  9655円 -35円

米国10年もの国債金利 2.3851% -0.0071%

WTI原油  81.45ドル -1.78ドル

GOLD 1335.0ドル -12.7ドル


 米国株は雇用統計発表を控え、高安まちまち。CME日経平均先物は円高の進行を映し、小幅に軟化して帰ってきました。円相場は、海外で、ユーロ、ドル相場が高値更新後軟化するなど波乱含みの展開のなか、両通貨に対し円高が進行。一時対ドルで82円11銭と1995年4月25日以来の高値をつけたあと、やや下落したものの82円37銭付近、対ユーロでも114円70銭台での終値になっています。国内に帰ってからは、対ドルが82円38銭付近、対ユーロが114円70銭台の取引で始まっており、ほぼ海外市場の流れを引き継ぐ格好になっています。
 今日は、オプションに関するSQ応答日になりますが、今晩の米国雇用統計の発表を控え、神経質な展開になりそうです。円高の進行を嫌気し、輸出関連が弱含みそうなうえ、国際商品の軟化から資源関連も軟調に推移。当面、SQ清算値をめぐり強弱感が対立する流れになりそうです。ただ、個別の材料株は堅調に推移しそうで、消費者ローン関連、資産価格の上昇思惑などから不動産関連(ともに、直近レポートで注目済み)も注目されそうです。指数的にも、円高に対する「耐性」ができてきており、大きな崩れはなさそうで、各論相場の色彩を強めていきそうです。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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