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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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権利・配当落ちを即日埋め。欧州情勢への好転期待から上げた欧米株高を受け、小幅続伸
 なんだか疲れますね~この相場は。海外株は景気良く反発していますが、日本株は、下げるときも少ない代わりに、反発力も大したことはありません。なんだか、悟りきって、欲を失った投資家ばかりの市場になってしまったようです。もちろん、主力株の話ですが…。でも、以前から書いているように、ダメだ、ダメだと言われる日本市場でも、成長が続き、指数の動きとは関係無しに、株価があがっている企業はいくらでもあります。主力株は、この戻り相場でもリバウンドが精一杯ですが、今日の新高値銘柄数は、東証一部だけで64銘柄。このブログでも、自らの力でマーケットを切り開いている企業、独自の事業性で他社を寄せ付けない企業を成長性に基準を置いて買えば、そんなに怖くない…と、書いてきましたが、最近のレポート注目銘柄は、それを実行して選択してきました。

 おかげで、全体が下落するなかでも、連日、日替わりで何かが、年初来高値を更新するという状態でした。このブログでも、主力株の側から市場を見れば、とんでもない低迷相場ですが、次世代を担う小型成長株の側から見たら、全く違う景色が見えてくる…と書いてきました。今日も、最近ここ数号で取り上げた注目株から、介護のニチイ学館のほか、加藤産業、コメリ、ピジョン、長府製作所、ハウス食品が年初来高値を更新しています。また、クラウドコンピューターサービスのネットワンと世界一の気象予報会社ウェザーニュースについては、ここでも何度も取り上げてきましたからご存知だと思いますが、最近の調整でも75日線で下げ止まり、早速切り返しに入るなど、相場の生きの良さを示しています。特に、ウェザーニュースは、月曜日に第一四半期の減益決算を発表していますが、売り上げは増加。減益は新たに事業の強化方針を打ち出した船舶部門への先行投資によるもの。事業内容の悪化によるものではありませんので、むしろ好材料とみるべきもの。それを裏付けるように、一気に切り返し、年初来高値に迫っています。会員の方には、上場来高値抜けで一旦売りとはしましたが、長期なら、ここからの株価倍増も夢ではない…なんて、馬鹿な予想もしています。

 まあ、ブランド名にこだわった投資をしている方にはきつい相場がしばらく続くことになりそうです。とにかく、大量生産・大量消費に依存しなければ維持できない企業は、震災の影響が無かったとしても、競争に勝つためには消費地の近くに出て行って生産するしかない…。これまでのように、国内で稼いで、海外で安く売ってシェアを拡大する作戦は、韓国の企業が真似をしており、もう通用しません。現地に出て、安価な生産コストで現地企業と競争して生き残るしかないわけです。これまでは、陰に陽に国の保護を受けてきましたが、海外でいきることは、国の保護を受けられなくなることでもあり、結局、現地化を進めるしかなくなるのでしょう。

 まあ、どうなるか分かりませんから、少なくとも国内を基盤に、新たな成長を模索している企業を探すのが一番分かりやすい…。今の市場は、もしかしたら構造変化を買い始めたのかもしれません。ただ、相場的には、今日はできすぎ…。昨日、今日と何でも買えばいいだろう的な相場になっています。物色範囲の広がりをみる騰落レシオは、一気に115%に乗せ、警戒ゾーンの120%超えに近づいています。サイコロジカルライン(6勝6敗)、RSI(50%)などは、まだ大丈夫といっていますが、ちょっと買いすぎ感は否めません。目先の判断が難しくなったから、冒頭の「疲れる相場ですね~」になったわけです。
 ちなみに今日の日経平均終値は、5円70銭高の9815円65銭、TOPIXは5.62ポイント高の754.07ポイント。出来高は、18億5953万株。売買代金は1兆2327億円。権利配当落ち分(68円)を埋めてプラスになったのは評価できますが、まだ、体制に影響なし…。

 昨日までは、欧州でリップサービスがたくさんあり、市場もそれに乗っかって、買いに行きましたが、今晩のフィンランド議会から、EFSFの批准が始まります。市場は、具体的な現実を織り込み始めますから、昨日までと同じようには行かなくなるのではないでしょうか。フィンランドは日本時間の9時ごろには採決があるようですが、与党の数が過半数を大きく上回っており、批准は間違いないといわれています。しかし、明日は、最大の焦点であるドイツの番。大丈夫だとは言われていますが、市場は万が一を警戒してきます。今後も、重要なスケジュールが続きますし、まだ、肝心なギリシャへの融資が行われていないことは忘れてはいけません。まあ、結果を見るまでは爪を伸ばすのは早そうですね。主力株は、ますます動きがつらくなりそうですね。

 追伸)無料レポートで、OKKを買った人からの問い合わせがありました。会員ではありませんので、直接の回答は控えさせていただきますが、現在は、世界的な景気減速を懸念して、設備投資関連が売られています。でも、バルチック海運指数などの景気指標を見るかぎり、そんなに、景気が落ちこむとは思えないのですが…。それと、3年も延期されたボーイング787「ドリームライナー」の商業生産が始まりました。OKKとの関連を調べてみては…。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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