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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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日本株は投機筋の売り崩し再開で下落幅を拡大
 20日水曜日の日経平均株価は、157円85銭安の9381円60銭、TOPIXは10.04ポイント安の823.69と。ともに急反落して終わりました。出来高概算は18億7876万株、売買代金は1兆3732億円と、ともに前日比で増加しています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは84、RSIは43、25日線かい離はマイナス1.25%でした。良い感じの数字の低下です。今日の終値での25日線は9500円。前日からの上昇幅は6円にとどまっており、頭打ち感を強めています。

★再び動き始めた欧州投機筋の売り叩き
 今日は、中国の突然の利上げショックという所でしょうか。相場全般が弱気に傾きやすいところに、米国の証券化バブルの後遺症が急に噴出し、市場の警戒感を強めてます。また、今晩、フランスで年金改革法案の採決が行われますが、もし否決される(可能性は少ないが…)ようなら、ユーロ売りの材料となり、円の一段高が予想されるなど、円買いにつながりやすい状況を投機筋に逆手に取られたようです。昨日のCME日経平均先物の安値は9420円ですから、大体このあたりで寄り付くものと見ていました。予想通り、9410円で寄り付いたまではいいのですが、そこから先物の売り叩きの動きが強まり、一気に9310円まで売り込まれています。どうせ、例の欧州投機筋だと思っていましたら、引け後の手口では、なんと8090枚という怒涛の売り…。先週14日に7630枚を買い戻し手仕舞いしたと思ったんですが、また、元の売りポジションに戻ってしまいました。徹底的に日本株を売るつもりのようです。

★裁定解消売りも下落幅を拡大
 一方、今日は裁定取引で上位にランクされる外資系証券や国内大手証券の先物買い手口が目立ちましたが、国内最大手の証券会社の先物買いは3300枚というまとまったもの。外資系証券の売り崩しにより、現物と先物のサヤが逆転。「先物を買い戻し・現物を売る」裁定解消売りが活発にでたことが、日経平均の下落幅を拡大させてしまいました。まさに、今の日本株はこの外資系証券会社(商品投資顧問)一社に引っ掻き回されている、という感じです。

★少ない資金で指数を動かせる…こんなおいしい市場はどこにもない
 以前から書いているように、倍率25倍という日経平均のレバレッジは問題がある上に、日経平均採用銘柄の値嵩株を操作すればどうにでも動かせるという指数そのものを先物取引の対象にしたことに問題があるとしましたが、今日の外資系証券の売買分でもわずか30億そこそこの担保があれば800億もの取引ができ、先物を動かせた、ということです。このことに何の疑問もはさまないのはおかしなことです。海外の株価が上昇しても日本株が上昇しなかった背景に、少ない資金で海外ではできないきわどい商いが出きるというお手軽さがあるようです。彼らが撤退して先物の手数料が減るのを怖がってやりたい放題やらせているようですが、日本経済全体のためにもそろそろ何らかの対策を講じるところにきているような気がするんですが…。なんだか、今の日本株(指数)はファンダメンタルとは無縁のところで動いているような感じですね…。

 まあ、これ以上書けば、また繰言になりますので書きませんが、何時までも、たった一社に引き釣り廻されている株式市場が、今の日本経済の迷走振りを現している…といえば、そうなんでしょうが。ますます、日経平均の経済指標としての信頼性が薄れていきますね。

★13週線が下値目処の方針は変わらず
 さて、朝も書きましたように、当面の下値目処は13週移動平均線のある9390円どころとしましたが、今日は、25日線も13週線も下回って終わってきました。13週線を下回ったのはわずか10円ですから、週末の段階で13週線を維持して終わっていれば問題はありません。週末のところでどうなっているかが当面の注目点です。今日は中国の利上げにびっくりして、中国関連株や資源関連が売られましたが、今日の朝も書きましたように、今回の利上げは物価上昇率に比べ低すぎる預金金利を調整した…という側面が強いものと思われます。

★中国は景気に悪影響を与える引き締めはできない
 懸念される住宅バブルの崩壊については、3件目の取得は禁止、2件目については頭金50%など投機的な行為を制限するなど窓口規制で対応しています。ただ、中国本土で人口200万人を超える都市が90を超えるなど都市化が進み、住宅の実需は多く、需要が喪失して崩壊した日本型のバブル崩壊にはならないものと思います。次期5ヵ年計画でも都市化の進展を進める方針ですから、景気に悪影響を与える金融政策で価格を押さえ込むのではなく、別の方法で押さえ込み、国民の住宅需要を満足させる方向に動いていくのではないでしょうか。その意味でも、金利上昇は物価を後追いするものとなり、景気に悪影響を与えるほどの引き締めはないと考えていいでしょう。まあ、あと1回や2回位の上げで景気が腰折れすることはないのではないでしょうか。

★怖いのは米国の不正差し押さえ問題…間違えれば、日本の過払い問題と同じに
 それよりも、問題は、米国の銀行問題です。相変わらず、不正差し押さえ問題がくすぶったままですし、昨日は、バンクオブアメリカの子会社カントリーワイドファイナンシャルが、住宅ローン担保証券(RMBS)販売で適正は説明が行われ無かったとして、裁判沙汰になっていること、同じく、ニューヨーク連銀がバンクオブアメリカに証券買取を請求しているなど、証券化バブル崩壊の後遺症が噴出しています。特に、住宅の不正差し押さえ問題は、住宅ローンの証券化で所有権や処分権が細切れにされ、どこにし所属しているかわからない状態になっているのに、勝手に差し押さえして処分した分けですから、もし、これが不正とみなされたら、過去にさかのぼって責任が追求されることになり、金融機関の経営は足元から揺らぐのではないか…といわれています。

 11月2日、3日に開催されるFOMCに向け、市場は追加の緩和額とインフレターゲットに関心を持ち、FRB理事の講演に注目していますが、このなかで、アクシデントの発生による不測の政策対応を気にする理事がありましたが、この不正差し押さえ問題が念頭にあることは容易に推測できます。景気の足腰がしっかりしているにもかかわらず、次回の緩和額が1兆ドルを超えるという観測が出ているのは、この問題で銀行融資が滞り景気に悪影響が及ぶのを避けたいという狙いがあるといます。問題の大きさとしては、中国の利上げ以上のインパクトがありそうです。

 まあ、杞憂で済むことを期待します。とにかく、中国の利上げ問題は短期間で織り込むものと考えています。すでに、海外ではドル安野の流れに戻りつつあり、GLOBEX市場でも米国株は小幅に反発を始めています。日本株には欧州系投機筋と裁定取引という背後霊がついていますから、判断は困難。当面は今晩の米国株と為替次第ということでしょうか。当面は昨日までに上げていた銘柄の押し目買いか…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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