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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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量的緩和拡大観測とドル安が株価の反発に寄与…期待の行き過ぎへの警戒も怠り無く
 おはようございます。

 昨日の米国株は、中国の金利引き上げへの反応が行きすぎだったとの観測や、この日発表された地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容が冴えなかったことから、量的緩和の追加額が増加する…との思惑が台頭。反発してスタートしました。また、為替市場で。ドイツのメルケル首相が財政再建に着手すると発表したことからユーロが上昇(ドル安)したことに加え、追加金融緩和観測も加わりドルが全面安。これを好感して国際商品価格が上昇しこれを手がかりに資源エネルギー関連が上昇したことも指数の押し上げにつながりました。ほぼ、終日上げ基調をたどり、ニューヨークダウは一時170ドル以上上昇。前日の下落分を埋める場面もありました。引けにかけて上げ幅を圧縮したものの、主力3指数とも反発して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億6703万減の11億292万株。騰落状況は値上がり2283、値下がり716でした。

 この日は、前日引け後に発表されたヤフーの決算が市場予想を上回ったことから業績感応を強めた相場になりました。市場予想を上回る決算を発表したボーイングやデルタ航空が急伸したほか、ブラジルの製薬会社の買収計画を発表した製薬大手ファイザーが買われるなどM&A関連も根強い人気を保っています。一方、冴えない決算だったモルガンスタンレーやウェルズファーゴ、証券会社が格上げしたバンクオブアメリカなど金融株の動きがさえませんでした。

 ニューヨークダウは、ドル安や量的緩和策の追加思惑から反発しました。昨日も書きましたように、6月高値、8月高値を結ぶ下値抵抗ラインの強さを改めて確認させる動きになりました。当面、このラインの下値抵抗を試しながら、4月高値に挑戦することになりそうです。昨日の上げについては、コンサルタント会社M社が、FRBは半年で5000億ドルの買い入れを行う予定だが、一段の増額余地がある…としたレポートが刺激材料になっています。ただ、市場で言われていた1兆ドルや1兆5000億ドルという極端な数字とは大きくかい離しており、実際に発表された数字によっては失望感が出ることも計算に入れておく必要がありそうです。まあ、とりあえず、続落しないでよかった…というところでしょうか。

20日の米国市場
ニューヨークダウ 1万1107ドル97セント +129ドル35セント (1.18%)

NASDAQ総合指数 2457.39ポイント +20.44ポイント (0.84%)

S&P500  1178.17ポイント +12.27ポイント (1.05%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9490円 +110円

        (円建て) 9475円  +95円

米国0年もの国債金利  2.484% +0.003%

WTI原油 81.93ドル +2.28ドル

GOLD  1346.6ドル +8.2ドル


 米国株は反発。CME日経平均先物は95円高し9475円で帰ってきました。円相場は、ニューヨーク市場で一時80円84銭まで上げたあと、81円10銭台の終わり、対ユーロはユーロが強含んだことで113円台に軟化して帰ってきました。国内では対ユーーロ相場は変らないものの、対ドルでは円買いが進み81円をはさんだ円高水準で推移しています。今日の相場は、米国株高やCME先物高を受け堅調にスタートしそうですが、為替相場によっては、再び波乱色を強めてきそうです。G20蔵相・中央銀行総裁会議を控え市場介入できないことを見越し、短期筋が仕掛けに動いており、今日もこの動向が注目されます。市場全般は円高への抵抗力を強めているものの、昨日も書いたように、欧州投機筋が一日で先物8000枚を売り越すなど尋常で無い動きをしていることが、指数の不安要因になりそうです。ただ、13週線を下値にした底堅さに変化は無いものと思われ、指数銘柄以外は堅調に推移しそうです。不動産、資源、米国ハイテク人気を踏まえたウエブ関連など売られすぎた銘柄への買戻しの動きと、昨日増額修正を発表しながら買われなかったグループへの見直し買い。とにかく、昨日の欧州筋が売り乗せしてくるか、それとも踏んでくるか…それによっては指数は上下に波乱することも…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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