FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



スペイン格下げや中国景気への懸念から下落スタートもスペイン銀行支援の進展期待で上昇して終了
 おはようございます。このところ、収納庫から発掘した資料の整理に追われています。まだ、収納庫には段ボール箱が数個残っており、来週末の資源ごみの日まで、急ピッチで整理しなければなりません。しかし、昔は真面目に仕事してたんだな~。

 さて、欧州では、スペインが銀行救済をEUに要請するかどうかに関心が集まっています。これに備えて、EU側では緊急のユーロ圏財務相の電話会談を準備しているといいますが、今の段階ではまだ要請がないといいます。スペイン側は、IMFと外部監査法人の資産査定の結果がわかる21日とより詳細な結果が判明する7月末の数字を見てから…と、副首相が支援要請を否定しています。ただ、フィッチの格下げを受けたことから、同国銀行が市場から資金を調達するときの保証金率の引き上げ懸念もでるなど、もう時間稼ぎをする余裕はなくなっているはずなのですが…。

 また、このところ、「EU成長協定への賛同」や「ある程度のインフレは容認して、成長刺激を…」など、ドイツの変節ぶりが目立っていました。昨日発表された同国の4月の輸出は、前月比1.7%減となり、前月の0.8%増から大きく落ちこみ、市場予想の0.7%減も大幅に上回る悪化を示しました。ドイツにしてみれば、このところ発表される国内生産関連指標の落ち込みから、景気が変調をきたしていることはわかっていたでしょうから、これだけ輸出が落ち込んでくると、急ぎ欧州の債務危機を収束させ、ECB(欧州中央銀行)に、景気刺激に踏み切らせたいはず…。前段の発言はこれを受けたものなのでしょう。これまで、ドイツ主導で、財政均衡主義が欧州を席巻。各種税金の引き上げや公務員の削減、年金引き下げなどが実施されてきましたが、成長政策が並行して行われなかったことから、景気が急速に腰折れしてしまいました。まさに、リーマンショック後の財政出動の折に日銀が指摘した、「偽りの夜明け」にだまされ、早すぎる財政改善をするという日本と同じ失敗を繰り返したことになります。米国からも警告されていましたが、本来、米国嫌いの欧州のこと。無視した結果が、今回の危機を引き起こす結果になってしまいました。

 欧州のメンバーは口には出しませんが、危機はドイツの失政による…と言いたいのではないでしょうか。おかげで、景気刺激で金融政策を主導するリーダーシップはECBに移りました。ECBのドラギ総裁は市場との対話など、FRBのバーナンキ議長ばりの手腕を発揮し始めました。利下げの方向は間違いないと思われますが、果たしていつこのカードを切ってくるのか…。ECB、FRB、中国、ブラジルなど、世界各国が緩和に踏み出す中、大胆な緩和策が行えない日銀。政策を小出しにすればするほど円高がすすんでいくことになります。日銀は金融政策を従来の理論で正当化する前に、市場というものを一から勉強しなおしたほうがいいと思いますが…。少なくとも世界の潮流に乗り遅れることだけはしてはならないとおもうのですが…。

 8日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2554ドル20セント +93ドル24セント(0.75%)

 NASDAQ総合指数 2858.42ポイント +27.40ポイント(0.97%)

 S&P500 1325.66ポイント +10.67ポイント(0.81%)

 CME日経平均先物(円建て) 8515円 +85円

 米国10年物国債金利 1.6356% -0.006%

 ニューヨーク原油 84.10ドル -0.72ドル

 GOLD 1591.40ドル +3.4ドル

 ドルインデックス 82.40 +0.19  


 昨日の米国株は、スペイン国債の格下げを嫌気したほか中国景気への警戒感などから、前日終値水準を下回ってスタートしました。週はじめから大幅に上昇したことを受け、週末のポジション整理をする動きも手伝い下落幅を拡大。ニューヨークダウは、寄り付き後、この日の安値1万2398ドル(前日比62ドル安)をつける場面もありました。ただ、スペイン政府が、EUに支援を要請、臨時の財務相電話会議が開催される可能性があることや、支援スキームとして、EFSF(欧州金融安定化基金)債が使われるなど具体的な支援策が伝わると、市場に安心感が生じ買いものが増加。ひけにかけ、じょじょに買い上げられ、結局、主力3指数ともほぼ高値圏で終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億6199万株減の6億8854万株。騰落状況は、値上がり2140、値下がり900。VIX指数は、前日比2.3%下げ21.23に低下しています。

 NYダウは4日続伸。ダウ30種は、値上がり16、値下がり4。ウォルマートやホームデポなど小売やJPモルガンやバンクオブアメリカなど金融株がダウの上昇率を上回りました。一方、月間売り上げが減少したマクドナルドが0.7%下落しています。業種別では、家具、タイヤ、携帯、OA機器、モーゲージjファイナンスなどが上昇。一方、鉄鋼、パイプライン運営、レストラン、石炭、オイル周辺サービスなどが下落しています。
 この日は、主力3指数ともあげましたが、そろって下落中の25日線にタッチしたところで取引を終えています。来週はいよいよ25日線の下落圧力との勝負になります。昨日のNYダウの動きをみると、再び、昨年10月^12月のテーブルを意識した動きを見せ始めており、底値は意外に硬いかもしれません。25日線を突破するには、サプライズが必要ですが、今日発表される中国の景気指標、ECBの利下げなどが候補として上がりますが、何しろ来週末には、ギリシャの再選挙を控えているだけに大きな期待は禁物なのかもしれません。詳しくは、レポートで考察してみます。

 米国株は上昇。CME日経平均先物は、大証終値を85円上回る8515円で帰ってきました。レンジは、8385円~8660円。円は、スペイン格下げやドイツの輸出減少、米国長期金利低下などを受け、対ドルは79円40銭台、対ユーロは99円40銭台と、ともに小幅に上昇して帰ってきました。週明けの日本株は、CME先物終値にさや寄せし堅調なスタートが予想されますが、今日明日発表される中国の経済指標によっては振幅が拡大するかも…。
スポンサーサイト





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ