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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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波乱相場の性格を理解して、次の相場への準備を…
 29日の日経平均は274円66銭安の1万6012円83銭、TOPIXは27.05ポイント安の1557.55と、ともに続落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは69、RSIは33でした。

 昨日のニューヨークはすごかったですね。下げ幅もそうなんですが、メリルリンチは同業の業績が冴えないとして3社を格下げ(お前のとこはどうなんだ…?)、住宅価格は低下、大手資産運用会社ステートストリートの子会社が運用する債券ファンドで、大きな損失が出ていると報じられことでサブプライムローンが蒸し返されています。また消費者信頼感指数が低下したところに、公開されたFOMC議事録は景気の減速懸念を書いただけでなく、サブプライムローン問題が深刻になれば対応が必要になるなど、今の市場が一番気にしている景気への波及を公式に認めてしまいました。

 これでは、株は持つわけはありません。まだ、強気の支持線上にありますので相場が崩れたわけではありませんが、今の米国株が景気やサブプライムローン問題に敏感に反応することを示してしまいました。昨日も書きましたように、しばらくは方向感の定まらない展開が予想されます。ただ、これだけ、株式市場が波乱すれば消費者は消費に慎重になりますし、住宅業界が「だめだめ」と言われていれば、家の購入を考えている人も「もう少し下がるのを待とう」という気になるのも当たり前。証券化商品の販売元である証券会社の決算が悪くなるのも当たり前…。
 
 全て、事前に予想されたことが数字になって現れたに過ぎません。市場が弱気に傾いていますので過剰に反応してしまいますが、新規の悪材料ではないことには注意が必要です。長期債の金利は下がり、原油価格も70ドル付近で安定化しています。S&P500でみた益回りは6%を越えているはずですし、長期債の4.5%と比較すれば株の割安感が目立ってきました。今は、感情的な動きが先行していますが、9月にはいれば冷静に裁定を効かして株に注目する投資家も増えてくるはずです。

 よく、「もう相場は終わったのか?」という質問を受けますが、今回のサブプライムローン問題や住宅の売れ行き不振は、もともと何から起こったものなんでしょうか。米国では2000年のITバブル崩壊後、金利低下措置をとってきましたが、その結果、住宅価格の上昇と資本の対外流出が起きています。しかし、住宅価格の上昇が資産バブルにつながと見たFRBは原油価格の上昇によるインフレ対策とあわせ利上げに動きました。その効果が上がり、昨年頭に住宅販売がピークになり、売れない結果住宅価格が低下。また住宅ローンも上昇し、住宅の購入者が支払い負担の増加からデフォールト(債務不履行)に陥ったのです。

 この流れを見て、わかるように全ての原因は「金利上昇」にあるのです。金利さえあがらなければ全ての問題は起きていません。ところが、株式市場のほうは、2003年以来、金利低下や過剰流動性を背景に上げ続けていたのです。
 本来なら、「金利低下を背景にした相場」から、「金利上昇を背景」にした相場に移行するときに大きな中間反落を伴います。1987年10月のブラックマンデーも同じ背景から起きています。それが、まだ日米とも出ていませんでした。このブログでも、上昇5年目にはいる今年は中間反落が出てもおかしくないと、年初に書いたはずです。

 ブラックマンデーのあと、金融市場への資金供給から株価は上昇を始め、その後2年間上昇しているのです。但し、東京電力やNTTなど超大型の金利敏感株はブラックマンデーに先立つ4月に大天井をつけています。
 これをみても、今一番注意したいのは、相場が大天井をつけたか、とか、どこまで下がるか、ということより、次の新しい相場で何が動いてくるかの方です。目先の動きも良いですが、今は、少し長い目で今の相場を考えて見るほうが大事です。

 今日の日本株ですが、基本的に昨日と同じです。ニューヨーク安がありましたので安いのは当然ですが、後は、為替相場を見ながら円高になれば先物を売り、円が安くなれば先物を買い戻す、と言った状態です。引けにかけては、円がなかなか114円を割れないので先物を買い戻し、つれて日経平均も戻して終わっています。とりあえず、下窓は閉めましたが、まだ、下値リスクがなくなったわけではありません。

 とにかく、良いも悪いも、米国次第。くれぐれも相場の上げ下げに惑わされないように…。

 

 
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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