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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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ECB内不統一懸念とギリシャデフォルト確率の上昇を懸念し大幅続落
 おはようございます。 昨晩は、ダンピング症状が出て、書き込みをお休みさせていただいました。油断しているとでてきます。病院の先生が言われたように「飴玉」を常備薬として置いておかなくては…。でも、いい年こいて、飴をなめながら原稿書きも無いだろうと思うが…。

 それにしても、目が覚めてパソコンをつけてみてビックリ! なんと、ニューヨークダウは303ドル安。オバマ大統領は、市場予想を大幅に上回る4370億ドルという大盤振る舞いの雇用・景気対策を発表しましたが、市場は「そんなもん、共和党の反対でできるかい…」として、お仕置きでもしたのだろうかと思いましたら、やはり原因は欧州でした。それもやっぱりドイツがらみ…。もともと、週末に民間銀行のギリシャ国債に関するロールオーバーの期限を控えています。また、追加融資の作業を進めていたEU、ECB、IMFの3者が、ギリシャが公約していた財政赤字の削減目標を達成できないとして、作業を中断。歳出削減額の積み増し策を検討させる猶予を与えた期限が週明け12日に来ます。すでに、ギブアップに近い要請を行っていますし、ロールオーバーに関しても、事前に90%が達成できなかったら、ロールオーバーを見送るとハッタリをかましていますので、いまさら変更や期限延長などもしにくい…という事情もあります。まだ、75%くらいということですから、一体、どうしようとしているのか、全くわかりません。

 これだけでも、十分、投機筋が仕掛ける材料になるのですが、昨日は、ECBのシュタルク専務理事が、ECBによるイタリア、スペイン国債の買取に反対して辞職するという、材料が飛び出してきました。市場は、危機対策にあたる金融当局が一枚岩では無いことを察知。危機対応ができないとしてユーロ売りを強め、ユーロの対円相場は、リーマンショック以来の105円台に下落しています。今回は、ギリシャに加え、イタリアが財政改革の一環になる富裕層への課税を躊躇したことが時間稼ぎと見られ、市場がイタリアとスペイン国債を売ったことも引き金になっています。財政赤字の縮小に対し、南欧楽天主義の国が「苦しいことはしたくない…」と抵抗していることが分かります。しかし、抵抗すればするほど、事態は深刻化。市場のバッシングを受けることになってしまいます。すでに、ギリシャのCDSや2年もの国債金利は、デフォルトは確実という水準まで上昇しています。週明け12日には、ギリシャの歳出削減計画の再考案が出されますが、満足するできではなく、80億ユーロの融資が見送られた場合、デフォルトは確実になりますから、市場はそれを警戒したのでしょう。

 イタリア、スペイン国債の買い支えに反対したシュタルク専務理事はドイツ出身。ギリシャがデフォルトした場合に備えて。銀行への支援準備を始め、市場の混乱を助長したのもドイツ。借りる方も借りる方なら、貸すほうも貸すほう…。これだけ混乱したら行くへは読めない…。米国もとりあえず手をすかせておこうということか…。ひとつはっきりしてきたことは、ECBもいよいよ輪転機をフル稼働させる時期が近づいてきたということか。欧州危機を織り込むということにかけては出遅れていた日本株の下落が目立ってきた。

 9日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万992ドル13セント -303ドル68セント (2.69%)

 NASDAQ総合指数 2467.99ポイント -61.15ポイント(2.42%)

 S&P500  1154.23ポイント -31.67ポイント(2.67%)

 CME日経平均先物(円建て) 8495円 -155円

 米国10年もの国債金利 1.918% -0.064% ←過去最低金利

 ニューヨーク原油  87,24ドル -1.81ドル

 GOLD 1859.50ドル +2.0ドル

 ドルインデックス 77.20  +0.96 


 昨日の米国株は、オバマ大統領による予想を上回る雇用・景気対策の発表があったものの、ギリシャのデフォルト懸念から欧州株式市場が急落した流れを受け、大幅続落してスタートしました。一旦下落したあとは、売られすぎを警戒し買い戻す動きがでて下げ渋る場面がありましたが、ECBのシュタルク専務理事の辞任やドイツがギリシャのデフォルトに備え銀行への支援を準備していると伝えられると、再び、下落幅を拡大。週末のポジション調整による売りも加わり、1万1000ドル付近へ下落しています。ただ、この付近では押し目買いも増加。引けにかけては底這いの動きになりました。結局、主力3指数とも大幅続落して終わっています。デフォルトを懸念して銀行株が売られたほか、ドル高による原油価格の下落を受けエネルギー関連が売られ指数の足を引っ張っています。出来高は前日比2億7521万株増の12億2074万株。騰落状況は、値上がり462、値下がり2595でした。

 業種別では、全部が下落。半導体、金鉱山、トラック、固定電話サービスなどの下落率が小さかったようです。一方、住宅ローン担保金融、人材派遣、非鉄、OA機器などの下落が目立ちました。ニューヨークダウ30種はずべて下落。AMEX、JPモルガン、バンクオブアメリカなど金融株が3%を超える下落。8月の既存店売り上げが市場予想を下回ったマクドナルドが45下落。アルコア(3.7%)、キャタピラー(3.3%)、スリーエム(3.6%)など景気敏感株も、ダウの下落率を上回る下げになっていました。

 ニューヨークダウは、大幅続落しました。当面の下値めどと見ていた25日線も下回っています。目先的な上昇バンド内にはかろうじて踏みとどまっています。今月6日の安値1万932ドルはきっていませんので、上昇トレンドは続いていますが、テクニカル指標が弱気サインを出すものがでており、週明けの反応が注目されます。今回の波乱の元凶であるギリシャ問題は、月曜日中には何らかの結論が出る可能性があるものの、事態は流動的で、結論をみないと判断はできません。テクニカルや欧州情勢に関することは、日曜日に発信しますレポートで考察してみます。

 米国株は大幅続落。CME日経平均先物は、大証終値比155円安い8495円と8500円の大台を割り込んでかえってきました。危機の増幅からドルの見直しが進み、ドルインデックスの上げが目立っていますが、円も対ドルでは77円70銭台と円安方向にぶれたものの、対ユーロは105円台とリーマンショック時に以来の円高水準に上昇。ドル対ユーロの上昇率を上回り、ユーロの逃避先として円が選択されていることが分かります。週明けの日本株は、下落してはじまりそうですが、休み中に欧州でなんらかの対策が打ち出される可能性もあり、週明けの相場は流動的。騰落レシオが短期間に100近くまであげるなど、物色面でやや買いすぎの傾向が出ていました。以前から書いているように、米国株は短期の上昇バンドを形成していますが、日本株は高値、安値がきり下がる加工トレンドを形成していた点が気になっています。詳しい分析はレポートに譲りますが、おいぞぎの会員の方は、8月21日号の投資方針欄で、下落エネルギーの解消点など下値めどを示しておりますので、参考にしてください。
これまで、日本株は欧州の混乱とは一線を画してきましたが、欧米の株価の下落が国際分散投資のウェート調整として需給面から影響するようになっています。ただ、昨日も書きましたように、相場の基調には変化も見られるようになってきました。まあ、今日と明日、混乱を収拾するどんな策が打ち出されるか…出なかったら出なかったときとかんがえるしかないか…。今週のレポート銘柄は好調でしたが、来週から方針転換するかどうか、とても悩ましい。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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