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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2019/12 | 01
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中国景気指標のサプライズ効果で、3日ぶりに反発…テクニカルな買い要因も
 13日水曜日の日本株動向

 日経平均株価終値:9963円14円 +37円22銭   日経平均先物終値:9950円

 TOPIX終値:860.53ポイント +3.34ポイント 騰落状況:値上がり932、値下がり571

 出来高概算:17億5194万株         売買代金:1兆849億円

 日経平均サイコロ:9勝3敗   騰落レシオ:133    RSI:68

 25日線かい離:+2.5%       日経平均25日移動平均線:9717円(前日比20円上昇)   


 本日の日本株は、米国株が欧州金融情勢の混乱を嫌気し3日続落したことを受け、続落してスタートしました。CME日経平均先物の終値が、大証終値を110円下回る9810円で帰ってきたことから、先物売が増加。前日引値を50円下回る9890円で寄り付いてきました。ただ、寄付きがCME終値を大幅に上回って始まってきたことから、先物を買い戻す動きも強まり、日経平均は反発に転じています。朝方は、海外市場で逃避通貨として円が買われた流れを見て、仕掛け的な買いが入り、円は78円台半ばまで上昇する場面がありました。寄り付きの先物売には、3月15日に円に仕掛け的な買いが入り円が急騰。これを嫌気して、先物売りが入り、裁定解消売りを絡めて株価が急落したことをイメージして売ったものも多く、先物価格が予想以上に高く寄り付いたことから、早々に手仕舞う動きが出たことも、株価の反転につながったようです。前引けにかけ、再度売られル場面があったものの、直後に発表された中国の第二四半期GDPと6月の鉱工業生産指数がともに予想を上回ったことから、中国株が上昇。これを受け、コマツなど中国関連株が買われたほか、先物に小口買いが断続的に入り、上げ幅を拡大。結局、日経平均、TOPIXとも3日ぶりに反発して終わっています。

 先ごろ発表された6月のPMI指数が好不調の判断の分かれ目になる50%割れに近づき、輸入も大幅に減少するなど景況感の悪化が懸念されていただけに、今回の経済統計は市場にサプライズを与えたようです。これ受け、軟調に推移していたGLOBEX夜間取引市場のニューヨークダウがプラスに転換(現在は68ドル高)、WTI原油も上昇に転じています。日本株は、円高を嫌気して、精密や輸送用機器、海運などが売られたものの、非鉄や金関連、石油・石炭など資源株が上昇。中国経済が底堅さをしめしたことに、一種、安堵感が生まれた格好になり、全33業種中27業種が上昇。下落したのは、6業種にとどまりました。

 このところ、市場の予想とは裏腹の結果が出るケースが多くなっています。今日の日本株も、CME先物安、円の78円台への急騰など最悪の環境にもかかわらず、先物は9890円と予想よりも高よりしてきました。中国の景気指標のサプライズは前場の立会いが終わってからですから、高よりしてきた説明がつきません。このところ、日本株を弱気してきた欧州系証券会社(CTA=商品投資顧問=の機関店といわれる)が、買いに転じており、このあたりが影響しているように思われます。昨日の書き込みで、日経平均は、200日線を下値にする、新しいレンジを作る相場に移行するのではないか…としましたが、今日の先物寄り値(9890円)は200日線(9895円)に対応しており、やはり、200日線を当面お下値とみる動きが強まっているようです。また、日経平均は上げの道中で、「3空」になっていましたが、本日は、7月1日の9901円から空けていた2番目の窓を閉めたところで、買いのポイントにもなっていました。震災後のレンジは9400円~9750円どころでしたが、ここから200日線を下値にしたレンジ相場に移れるか、それとも、前回のレンジ上限の9750円台を覗きに行くことになるか…このあたりが当面の焦点になりそうです。

 物色動向を見ても、これまでのテーマ重視から、業績重視の方向へ変化しつつあるようです。米国も明日から、本格的な決算発表になりますが、果たして、立ち直りのきっかけをつかめるか…。今日は、立ち直ろうとした矢先に、ムーディーズのアイスランド国債の格下げで足払いをかけられ、ずっこけてしまいました。まだ、7月の気の乱れは残ったままですから、15日のEU域内銀行のストレステストの結果や、EUとの対決姿勢を強める格付け会社の出方など、まだまだ何が起こるかわかりません。とにかく、ここは何かあっても立ち直りが効く株に資金を集めておくこと…か。昨日書いた直近レポーとの銘柄は予想通り大幅高。また、利益剰余金だけで時価総額を上回るとして取り上げた株も本日から動意づいてきました。まあ、いずれもエスカレーターに乗った銘柄群ですから、黙って乗っておれば自然に上の階に運んでくれます。本格的な業績相場に移行すれば、フォローの風が吹いて、スピードが早くなるかも…。昨日に続いて、今日は同じく直近レポートで取り上げた機械株が通期業績を増額修正してきました。中間期で進捗率が50%を超えていますので、これも期末には増額修正が期待できそうですね。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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