大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2012/05 | 06
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EUサミットへの失望感やドル上昇を嫌気し小動き…NASDAQ100の堅調が持続
 おはようございます。 昨晩は、初孫のお雛様の飾り付けに大阪まで出かけていましたので、書き込みができませんでした。20数年ぶりに倉庫からだして飾ったのですが、なんだか、お雛様も喜んでいるような表情でした。今年は3人官女までしか飾れませんでしたが、来年の節句には、7段飾り全部を飾ってあげたいものです。

 さて、のど元過ぎれば熱さ忘れる…ではないですが、昨日のEUサミットで、財政協定に署名が終わったあと、問題国が、早速、勝手なことを良い始めました。安全網(セフティネット)の拡充へ向け、欧州恒久的安定基金(ESM)を拡大をする話は、ドイツの反対でお流れになり、次回のEU財務相会合に下駄を預けた格好になっています。これ以上の負担にはドイツ国民の感情的な反発があり、メルケル首相も簡単に「ハイ」とはいえない事情もあるようです。あくまで他のIMF加盟国の資金協力を優先したいようですが、自助努力をしていないのに、他者に強力を求めるのもいかがなものか…というのが、米国などの考え方。まあ、時限爆弾のタイマーを止めていないのですから、また、いつか、爆発すると、大騒ぎしなければならないんでしょう。早速、スペインが財政赤字削減目標を緩和する方針を出してきましたし、ギリシャは、トロイカ(EU、IMF、ECB)の監視は受け入れるものの、常駐は認めないと言い始めました。もらうものをもらったら、用はないということでしょうか。困ったら、核開発問題を引っ張り出し、これを手控えることを条件に、援助をもらう。もらったら、用は無いとして、また、核開発を再開し、次の支援に備えて危機感をあおる…どこかの国とよく似ていますね。

 2日の米国市場
 ニューヨークダウ 1万2977ドル57セント −2ドル73セント(0.02%)

 NASDAQ総合指数 2976.10ポイント −12.98ポイント(0.43%)

 S&P500 1369.63ポイント −4.46ポイント(0.32%)

 CME日経平均先物(円建て) 9810円 +50円

 米国10年もの国債金利 1.977% −0.053%

 ニューヨーク原油 106.70ドル −2.14ドル

 GOLD 1709.80ドル −12.40ドル

 ドルインデックス 79.44 +0.66 


 昨日の米国株は、昨日閉幕したEUサミットで、財政緊縮協定が発効したものの、救済基金規模の決定が見送られたことを嫌気し、軟調なスタートになりました。前日のサウジアラビアのパイプライン爆発事故が誤報と伝えられ原油価格が下落したことを受け、資源・エネルギー株が軟調に推移したことや、EUサミットへの失望感からドルが買われたことから、輸出株も軟調になり、下落幅を拡大。一時、ニューヨークダウは、この日の安値1万2927ドル(前日比57ドル安)をつける場面もありました。この日は、重要な経済指標の発表も無く、終日、買いが見送られる展開。ただ、安値圏では、来週の雇用統計に期待した買いも入り、一時は前日比プラス圏を回復する場面もありました。結局、大きな動きもないまま、この日の商いを終え。主力3指数とも小幅に反落しています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億1539万株減の6億9726万株と、閑散商状に逆戻り。騰落状況は、値上がり1007、値下がり2021。市場は高値警戒が出ていますが、VIX指数は前日比0.17%上昇の、17.29と、警戒的な動きは出ていません。

 ニューヨークダウは小反落。ダウ30種は、値上がり15、値下がり15。業種別では、原油価格の下落を好感した空運が上昇率トップ。紙パルプ、ギャンブル、タイヤなどが上昇。石炭、鉱山、貴金属など市況関連が下落したほか、人材派遣、レジャー用品などが下落しています。ニューヨークダウは、依然、レンジ内の動き。昨日も書きましたように、25日線の勢いが無くなってきており、そろそろ、レンジ抜けの動きがほしいことです。ユーロが再び軟化し、ドルがあげていることが、資源株、輸出株の動きを鈍らせている側面があるようです。ただ、NASDAQ100はこの日も高値を更新。引けは0.07%下落していますが、依然、上げトレンドが続いています。主力株については、当面、債券市場との綱引き状態が続きそうです。重要経済指標の発表や中国全人代開催など重要イベントが続く来週がカギか…?

 米国株は、ほぼ横ばいで終了。CME日経平均先物は、大証終値を50円上回る9810円で帰ってきました。レンジは9735円〜9815円。円は、EUサミットへの失望感や日本のCPI(消費者物価)の前年同月比でのマイナス。失業率の上昇など日本の景気停滞を懸念した円売りなどから、対ユーロで107円90銭台に上昇したものの、対ドルは81円80銭台に下落して帰ってきました。
 昨日の日本株は、午前中は高値警戒感から小動きに推移していましたが、午後から、1月のCPIの低下や失業率の上昇を受け、円売りが増加。これを好感し、先物が上昇。これが現物との裁定買いを誘い指数が上昇、引け値ベースの戻り高値を更新して終わっています。週明けの日本株も、CME先物高を好感して、堅調な展開が予想されるものの、週ベースのテクニカル指標の過熱感もあり、全体的には伸び悩む動きになりそう。依然から書いているように、日本株は為替次第の展開で、来週もこの動向がポイントになります。今週から、電鉄株が買われるなど、3月末の配当取りを意識した動きも始まっており、来週も個別株を中心に循環物色が続くことになりそうです。

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大仏さん

Author:大仏さん
昭和23年生まれの九州男児。
国立大学卒業後、大手証券入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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