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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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FRBの追加金融緩和への「期待」と「懐疑」が対立し、値動きの荒い展開に…。
 おはようございます。昨晩は体調不良から書き込みを休ませていただきました。ご容赦。

 昨日の米国株は、この日発表された9月の耐久財受注の内容が悪かったことや、経済紙による「FRBの追加緩和額が市場予想を下回る…」との観測記事を受け、利食い売りが増加。軟調なスタートになりました。また、5年国債入札結果が思わしくなかったことから、債券市場で金利が上昇。これを受けドル高が進んだことから、資源株が売られるなどし、ニューヨークダウは、一時、143ドル安し安値1万1020ドルまで売られる局面がありました。ただ、安値圏では、耐久財受注の悪化は、追加金融緩和の増額につながるとの観測から押し目買いも増加。引けにかけ下落幅を縮小しました。結局、ニューヨークダウとS&P500は反落して終わったものの、ハイテク株の好決算が相次ぎ、NASDAQ総合指数は続伸して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比5862万株増の10億2141万株。騰落状況は、値上がり1026、値下がり1924でした。続伸して終わったNASDAQ市場ですが、騰落状況は値上がり994、値下がり1626と値下がり数が大幅に上回っていました。

 この日は、ドル高の影響で資源価格が軟化。また原油の在庫が予想に反し増加したことを嫌気、原油価格が下落したことからシェブロンやエクソンが下落。アルコアやマクドナルドなど景気敏感株も冴えない動きでした。一方、バンクオブアメリカやアメリカンエクスプレスなどこのところ軟調だった金融関連株に押し目買いが入り堅調に推移しました。また、この日は通信機材用半導体大手ブロードコムの決算が市場予想を上回ったことやインターネットデータセンターのエクイシスの来年度売り上げが市場予想を上回るなどWEB関連の上げが目立つなど、フィラデルフィア半導体株指数が全般安に逆行して上昇したこともあり、NASDAQ総合指数の上昇につながりました。

 この日10年もの国債金利は、前日比0.8415上げ2.7289%に上昇。上昇は6日連続で過去2年で最長の連続上昇でした。また、これを受け、ドルはほぼ全ての主要通貨に対して上昇。ドルインデックスは前日比0.40ポイント上昇し78.11まで上げてきました。現状は、ポジション調整のドル買戻しの域を出ていないと思われますが、今後の債券市場の動きによっては、市場に溜ったドル売りポジションの巻き戻しから予想外の高値が出ることもあるかも知れません。

 ニューヨークダウは、4月高値を目前に足踏み状態が続いています。7月につけた安値で上昇トレンドが一旦途切れたことが、投資家心理に影響を与えているようです。当面、強弱感の対立から、6月高値、8月高値を結ぶ下値抵抗線上でのもみ合いを続けそうですが、このラインを下回ると、13週線くらいまで調整するリスクもあります。ここまでの上昇を支えてきた、追加緩和期待の剥落、ドル安の修正という相場の基調に変化が出ていることは懸念材料。いまは、この動きが本格的な基調転換につながるかどうかを見極めるところ…。

27日の米国市場動向
ニューヨークダウ 1万1126ドル28セント -43ドル18セント(0.39%)

NASDAQ総合指数 2503.26ポイント +5.97ポイント (0.24%)

S&P500 1182.45ポイント -3.19ポイント (0.27%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9420円 +10円

         (円建て) 9400円 -10円

米国10年もの国債金利 2.7289%  +0.0841%

WTI原油 81.97ドル -0.58ドル ←一時80ドル台まで下落

GOLD 1322.6ドル -16.0ドル


 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、方向感を見失い横ばいで帰ってきました。円相場は、ニューヨーク市場で一時82円近くまで下落しましたが、81円70銭台終了。ただ、相変わらず円支点のドル、ユーロのシーソー相場が続き、ユーロの対ドルでの下落を受け、対円のユーロ相場は112円20銭台に下落しています。国内に帰ってからは対ドルが81円70銭台の取引になっていますが、対ユーロは112円50銭台にやや軟化しています。今日の日本株は、昨日に続き膠着感を強めた展開になりそうです。昨日は、CMEの先物高を受け、先物買い先行でスタートしたものの、上値が重たかったことや、後場に入ってのルーティン業務になった欧州からの先物売りをうけ、引けにかけ上げ幅を縮小して終わっています。今日も先物主導の展開に変化はないものの、米国と同様に相場の基調が転換しつつあることは日本でも同じ…。いずれ、先物筋もまとまった売りポジションに関し、何らかの結論を出さざるを得なくなります。今日の日銀政策会議で何らかの結論が出るか(変化はFOMC後の来月中旬に開催される会合に先延ばしされる…との観測も)どうかがポイントになりそうです。今日も、決算発表を見ながらの個別物色か?日銀のサプライズに期待。

27日の日本株テクニカル指標
日経平均サイコロ:5勝7敗  騰落レシオ:75 RSI:33 

25日線かい離:マイナス1.06%  25日線:9488円 下落持続中

と騰落レシオ、RSIのモメンタム系の低下が顕著に。あと一息のところまできた。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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