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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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手がかり材料なく、引けにかけ利食いが増加して反落…米国の流れに注目
 お疲れ様でした。

 22日水曜日の日本株動向
 日経平均株価 :1万346円48銭  -24円05銭   日経平均先物終値:1万330円

 TOPIX:905.78ポイント  -0.43ポイント   騰落状況:値上がり504、値下がり1001

 出来高概算 :19億3225万株  売買代金 :1兆318億円

 日経平均サイコロ:6勝6敗  騰落レシオ:147 RSI:63

 25日線かい離:+1.8%  日経平均25日線:1万160円(前日比22円上昇)


 本日の異本株は欧米株が高値を更新していることや、CME日経平均先物がしっかりに帰ってきたものの、欧州ソブリンリスク問題からユーロが下落したことから、精密株など欧州との関係が深い業種が売られ軟調にスタートしました。ただ、ユーロに対して押し目買いが入り、一段の下落が無かったことから、先高を期待した買いが先物に入り、日経平均は上昇。一時、メジャーSQ時につけた高値を上回る局面があったものの、後場になると、上海市場が軟化したことや今晩の米国市場で中古住宅販売など重要な指数が発表されること、明日が天皇誕生日で休日になることなどから、引けにかけ利食い売りが増加。結局、日経平均はマイナスで終わりました。

 この日は、日銀の不動産リート買い取りを手がかりに最近リーと指数が上昇しているとして、不動産株に注目が集まり、業種別値上がり率ではトップになりました。そのほか、出遅れ感の目立つその他金融や、海外商品高を映した非鉄株などが値上がり上位を占めてきたものの、円が対ドル、対ユーロで高なったことを嫌気。欧州との関係が深い精密機器が値下がり率トップ。機械や電気、輸送用機器など外需関連の下げが目立ちました。このところ、米ドルに対するユーロの下落が目立ちますが、えん・ドルの関では小幅な円高に推移。エコカー補助金の打ち切りや家電エコポイント半減の影響を読みきれず、外需株を敬遠していることが日経平均の伸びを欠く動きにつながっているようです。

 朝も書きましたように、米国自体でも債券市場の先行きについて強弱感が対立。一時、ドル高を引っ張った金利上昇が一服。ドルインデック自体が80ポイントを中心に方向感を失っていることが株価の動きを鈍らせているようです。ただ、米国では、スマートホンや「アイパッド」など、機能的にパソコンと匹敵する情報伝達手段が登場。パソコンと置き換わる動きが始まっています。それとともに、半導体やOSなどの業界地図を大きく塗りかわりつつあり、それが、ニューヨークダウとNASDAQ総合指数の上昇力格差になってきているのかもしれません。
 過去、米国では重工長大産業が成長を謳歌した「黄金の60年代」が終わったあと、20年間にわたりニューヨークダウは700ドルから1000ドルのボックス相場に移行しましたが、その間、NASDAQ総合指数は上昇。成長資金を集め続け、インテルやIBM、ヒューレッドパッカードなどの新しい産業群を生み出しました。このとき米国を追い込んだのが日本でありドイツだったのですが、今まさに同じことが、日欧と新興国の間で繰り広げられている分けです。

 米国は、90年代から金融を主眼において、金融のIT化を進めましたが、2000年には行き過ぎてITバブルを生み出してしまいました。しかし、次にはこのIT基盤を生かして金融を産業の基盤に据え、証券化などのインチキ商品を生み出し、一時は米国の全利益の20%を金融だけで稼ぐような経済を作り出しています。いま米国はその後遺症に苦しんでいますが、何度もかいてきたように、WEB2.0を梃子に新たな経済に入りつつあります。多機能電話「アイホン」が登場しただけで、課金システムなどを含め50万件の新たなコンテンツが開発され、サービスとして提供されて新しい企業群を生み出しています。その基本にあるのが「クラウドコンピューティングサービス」などの新しい産業インフラ群…。大容量のデーターが飛び交っており、通常の、携帯電話中継局では賦課かがかかりすぎるという問題もおきています。全てのインフラ自体を構築しなければならなくなって着ました。いまだに、光フィバーといってみたり、世界が「ICT」を使っているのに、いまだに「IT」を使ってみたり、やはり、日本はガラパゴス化しているのかもしれません。政府なんか充てになりませんから、とにかく企業に頑張ってもらうしかない…。

 日経平均については、まだメジャーSQの長大陰線の中にありますが、週足の一目均衡はなんとか雲の上に出てきたみたいです。まだ安心はできませんが、何とか強気は持続しているようです。明日は休み、あさっては米国が休み。金曜日は日銭稼ぎのせちがらい相場になりそう。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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