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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2019/12 | 01
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デッドロックに乗り上げた債務上限引き上げ交渉を嫌気し、続落…下値の固さも目立つ
 おはようございます。 米国債務上限引き上げ問題は、週明けも緊張した状態が続いています。来年の大統領選挙をにらみ、お互い有利な立場を作ろうと、せめぎあっているようです。ぎりぎりの交渉で、少しでも要求を通し、決裂寸前で合意する…という米国式交渉術が背景にあるようですが、そのあたりが分からない海外投資家にとっては、迷惑な話です。債券市場を見る限り、決裂→デフォルトという最悪な事態は想定していないようですが、怖いのは、昨日も書いたように「ハズミ」。そうなると、市場が急変し、妥協を促すことになるだけに、一時的に痛みをともなうことになります。リーマンショックの後にも何度か経験してきたことですが、今回も市場に催促されることが無い様にお願いしたいものです。

 25日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2592ドル80セント -88ドル36セント(0.70%)

 NASDAQ総合指数  2842.80ポイント -16.03ポイント(0.56%)

 S&P500  1337.43ポイント  -7.59ポイント(0.68%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万0070円  +20円

 米国10年もの国債金利  3.004%  +0.04%

 ニューヨーク原油  99.20ドル -0.67ドル

 GOLD 1612,2ドル  +10.7ドル

 ドルインデックス  74.11  -0.14 


 週明けの米国株は、債務上限引き上げ交渉が週末に決裂して終わった事を受けて、売りが先行し、急落スタートになりました。先週上昇していたことから利食い売りも重なり、下落幅を拡大。寄り付き直後に前週末比145ドル安の1万2536ドルと、この日の安値をつけています。その後、複数の妥協案が用意されていること好感して買いなおされ、100ドル超下落幅を圧縮する場面もありましたが、民主党議員が共和党の交渉手法を非難すると、再び、交渉の先行きを懸念した売りが増加。再び、下落幅を拡大して終わっています。終日、両党関係者の発言に振り回される展開で、投資家も見送り姿勢を強め、ニューヨーク市場の出来高は7億6286万株(前週末比2526万株増)と低水準にとどまっています。騰落状況は、値上がり575、値下がり2475と、ほぼ全面安商状。

 業種別で値上がりしたのは、貴金属、コンピューターハード、鉄道、玩具、商用車など。公共事業関連、運輸も堅調でした。一方、航空会社、ヘルスケア機器・サービス、アパレル小売り、家庭用品、パーソナル用品などの下落が目立ちました。ニューヨークダウ採用30銘柄のうち、上昇したのは、キャタピラー、マイクロソフト、ホームデポ、ヒューレッドパッカードの4社だけ。他の26社は売られたものの。特に下落率の大きいものはありませんでした。オンライン証券のイートレードが、大株主からの提案で身売りを含めた事業展開で投資銀行との契約を迫られ上昇。一方、アップルなどとのスマートホン競争で出遅れた携帯電話のリサーチインモーションが、、大幅(2000人)な人員削減を発表し、5%近く下落しています。

 ニューヨークダウは、続落スタートになりました。以前から2月高値、4月上旬高値を結ぶラインが上値抵抗線として機能していることを書いてきましたが、7月8日、同22日と2度にわたりこのラインを突破したものの、結局、押さえ込まれてしまい、再び、ラインの下に押し戻されてしまいました。改めてこのラインの強さが確認された格好です。ただ、下値については、13週、26週という中期の移動平均線が、ともに上昇しながら下値を支えており、底割れ懸念もありません。当面、上値抵抗ラインと両移動平均線との間でのレンジを形成しながら債務上限引き上げ交渉の行方を見守ることになるのでしょうか。

 米国株は続落。CME日経平均先物は、前日GLOBEX市場出の米国株急落を受け、日本株は先行してこの日の日の下落分を織り込んだとして、大証先物終値を20円上回る1万70円で帰ってきました。レンジは1万0040円~1万0115円。円は、債務上限引き上げ交渉の難航から、スイスフランと並びリスク回避通貨として買われ、対ドルは78円20銭台に上昇しています。ギリシャ格下げがあったユーロに対しては、112円50銭台とやや高い水準。国内に帰ってからは、対ドル、対ユーロとも、ほぼ海外水準を引き継いだ始まりになっています。今日の日本株は、CME高を受けしっかりの始まりが予想されます。ただ、日本時間10時からオバマ大統領が国民向けの債務上限引き上げに関する演説を行う予定で、模様眺め気分が強まりそうです。円高の進行による輸出株の低迷が懸念されるものの、介入警戒感も根強くあり、ポジションを一方向に傾けるにはリスクがありそうです。指数は、GLOBEX夜間取引市場の米国株の動きを見ながら神経質な動き…か。ただ、個別では海外資源採掘への金融支援など新たな材料が出ており、資源商社など関連株が注目されます。また、今期業績見通しの上方修正が増えており、個別に買われることになりそうです。昨日に続き、中小型低位株の短期的な値幅取り相場と業績発表関連が平行して買われる展開になりそう。引き続き、ネット関連、今期、来期にかけ増益基調を維持できる成長力のある株に注目。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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