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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2019/12 | 01
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欧州金融情勢、米国債務上限引き上げをめぐる混乱を嫌気し下落も、業績への期待感から下落幅圧縮
 おはようございます。 互いが相手を克する7月の「気」の流れが強まっています。欧州ではギリシャ支援問題でロールオーバーの扱いをめぐりドイツとECB・フランスが、格付けへの不信感に対しEUと格付け会社が、米国では債務上限引き上げをめぐり政権と共和党が…それぞれ対立。お互いに相手を圧倒しようと対立関係を強めています。この対立関係は格付け問題を除き、いずれも期限付き…。理性が働いて、妥結の道を探ることができるかどうか…。今週から、来週にかけて山場を迎えますが、果たして…。

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ  1万2385ドル16セント -94ドル57セント(0.76%)

 NASDAQ総合指数  2765.11ポイント -24.69ポイント(0.89%)

 S&P500  1305.44ポイント  -10.70ポイント(0.81%)

 CME日経平均先物(円建て) 9865円 -105円

 米国10年もの国債金利  2.933%  +0.022%

 ニューヨーク原油  95.93ドル  -1.31ドル

 GOLD  1602.4ドル  +12.3ドル

 ドルインデックス  75.37  +0.25


 週明けの米国株は、21日に予定されるEU首脳会議でのギリシャ支援問題が不調に終わるのでは…との懸念から欧州市場が全面安となったことを受け、反落スタートになりました。欧州と同様に米国も債務上限引き上げ問題を抱えており、8月2日の期限切れを控えデフォルト(債務不履行)懸念が高まっていることから、売りに拍車がかかり、より後に、ニューヨークダウは、一時、前週末比189ドル安の1万2296ドル安値まで売り込まれました。欧州で銀行株が売られた流れを受け金融株が売られたほか、景況感の悪化やドル高を受け原油価格が軟化。エネルギー株が売られたことも指数の足を引っ張りました。ただ、今晩から決算発表が本格化することから、好決算を期待した買いが増加。引けにかけては下落幅を約90ドルほど縮めています。ただ、プラス圏に浮上することはできず、結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比2億90万株減の8億7127万株。騰落状況は、値上がり454、値下がり2603と、ほぼ全面安商状。

 業種別に値上がりしたのは、金価格の過去最高値更新を受け、貴金属、金鉱山がトップ。鉱山株、石炭株など資源株が続きました。また、コンピューターハードも堅調。一方、下落したのは、不動産担保金融、タイヤ、航空機、出版、損保など。企業業績の悪化で売られたものが多くなっています。ニューヨークダウ採用銘柄のうち、上昇したのは、シェブロンだけ。アルコアやバンクオブアメリカ、ボーイング、トラベラーズがそれぞれ2%を超える下落になっています。個別では、資本増強要請や金融商品の買戻しなどから配当原資が毀損されることを嫌気してバンクオブアメリカが2.8%下落。この日、引け後にIBMが決算を発表していますが、売上、利益とも予想を上回っています。

 ニューヨークダウは、一時、1万2300ドルの大台を割り込みました。直近レポートでも、先週の日中足が上下にぶれる日が多くなっていることや、下値が切り下がっていることを懸念しましたが、やはり、下値に振ってきまいした。これまで下値支持として機能してきた13週線を切り込んでおり、新たな支持線を模索する動きになっています。ただ、昨日は1万2300ドル割れから反転していますが、このゾーンは、上昇中の25日線、26週線に対応したもの。過去、下値支持力は13週線より強かったので、そろそろ底がための動きに入りそうです。今晩から、ニューヨークダウ採用銘柄をはじめとする主力企業の決算発表が本格化しますが、内容次第で底打ちのきっかけになるかも…。

 米国株は、反落。CME日経平均先物は、先週末は1万円大台に乗せて終わったものの、昨日は欧米株安を嫌気。週末の大証終値を105円下回る9865円で帰ってきました。レンジは1万50円から9715円。為替は、21日のEU首脳会議でギリシャ支援問題に進展が見られるのではとの観測から、ユーロを買う動きがあったものの、欧米株安から、円への通貨逃避が続き、対ドルは79円05銭、対ユーロは111円52銭と依然高止まりしたまま。国内に帰ってからは、対ユーロがやや軟化しているものの、対ドルはじり高基調にありあす。本日の、日本株は、海外株安やCME日経平均先物安を受け、軟調な始まりが予想されます。CMEのレンジが335円と大きく、どちらに収斂するかは先物筋次第の展開。先週に続き、主力株は動きつらい展開になりそう。売り一巡後は、前週末にかけ芽生え始めた小売りや節電関連株を買う流れに戻りそうです。直近レポートでも示したように、当面は、新しいレンジ相場の下限ラインを模索する動き…。まず、200日線を維持できるかどうかがカギに…。しかし、基本は「二極化」相場。強い材料を持つ銘柄の右肩上がりは続く…。長い目で見てネット株を。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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