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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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アマゾンの好決算や堅調な個人消費を好感し、3日続伸して終了
 おはようございます。昨日、朝刊を読んでいたら、以前取材した企業の経営者が取り上げられていました。フローリングには向かないと言われた杉材を圧力をかけて硬質化し、傷が突きにくくして、建築用材として売り出した、というもの。もう、10年以上も前に、公的な研究機関が開発したものです。開発された当初、県内の材木業者にみせると、「こんなの杉材ではない…」と、さっぱりの評価。その後も、材木業者は吉野杉のブランドにこだわり、高級木造住宅向けへの販売を続けましたが、バブル崩壊で需要は急減。いまでは、高級材のはずの吉野杉の山は、手入れもされずに荒れ放題…。枝打ちもしていないため、節だらけで商品価値も低下しています。最近住宅を購入する人は、木材に節があってもこだわりませんが、業者のほうは、節があるものが建築材になるか…といまだに言い続け、倒産する業者が増えています。独りよがりなブランド信仰にこだわり、需要を読み誤った結果です。どこかの国の企業に似ていると思いませんか? この経営者、いろいろ辛酸をなめて苦労されてきた方、事業の成功を心から応援しています。

 さて、昨日はスペイン国債の2段階格下げという最悪のタイミングで、イタリア国債の入札が行われました。結果は、目標上限の62億5000万ユーロに対し、トータルで59億5000万ユーロと、ほぼ目標に近い額を調達しています。中心の10年債は、25億ユーロを調達。調達金利は、前回の5.24%から、5.84%に上昇しています。5年債は24億1600万ユーロを調達。金利は、前回の4.185から4.86%に上昇。格下げ懸念がある中での調達でしたから、利回りの上昇が目立ちました。このほか、2016年4月償還債、2019年2月償還債も募集しています。金利の上昇からみて、ECBが2月に実施した期間3年もの資金供給の効果が薄れつつあることも予想されます。また、ヘッジファンドなどの投機筋が、格下げが近いことを見越し、CDSと絡めて購入した可能性もありそうです。格下げを受けた、スペイン債が6%台に乗せたほか、イタリア債も6%大台に接近。不安定な状況が続きそうです。

 ただ、このところ、急送に台頭してきたのが成長促進への気運。EUが歳出を拡大し、雇用への配慮を強めているほか、メルケル首相が財政再建一辺倒から、成長促進に柔軟な姿勢に転換。昨日は、ドイツの報道官が「成長を促進する必要がある」とし、6月のEUサミットで、雇用・成長問題を討議する…と発言。ドイツの姿勢が大きく変わり始めています。ソブリンリスク問題が、欧州4番目の経済大国スペインに飛び火し始めたため、景況感を改善しなければ財政再建もおぼつかないことが、ようやく分かったということでしょうか。また、大統領選挙で苦戦するフランスのサルコジ大統領を側面から支援する狙いもあるのでしょう。このところ、欧州株式が、悪材料に対し打たれ強くなっているのは、市場がこの変化を感じ取っているからではないでしょうか。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万3228ドル31セント +23ドル69セント(0.14%)

 NASDAQ総合指数 3069ドル20セント +18.59ポイント(0.61%)

 S&P500 1403.36ポイント +3.38ポイント(0.24%)

 CME日経平均先物(円建て) 9525円 +25円

 米国10年もの国債金利 1.944% +0.010%

 ニューヨーク原油 104.43ドル +0.38ドル

 GOLD 1664,80ドル +4.3ドル

 ドルインデックス 78.71 -0.46


 昨日の米国株は、前日発表されたアマゾンの好調な決算を受け、買い先行で始まりました。第一四半期のGDPが予想を下回ったことから、一時、マイナス圏に沈む場面がありました。ただ、統計内容で、個人消費が堅調だったことや前回のGDP押し上げ要因になった在庫投資が減少するなど、内容的には良かったことが確認されるにつれ、買いなおされ、昼ごろまでに、ニューヨークダウは、この日の高値1万3266ドル(前日比62ドル高)をつけています。ドルが下落したことから国際商品価格が上昇。これを受け資源・エネルギー株が買われたほか、アマゾン効果でハイテク株も堅調に推移しました。引けにかけ、週末の手じまい売りに上げ幅を縮めましたが、結局、主力3指数とも続伸して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比791万株減の7億8681万株。騰落状況は、値上がり2037、値下がり981。VIX指数は、前日比0.49%上げ、16.32に小幅上昇しています。

 ニューヨークダウは3日続伸。ダウ30種は値上がり19、値下がり11。クラフトフーズ、コカコーラ、マクドナルド、AMEXなど消費関連の堅調が目立ちました。業種別では、旅行代理店、住宅建設、空運、ネット関連などが上昇。タイヤ、産業廃棄物処理、非耐久消費財、家庭用品、家電などが下落しています。
 ニューヨークダは、25日、50日、75日の各移動平均線を全て上回り、堅調に推移しています。一昨日から25日線が上方転換しており、状況は改善しています。当面、1万330ドル台の戻り高値に挑戦する格好になりますが、3月16日の戻り高値を、4月2日に上回れなかったことがウィークポイントに…。詳しくはレポートで解説します。

 米国株は続伸。CME日経平均は、大証終値比25円高の9525円で帰ってきました。レンジは9455円~9700円。円は、欧州ソブリンリスク問題、米国景気減速懸念を受け、対ドルで80円20銭台、対ユーロで106円30銭台と、円高が進行して帰ってきています。来週の野本株は、大型連休の谷間で、立会い日数は2日しかありません。海外株高を受けて、堅調な始まりが予想されるものの、日銀の政策変更に関して取られたポジション整理があり、方向感の無い展開になりそう。詳しくはレポートで解説します。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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