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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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先物の買戻しと指数銘柄への裁定買いで9500円台を回復…
 26日木曜日の日本株動向

 日経平均株価終値:9562円05銭  +139円17銭    日経平均先物終値:9550円

 TOPIX終値:827.08ポイント  +9.34ポイント  騰落状況:値上がり1200、値下がり322

 出来高概算:16億1643万株       売買代金:1兆1707億円

 日経平均サイコロ:5勝7敗   騰落レシオ:83   RSI:34


 本日の日本株は、米国株が4日ぶりに反発したことや、アジア株が総じて堅調に推移したことを好感し、大幅反発して終わりました。CME日経平均先物が、大証終値を70円上回る9480円で帰ってきたことから、前日、GLOBEX市場出の米国株波乱をカバーするため売っていた先物を買い戻すなど、先物買いが先行。先物が9500円と高寄りしたことから、現物も裁定買いにリードされる格好で、前日比80円近く上昇して始まりました。米国で、資源株が買われた流れを受け、鉱業や石油・石炭、非鉄などがかわれたほか、裁定取引にともない指数採用銘柄の上昇も目立ちました。この日は、特に買い材料は無かったものの、昨晩も書いたように、昨日は「債券先物買い・株先物売り」の裁定取引が行われていましたが、昨晩、米国の長期金利が上昇。債券の下落をヶ年した筋が、昨日の反対売買を行ったことも、先物買いに繋がりました。自社株買いを発表したキャノンの上げ、自治体と歩調を合せた大規模太陽光発電への進出を発表したソフトバンクなど、個別の材料で買われたものもありますが、総じて、先物取引にともなう売買や、個別銘柄間裁定などの買戻しにともなうものも多く、日経平均は9500円の大台を回復したものの、全体的には無機質な感じはぬぐえません。

 業種別では、電気・ガスを除き、他の32業種の全てが上昇。特に、鉱業や石油・石炭など資源関連の値上がりが目立ちました。昨晩も書きましたように、3月15日の急落相場を含んだ週は、ヘッジファンドなど逆張り投資家が9550億円を超える買い越しになりましたが、同時に先物市場では、まとまったヘッジ売りを実施しており、この処理が課題になっていました。先物の決済期限は6月10ですから、残すところあと2週間…。日本株が、欧州投機筋の売り崩しの動きがあるものの、下げそうで下げなかった裏には、この買戻しが散発的に入ってせいもあるのかもしれません。残った玉も、次の限月にロールオーバーするか、買戻しをしなければなりませんが、米国株が予想外に堅調に推移。日本では、日銀の緩和策が拡大される可能性があること、年後半にかけ二次補正を含む財政刺激策が動き出すなど、日本固有の好材料もあり、売りポジションを持続するにはリスクが高くなってきます。

 以前から、書いているように、世界中を見回すとき、いずれもインフレ懸念やインフレにさいなまれており、金融引き締めが続いています。また、資金流出から引き締め気味の財政運営が採られており、いずれも株式にとってはマイナス…。しかし、日本は、今から金融緩和が期待でき、景気刺激効果の大きい財政出動もある…。米国の景気に頭打ち感があると警戒する向きもありますが、これから始まる復興対策は、内需刺激効果の大きいもの。世界の景気とは関係ないところで進んで行くことに注目しなければなりません。

 被災者救済が遅遅として進まず、原発事故対策や復興予算では国民負担を増やす安易な道しか考えず、「ウソからウソ、責任転嫁」と、政権の体をなしていない菅政権も崩壊は秒読みになってきました。震災の現状からみて、解散総選挙は考えにくく、与野党連携の連立内閣の設立に踏みきることになるものと思われますが、果たして、今の政治家のなかに、政治を担えるだけの器がある人材がいつのかどうか…。人材よりも政党本位の政治体制を目指して採用された小選挙区制が、素人政治を生み出してしまっています。単に、数合わせのためだけに存在し、実際の政治活動もさせてもらえない、政党内失業者が多くいるともいわれており、まず、人物、能力本位の中選挙区制に戻すことから始めないと、この国の政治は立ち直らないと思われます。また、党議拘束をかけ、個人の信条を無視したような全体主義的な政治のやり方も見直してもらいたいものです。
 まあ、今の株式市場は、手がかり材料を欲しがっていますが、最大のポジティブサプライズが、菅首相の辞任…では、大きな相場も期待はできない。
 
 当面の相場については、これまで書いてきたことに変更はありません。途中で反発はしても、日柄が満ちないものは、それなりの相場にしかなりません。エスカレーター銘柄として、取り上げた直近レポート銘柄…。新値更新目前のものが増えています。どうせ、新値を抜けば調整しますから、昨日も書いたように、目的の階につくまでイライラせずに黙って乗っていること。LED関連のIDECは本日高値引け…。クラウド関連のネットワンも25日線付近での値固めに入りそう。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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