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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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内憂外患。悪材料山積の中、割安感が支えとなり9400円台を死守
 25日の日本株動向 

 日経平均株価終値:9422円88銭  -54円29銭  日経平均先物終値:9410円

 TOPIX終値:817.74ポイント -1.42%  騰落状況:値上がり465、値下がり1027

 出来高概算:16億763万株     売買代金:1兆956億円

 日経平均サイコロ:5勝7敗   騰落レシオ:76   RSI:19

 25日線かい離:-2.4%    日経平均25日移動平均線:9657円(前日比9円低下)


 本日の日本株は、米国株が続落したものの、複数の海外有力投資銀行が原油価格の先行きを強気し、買い推奨するレポートを出したことを好感。資源株が買われたほか、サプライチェーンの早期回復から、トヨタの生産の正常化時期が早まるとの期待感から、自動車関連も買われ、日経平均は反発してスタート。寄り付き直後には9500台を回復していました。ただ、アジア市場が軟調な始まりになったほか、日本の4月の貿易収支が赤字に転落したことが伝わると、精密や電機など輸出関連株に売り物が増加。また、景況感の悪化や株価の下落を見て債券先物が上昇すると、裁定取引として株の先物が売られはじめ、現物との裁定解消売りが増加し、日経平均は下げ幅を拡大して行きました。また、GLOBEX夜間取引市場で、S&P500が1310ポイントを割り、ストップロスの売り物がまとまってでたことを嫌気。ニューヨークダウが一時100ドル近く下落したことから、日本株も下落幅を拡大。再び、9400円大台に近づく場面もありました。引けにかけては、大台維持の防戦買いもはいり、なんとか9400円台を維持して終わっています。

 国際商品の上げを受け、鉱業が上昇。証券、紙パルプ、空運など10業種が上げていました。一方、電気製品、精密、機械など輸出関連業種が下落。小売りや素材なども冴えない動き。また、第二次補正の執行時期が遠のいたことから、低位復興関連の建設株に見切売りもでていました。欧州債務国問題に改善の兆しが見えないことや、最近でてくる米国景気指標に予想を下回るものが増え、景気の先行きに懸念が出ていること、内にあっては、福島原発事故に関する正確な情報が伝えられないままに、事態がどんどん悪化。政権の乱れから、被災者救済や復興予算の策定もままならない状態が続くなど、内憂外患状態が続いていることから、海外投資家の中にも嫌気売りを出すところもでてきたようです。

 9400円台が、PBR1倍台の分かれ目になっており、日本株の割安感を支えているものの、下押し圧力はじょじよに強まっている感じがします。裁定買い残が1兆円割れ近く(1兆872億円)になっており、下落エネルギーが減少していることは不幸中の幸いですが、依然、1兆円を超えており、米国株が大きく続落するようなことがあれば、まとまった解消売りが出て下落幅が拡大する懸念も残ったままです。PBRだけが、日本株割安の指標になっている感がありますが、良く考えてみると、これだけの資産を持ちながら、PBRが1を割るような企業は、資産を生かした経営ができていない証拠。ひねくれて考えると、経営者の能力に問題がある企業ということになりますが…。まあ、あまりPBRに重点を置かないほうが良いような気がします。低PBRの会社で成長が無ければ、結局、資産を食い潰していって、結果的にPBRが上昇していくことにもなりかねません。やはり、ここは「成長性」に重点を置いた投資を心がけるところ。

 さて、今日の引け値でみて、日経平均週足のRSIは29と30%を割り込んできました。そろそろ…のゾーンに入ってきた感じがします。まだ、週足サイコロは6勝6敗と五分の星で、揃って買い信号を出すというわけには行きません。日足ベースでみると、サイコロはまだ5勝7敗と整理不十分。ただ、騰落レシオは76と、安全ゾーンの80%以下に入ってきました。また、RSIは19%に低下しています。過去、一ケタ台で底入れというパターンもありましたが、3月15日の急落時には19%、昨年7月の底入れ時にも19%で転換しており、数字的には安全圏に入った…ということができます。三月安値、昨年7月安値ともに値幅的には厳しいものがありましたが、今回は、横ばいの動きになっており、厳しさにかける点が、もうひとつ不安要因になっています。まず、週足サイコロの3勝9敗、25日移動平均線との-かい離3%以上など、テクニカルな買いサインがでそるまで、辛抱するところ…か。レポートでも時期を書いたように、テクニカルな状況が改善するまで、もう少し我慢するところ…。
 
 まず、今期末の業績見通しの明るいものを押し目狙いで…。このところ、注目している、IDECは「ナノバブル」の発生装置に進出することになったいうですが、ナノバブルは、機械や半導体の洗浄に使うだけでなく、この液中では、淡水魚と海水魚が共存できます。また、ナノバブル中にオゾンを混入し、かまぼこなどの練り物を作ると、これまでの数倍日持ちするといい、今後、色んな用途が拓ける分野。まだ、十分二解明されていない部分がありるものの、すでにいろんな分野での用途拡大が始まっています。なかなか、面白いところに目をつけたものです。LEDとともに、成長事業になるかもしれませんね。いまのところ、エスカレーターには乗っているようです。
 とにかく、今晩の米国株が無事に終わるように祈っておきましょう。いまのところ、下落幅は縮まってるようですが…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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