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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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不透明感を増す海外要因を受け、見送り気分の強い展開となり反落して終了
 注目のスペイン国債入札は、目標の25億ユーロをやや上回る、25億4100万ユーロを調達。成功裏に終わったようです。2月末に実施した期間3年ものの資金供給効果がまだ残っていたということでしょうか。調達額は2年債が11億1600万ユーロ。調達金利3.463%(前回3.495%)、応札倍率3.3倍(同2.0倍)、10年債は14億2500万ユーロ。調達金利5.743%(同5.403%)、応札倍率2.4倍(同2.2倍)と、10年債の金利がやや上昇したものの、まずまずの内容でした。まあ、昨日のスイスフランの動きをみると、市場は順調に消化できると読んでいたふしがあります。今日の欧州株式市場は、これを好感してほぼ全面高で始まっていますが、急反発するにはいたっておらず、とりあえず、一安心した、というスタートになっています。GLOBEX市場の米国株も、一時は、100ドル近くあげていましたが、現在は60ドル高、日経平均先物も大証終値を35円上回る程度。


 関心は今晩開催されるECB理事会に移っている感じです。明日にはIMF・世界銀行春季総会とG20財務相・中央銀行総裁会議と重要なイベントが控えています。特に、IMF総会はEU危機救済をめぐる資金拠出をめぐり、EUの自助努力を主張する米国、カナダなどと、発言権の拡大を狙い供出金の拡大を図る中国など新興国の思惑が交錯しており、果たして、ラガルト専務理事が望む4000億ドルの資金が集まるかどうか…。まだまだ、予断許さない状態が続きます。

 今日の日本株は、IMFが前日とは一変して、EU銀行の資産圧縮懸念や円高回帰懸念を出したことを嫌気。米国株がIBMやインテルの弱気の決算見通しを懸念し反落して帰ってきたことから、売り先行で始まりました。CME日経平均先物が大証先物終値を60円下回る9600円で帰ってきていたことから、先物売が先行。指数採用銘柄に裁定解消売りが広範にでたことから、日経平均は前日終値を90円近く下回って始まっています。円は、終日81円台で推移したものの、米国のハイテク株決算への慎重な見方から買いが手控えられ、終日安値圏で推移。欧州市場を意識する2時過ぎには、スペイン国債入札を思惑した円買いと株先物売が先行。日経平均は、一時、前日比102円安する場面もありました。ただ、円が81円を割れなかったことから、押し目買いが入り、日経平均は、寄付きを上回る9588円38銭(前日比78円88銭安)、TOPIXは814.13ポイント(同5.14ポイント安)と、ともに反落して終わっています。出来高は、16億2920万株、売買代金はかろうじて大台を維持した1兆43億円で終わりました。騰落状況は、値上がり333、値下がり1232。

 今日も特定筋介入の噂がある明和産業がストップ高で値上がり率トップ。すごいですね。3日連続のストップ高です。うらやましいですね~。出来高は425万株ですか。どこからこんなに売り物が出てきているんでしょう。まあ、このあたりを良く考えてみることですね。そのうち、会社関係の株券まで市場にでてきて、冷やされることになるんでしょう。多分、大証の新日本理化が種玉になっているんでしょうが、4月初旬には、株価は3分の1近くにまで下落。おそらく、街金関係からは厳しい取立てが始まっていたんでしょう。その段階での、明和産業の急騰ですから、ぎりぎりの勝負をかけてきたようです。1月相場時は、この銘柄も、この銘柄も…と、結構、思惑で上げる銘柄が多かったのですが、今回は銘柄が絞り込まれています。それだけに、野中の一本杉みたいな相場になるのかも知れませんが、広がりがでないと、短命に終わる可能性が大きくなってきます。浮動株は8.9%しかありませんし、大株主には、そうそうたる企業がそろっています。調子に乗って仕掛けていると、大株主から売り浴びせられてくる可能性もあります。昔、ある株をやったことがありますが、買っても買ってもどこかかから売り物が出てくる。調べてみると、大株主名義の株券がたくさんでてきました。結局、こちらの資金が続かなくなり、ギブアップしたことがあります。この特定筋はどの程度の資金を用意してやっているんでしょうかね。この筋は、依然は、浮動株の多いものをしかけ、万が一の場合は、会社に買い取らせるような動きもしたものですが、ちょっと、以前とうやり方が違っているような気がしないでもないですが…。

 まあ、ここは全てのイベントが終わるまでは、動かないのが賢明か。動くなら、来週のFOMC前…か。緩和しなくて当たり前。緩和したら儲けもの。米国が緩和したら、日銀は、それ以上の緩和をしなければならなくなります。いずれにしても、相場にはプラス。このところ、JVCケンウッドやクラリオン、富士重工業など、事業再建に取り組む企業の株価が堅調に推移するなど、新しい動きが出てきました。またクラウド普及率が低い日本へ向け、米国からの進出も増えています。仕手株も良いですが、もっと、分かりやすい材料株が増えているように思うのですが。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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