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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州危機の再燃懸念や連休を前に模様眺め気分が強く、主要指標は高安まちまちの動き
 おはようございます。 春の嵐が過ぎたとおもったら、今日は、朝未だきのころ、強風と豪雨になりました。窓をたたきつける雨音を聞いていると、霙混じりだったような感じもします。相場といい、天候といい、な~んか変になってきましたね。昨晩は、ジンマシンの薬が効きすぎて寝過ごしてしまいました。まあ、無理する相場ではない、としてきましたので、ご容赦。

 さて、欧州情勢は相変わらず。先ごろ、スイスフランが上昇を始めたが、ユーロを下落させる思惑があるのではないか…と書きましたが、その後、やはりユーロが下落してきました。今回のスケープゴートはスペインです。ポルトガルのほうが悪いような気がするのですが…。スペイン首相は、EUサミットで、新財政協定に調印した直後、財政削減ペースを緩めると発言し、注目されましたが、今思えばこれが伏線になっていたんでしょうかね。ECBの果敢な資金供給から危機が一巡。ユーロが上昇し始めると、このところ、ドイツを中心とする輸出主導国の景況感が悪化。EU最大金主であるドイツのPMI指数の50%割れなど、予想を下回る景気指標が増えています。昨日発表された鉱工業生産指数も、マイナスに下落。予想、前月水準ともに下回っています。一方、IMFの報道官が、「スペインは深刻な危機に直面している」など、危機をあおるようなコメントを出しています。いまさら、言われるまでもなく、住宅価格の下落など危機の兆候はだいぶ前から出ていました。確かに、危機を映してスペイン10年国債の金利は上昇し、昨日は5.86%まできました。危機ラインの7%まではまだ余裕があります。6%を超えると、ECBが購入に動く可能性もあります。まあ、安全弁もありますし、少々危険な綱渡りをしても、ユーロ安で景況感が改善すれば御の字というところでしょうか。米国もドル高で、ガソリン価格が下落すればそれでよし。日本は、とりあえず80円台になったから、しばらくは我慢してよ…ということでしょうか。朝から妄想を書いて、すみません。

 5日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万3060ドル14セント -14ドル61セント(0.11%)

 NASDAQ総合指数 3080.50ポイント +12.41ポイント(0.40%)

 S&P500 1398.08ポイント -0.88ポイント(0.06%)

 CME日経平均先物(円建て) 9715円 -75円

 米国10年もの国債金利 2.188% -0.041%

 ニューヨーク原油 103.35ドル +1.84ドル

 GOLD 1630.10ドル +16.00ドル

 ドルインデックス 80.07 0.33


 昨日の米国株は、欧州でスペインなど高債務国の国債金利が上昇。これを嫌気して欧州株式が総じて軟調になった流れを受け、下落してスタートしました。朝方発表された新規失業保険申請件数が、予想や前週水準を下回ったことは、特別に材料視されず、より後、まもなく、ニューヨークダウは、この日の安値1万3012ドル(前日比63ドル安)をつける場面もありました。今晩から連休に入ることから、総じて見送り気分の強い展開でしたが、場中に、大手投資銀行が、今晩発表される雇用統計数字について、失業率や非農業部門の雇用者数に関して予想を上方修正したことから、買いが増加。一時、前日比でプラス圏に浮上する場面もありました。ただ、連休控えであることから、引けにかけ手じまい売りが増加していました。結局、主力株中心のニューヨークダウとS&P500は続落したものの、フェイスブックの上場を好感しNASDAQ総合指数は反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億1285万株減の7億184万株。騰落状況は、値上がり1299、値下がり1701。VIX指数は前日比1.58%上げ、16.70に上昇しています。

 ニューヨークダウは、3日続落。ダウ30種は値上がり11、値下がり19。AMEXが1.27%、ホームデポが1.54%、ウォルマートが0.8%、それぞれ上げるなど消費関連の堅調が目立ちました。一方、アルコアなど素材が下落、GEやスリーエム、ユナイテッドテクノロジーなど輸出株がドル上昇を嫌気して売られていました。業種別では、ギャンブル、旅行代理店、装飾品、レストラン、消費者金融などが上昇。金鉱山、アルミ、固定電話サーボビス、鉄鋼などが下落しました。
 ニューヨークダウは、依然、2月のレンジ相場の下値抵抗力を試す展開が続いています。RSIなどテクニカルな過熱感は解消に向かっているものの、ドル高が輸出株を圧迫し、ニューヨークダウは昨日、25日線を割り込んできました。3月初旬の小幅調整時は50日線が下値を支えましたが、今回は、FRBの追加金融緩和への過剰な期待感を削ぐという側面もありますから、もう一段下(13週移動平均線?)を見ておいたほうが良いのかもしれません。緩和期待→景気実態の反映という流れへの変化がポイントになりますから、業績発表待ちの日柄整理に入るのかも…。ただ、追加金融緩和への期待感は潜在化しながら継続しますが…。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は大証終値を75円下回る9715円で帰ってきました。レンジは、9640円~9815円。レンジ下限が前日の969円から下回っています。円は欧州危機再燃懸念から買われ、対ユーロで107円50銭台、対ドルで82円30銭台に上昇。対ユーロは一時106円台に入っています。本日の日本株は先物売が先行。裁定解消うりなどから、軟調な展開が予想されます。今回の下落の引き金を引いた欧州系証券の手元にはまだ、まとまった先物の買い玉が残っており、動向が注目されます。株価が崩れても、一向にETF買いにも動かない日銀に対し、2月に示した緩和姿勢自体を疑う気分が市場で高まっていることも、円の先高観を強めています。月曜から始まる日銀金融政策決定会合で、最近の市場と日銀政策のかい離をどのように説明(言い訳)するかが注目されます。まあ、米国と同様に、日本も金融緩和への夢を買った増場が終わり、次のステップへ向けての踊り場に入った…とおいうこと。当面は、主力株はお休みか…。復興関連の小物を買う落穂拾い相場へ。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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