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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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先物筋に振り回された問答無用の売り相場だったが、TOPIXは反対の動きが…
 週末29日の日経平均株価は163円58銭安の9302円45銭と続落、TOPIXは3.42ポイント安の810.91と5日続落して終わりました。出来高概算は21億5116万株、売買代金は1兆4862億円でした。出来高は増えていますね。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは74、RSIは30、25日線かい離はマイナス2.8%でした。テクニカル的にはもう一息…。今日の終値での25日線は9464円。前日からは14円の低下。下落圧力は確実に増しています。

 まあ、やってくれましたね~。証券関係者も今日の下落を不思議がっていました。昨日のCMEの安値が9320円ですから、その辺を切ることはないだろうと思っていましたら、寄付きからまとまった先物売りが出され、最初から値を崩して始まっています。今晩に米国のGDP統計、週明けにはFOMCを控えており、国内投資家もヘッジ売りを出さざるを得なかった…ということもあったんでしょう。おかげで、三本新値も陰転し、建て直しに時間が必要になってしまいました。引け後の先物の手口を見ると、例の欧州投機筋が窓口にしている欧州系証券から2300枚を超える売り玉が出ていましたし、NやBなど欧州系証券の売り手口が目立ちました。一方、国内証券からは、大手Nの買い手口が目立っており、裁定解消売りがまとまって出たことが現物株の下落幅を大きくしたことが分かります。

 一方、現物市場の方は、投資家は先物筋やロボット売買に振り回されて市場から逃避。ちょっとした悪材料がでても、大型株さえ下落幅が拡大するようになっています。こと、需給関係からみても新興国並の相場になってきました。そんな暴落もしていのに、新安値は400近くになっています。PERやPBRなどファンダメンタルは通用しない…。好材料が出ても先物筋の都合で売られる…。国内証券会社も鞘取りの裁定取引ばかり…。国内投資家が嫌になるのも無理はありませんね。何より、国が株式市場に関心を示さないばかりか、沈滞の渕に追いこまれているのに平気で証券優遇税制の話を持ち出す…。これだけ株式市場を無視するとは、将来的に証券市場を廃止して、社会主義国に変身でもしようとでもしているのではないかと疑いたくもなります。まあ、ひどい政権を国民は選択したものです。

 現物資金の数十分の1の資金で勝負できる先物市場に投資家の目が向いてしまい、証券市場の本来の機能である資金調達を実施しようとしたら、売り叩かれて、本来予定していた資金が調達できないという事態も生じています。ファイナンスを発表したら空売りをかけられて下落。値決め時期になると、発行価格を低くするためにまた売り叩く。その後、新株発行に応募して、手に入った株券で、売り玉を返済する…まあ、まともではないですね。証券市場の本来の機能は、確実に機能停止状態になっています。本来、現物市場の補完市場である先物市場が現物市場を振り回し、機能停止状態だけでなく、まともな長期投資家の市場からの逃避を招いています。まあ、これも相場…ということですが、尻尾が身体を振り回し続けたら最後にどうなるものか、世界でも例のない出来事がみれるんじゃないでしょうか。大いに期待しています。

 また、今日の円高の原因になったIMFのG20向けのレポートにしても異常です。これだけ世界が為替にたして神経質になっている時に、「ドルはまだ下落しても良い…」と書き、終いには「日本の為替介入が為替市場での緊張状態を生んだ…」ときました。暗に日本に為替介入をするな、と恫喝しているようなものです。こんなのをみたら、投機筋は日本叩きにお墨付きをもらったようなもの…。今日の朝の書きこみで予想したように、やはり投機筋は一斉「円買い・株先物売り」の攻勢をかけてきました。なんだか、今、世界中がおかしくなっているような感じがします。もともと、IMFは米国のドル本位制をサポートするためにできた国際機関。それが今日みたいなことをするというのは、基軸通貨国のエゴを露骨にむき出しにしてきたとしか思えません。もしかしたら、来週のFOMCも市場の予想を裏切るような露骨な緩和があるかもしれません。米国自信に余裕がなくなり、他国への影響にも構っていられなくなってきたのではないでしょうか。一般に、言われ始めたように、日本自身が円高とうまく付き合って行く方策を真剣に考える時期がきたんでしょう。でも、今の政治家さんたちではね~。「神様は日本に創意工夫に満ちた経済力を与えたが、政治に関しては最低の物しか与えなかった…」といわれますが、まさに今の事態がそれ…。なんとかならないんでしょうか。

 まあ、あまりグチっぽいことを書いても仕方ありませんが、いま世界で、通貨戦争が始まっているという意識だけは政治家と日銀の皆さんにも持っていてもらいたいものです。日銀は5兆円のファンドを作ったとして鼻高々ですが、たかが5兆円増やしても、米国の一ヶ月の資金供給額は1000億ドル(8兆円)。その後もどんどん通貨供給を」増やしていきますから、通貨市場での円ドルの需給バランスはドルの供給超過という構造は拡大するばかりです。日本が何もしなければ、ドル安がすすむことは、中学生でも需要供給曲線で勉強したはず。日銀が世界中から馬鹿にされているのが分かりますね。

 日経平均は、結局、ずるずるで終わりましたが、TOPIXは安値803ポイントから切り替えして、810ポイントで終わっています。恐らく先物で買戻しが入ったんでしょう。今日、電力や銀行など大型株の商いが増加しましたが、TOPIX先物の売り崩しにともなって、売っていた大型株を買い戻したのではないでしょうか。日経平均型は、まだ、ドル安が続くとして、そのままにしておいたのかもしれません。まあ、週明けどう動くかが注目されます。

 日経平均については、25日線、13週線、75日線とこれまで下値を支えていたラインが全て下向きに転じ、目先は戻り売りになってしまいました。ただ、テクニカルでみると、短期指標は買い場に近づいていますし、日経平均週足のサイコロも4勝8敗と買いゾーンに近づいています。さらに、このところ、海外投資家の買いも増加傾向にありますので、注意したほうがよさそうです。米国が野放図に通貨供給を増やせば、いずれ市場はインフレを意識。金利が上昇し、財政負担を増やしていきます。まあ、債券市場が答えを出してくれるでしょう。13週線は切ったものの、以前から(会員様には)指摘してしてきた、強力な下支持線は切り込んでいませんので、引き続き強気方針は維持します。なにより、これまでファンダメンタルとテクニカルを合せて注目したレポート銘柄は散散でしたが、最近号になって値上がりするものが増加。理屈が通用するようになってきました。まあ、来月の相場は指数とは関係無しに、期待できると考えておいてよさそうです。

 とにかく、米国の方向性が決まらないと、ここで四の五の言っても仕方がない。果報は寝て待て…か?
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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