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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州情勢の好転を受け3日続伸して終了…目立つNASDAQ100指数の強さ
 おはようございます。 昨晩は、講演会の打ち合わせで書き込みができずに失礼しました。

 さて、欧米市場では、相変わらず「水鳥の羽音にも驚く…」相場展開が続いています。昨日は、温家宝首相が、「中国ばかり 頼らず、自助努力すべき…」と、突き放したような発言をしているにもかかわらず、市場では中国が、イタリア国債を買うとの観測がでえいるほか、BRICSが、欧州救済に乗り出す…など、楽観的な観測が出る一方、昨日は、オーストリア議会が、欧州安定化基金の増額案を秘訣した(実際は延期)…と伝えられ、誤報で株価が急落するなど、刻々入ってくる情報に市場が踊らされている格好になっています。

 昨日は、独仏首脳と、ギリシャ首相の電話会談で、財政赤字削減への取り組みを強化する要求があった一方、ギリシャがユーロ圏にとどまる…」との声明が出されたことや、ガイトナー財務長官が、ユーロ圏諸国は第二のリーマンショックを起こさないよう努力している…と発言したことなどを好感。結局、欧米市場とも株価は高く終わっています。ただ、ニューヨークダウの終日値幅が400ドル近くに達するなど、欧州情勢に神経質な状態に変化はありません。

 14日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万1246ドル73セント +140ドル88セント(1.27%)

 NASDAQ総合指数  2572.55ポイント +40.42ポイント(1.60%)

 S&P500 1188.68ポイント +15.81ポイント(1.35%)

 CME日経平均先物(円建て) 8575円 +95円

 米国10年もの国債金利 1.994% -0.002%

 ニューヨーク原油  88.91ドル -1.30ドル

 GOLD 1826.5ドル -3.6ドル

 ドルインデックス 76.67 -0.23 


 昨日の米国株は、朝方発表された8月の小売売上高が予想を下回ったことや、オーストリア議会が欧州安定化基金増額案を否決した…との報が伝わったことから、反落してスタートしました。景気の先行きへの懸念が増幅し売り物が増加。ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の安値1万993ドル(前日比113ドル安)をつけています。その後、オーストリア議会の決定が否決ではなく「遅延」であるとつたわるとともに、買い安心感が戻り、株価は反転。その後、独仏、ギリシャ3国首脳による電話会談後の声明で、「ギリシャが将来もEUにとどまる…」と確認されたことから、金融支援が継続されるとの期待感が高まり、一段と買いが増加。引け近くには、この日の高値1万1386ドル(前日比280ドル高)をつけました。ただ、3日続伸のあとであることや、今晩、重要な経済指標の発表を控えていることから高値警戒感も強まり、引けにかけ急速に上げ幅を縮めています。結局、主力3指数とも3日続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1480万株増の10億8425万株。騰落状況は、値上がり2249、値下がり776でした。

 業種別の値上がり上位は、航空会社、ホテル、家具、半導体・同製造装置、商業サービス・用品、運輸など。一方、下落したのは、貴金属、金鉱山、非鉄、鉱山など金がらみが上位。ギャンブルもさえない動きでした。ニューヨークダウ30種のうち、値下がりしたのはシスコシステムズの1社のみ。保険大手トラベラーズは変わらず。8月の小売売上高で増加が確認された建材関連(ハリケーンの影響?)でホームデポが2.7%上昇と採用銘柄トップの上昇になったほか、スリーエムやGEなど景気敏感株も堅調な動き…。個別では、大株主であるヘッジファンドが買い増しを示唆したヤフーが2%上昇、50億ドルの自社株買いを発表したパソコン大手デルが3.3%上昇するなどNASDAQ銘柄の検討振りが目立ちました。

 ニューヨークダウは、3日続伸して終わり、目先の上昇バンド内の動きを維持しました。ただ、25線を抜くとともに急速に伸び悩み、結局、25日線を上回れずに終わっています。一方、強さが目立ったのが、NASDAQ総合指数の動き。50日線で頭を押さえられたものの、引け値ベースでは8月31日の終値2579ポイント(ざら場は2611ポイント)を上回っています。さらに、それを上回る強さを示したのがNASDAQ100指数の動き。8月31日につけた戻り高値2268ポイントを上回っており上昇トレンドを確実なものにしています。すべての指数の中で、いち早く50日線、75日線に到達しており、ハイテク株中心の立ち直りを象徴しています。NASDAQ総合指数、NASDAQ100指数とも、25日線上にあるほか、25日線が上向きに転じており、次はこれを支えに、50日線を突破できるかどうかに焦点が移ってきます。米国でも、輸出依存殿高い主力株が伸び悩むという日本と同様な動きが出ており、世界景気減速を織り込んでいるようです。米国でも「成長性」が、株価のキーワードになり筒あるようです。

 米国株は3日続伸。CME日経平均先物は、大証終値を95円上回る8575円で帰ってきました。レンジは8485円~8665円。円相場は欧州情勢の落ち着きから対ユーロが105円80銭台に軟化したものの、対ドルは経済指標の悪化を受け、76円60銭台とやや円高に振れています。本日の日本株は、CME先物終値にサヤ寄せする格好で、堅調に推移しそうです。ギリシャ問題がとりあえず収束のほうに向かいつつある(12月の追加融資前には再発しそうだが…)ことを好感し、、主力株を買い戻す動きが強まりそうですが、世界景気の減速感もあり上値は限られそう…。今日もGLOBEXにらみの展開ですが、いまのところ米国株はしっかりになっており、主力株中心に堅調なスタートが予想されます。ただ、主な流れは米国でNASDAQがリードするように成長性をテーマにしたもの。引き続き、中小型優位の展開が続くことになりそう。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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