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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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好環境を与えらても動けず、11月に休んだ新興国が動き始めた…大丈夫?
 一週間、お疲れ様でした。

 17日金曜日の日本株動向
 日経平均株価:1万303円83銭  -7円46銭   日経平均先物終値:1万290円

 TOPIX: 903.14ポイント -0.70ポイント   騰落状況:値上がり757、値下がり736

 出来高概算:20億5745億円  売買代金 :1兆4072億円

 日経平均サイコロ:7勝5敗  騰落レシオ145   RSI:61

 25日線かい離:+2.04%   日経平均25日線:1万0097円(前日比18円上昇) 


米国株は反発。CME日経平均先物は1万0335円と大証終値を上回り、円相場は乱高下したものの、結局、対ドル84円台、対ユーロ111円台と、相場環境的には、申し分ない始まり買ったんですが、民主党の大風呂敷の帳尻あわせで、財務大臣の表情からおっとり感が消えてしまった。片方では政治倫理審議会への小沢氏召還問題から民主党分裂の危機にさらされている…おまけに今日は週末。休みの間に何が起こるかわからないし、あがったものはひとまず利食っておこう、という感じの相場つきでした。海外では、格付け会社では一番信頼があるムーディーズが、アイルランドの信用格付けを一度に5段階引き下げ。他の格付け会社もEU最大のガンスペインの格下げを虎視眈々と狙っている…。これでは、まともに相場は張れませんね。主力投資家があつかう、インデックスで、日経平均の終日値幅はわずかに57円…。これではね~。まあ、あまり相場の解説をしても意味が無い感じがします。

 今日の業種別値上がり上位は銀行や保険、不動産、医薬など内需系が主。全33業種中上昇したのは9牛種のみというありさま。騰落状況を見ると、値上がり銘柄数が多い分けですから、個人や、証券会社のディーラーがちょっとでも動きのよさそうなものを日替わりメニューで食い散らかしているんでしょう。以前から、12月相場は流してっかるとして、投資資金は半分くらいに絞ったら…と書いてきましたが、正解だったようですね。今日の朝も、課題は、週足日経平均一目均衡表の雲を脱出できるか…としておきましたが、結局、押さえ込まれたままで終わってしまいました。来週から、雲のねじれで、方向感が変わってきますから、果たして、どちらを向いて動き出していくやら…・

 今日の、アジア株の動きを見ると、利上げ懸念のある中国を除いて新興国は高く終わっています。また、金利が上昇しているにもかかわらず、対円でのドル高はそれほど進まず、むしろ、新興国に資金を廻すような動きも出ています。米国の経済情勢から見て、金利の上昇はそれほどでもあるまい…。それなら、ドル高も進まないだろうから今のうちに新興市場株を買っておこうというファンドの動きもあるのかも知れません。そんなことになったら、10月以前の相場環境にもどってしまいます。困りますね。

 まあ、米国債券市場の崩れは、モットきついと思いますから、なめてるとえらい目にあいそうな気がします。答えは分かりませんが、やはり、ポイントは先週末のメジャーSQにあったように思います。この日、日経平均は長い陰線を引きましたが、結局、この一週間かかってもこの陰線を抜くことはできませんでした。ということは、今でも、この陰線の下落圧力を受け続けているということになります。昨日も「下げ三法」の懸念があるとしましたが、来週の相場がちょっと気になる所です。

 今週までに、あらかたかさ上げ相場が終わった感じがしますが、菅内閣の5%法人減税などの刺激効果で、2005年型の無差別かさ上げ相場になるのかどうか…。法人減税で日本の企業が生き返るとは思いませんが、そんなことより、歴史を塗り替えるような革新的な商品開発をベンチャー企業がやっても、「いや、そんなことは前例がありませんから…」の一言で片付けて、成長の芽を摘んでしまう組織の存在の方が問題ではないでしょうか。最近、やっと、衝突防止付きの車の宣伝が始まりましたが、あんなもの、10年以上前から自動車会社が考えていたこと。実際にやろうとすると、電波をつかうから自治省の問題だとか、経済産業省や国土交通省などあちこちに小突き廻されてやっと日の目を見た…という代物。また、何かしようとすると、自分達の利権につながるように条例や法律が作っておあり、そこで徹底的に邪魔をする…。この網の目は、アビリンスのように張り巡らされており、一旦、御破算に願いましては…で始めない限り、日本の企業の成長が図れることはありません。皆、面倒くさいから海外で資金的な援助を受け商品化するケースも増えています。とにかく、一旦チャラにしない限り、この国の再生はできないのではないでしょうか。企業は、どんどん海外で活躍すれば良い。その間に、日本国内にぺんぺん草が生え、くもの巣だらけになったら、新しいフロンティアが開けてくる。まあ、もっともそのときは、国内にいる会社員は全て公務員になっていて、相変わらず「この書類のここに不備が…この字が間違っている」など、同じようなことばかりやっているんでしょうが。

 日本が、もたもたしている間に、米国ではブッシュ減税の2年延長が上下両院で通過しました。これだけで、米国のGDPを1%押し上げるという資産があるようです。これで、再び財政と金融の両面から景気刺激ができるようになった米国といまだに、国債の発行枠にこだわれ財政面からの景気刺激ができない日本。一応格好はつけたものの、逃げ道をいっぱい残して本気で毛気刺激をやる気が無い日銀…。これが日米の株価を分ける大きな差になっていることにいい加減気づいたらどう…。

 まあ、来週の一目均衡表のねじれ後の動気に注目。週足のRSIは黄色信号の70台を3週続け、来週高けれ日経平均の週足サイコロは9勝3敗になります。日足よりも、週の指数の方が的確ですよ。
 ※ 現在、新年相場以降へ向けての新規の会員様を募集しております。詳しくは右のコメント欄をみるか、メールフォームでお問い合わせください。日ごろから、変化の到来を予想しておりましたが、やはり始まったようです。12月後半のレポートからは、来年の活躍業種を大胆に予想してみたいと思っています。 
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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