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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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ギリシャ選挙結果を受け買戻しで大幅続伸…物色範囲は個別に拡大
 ギリシャ再選挙結果は、市場が望むような結果で終わりました。旧連立与党の新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動を合わせて過半数を制したことで、市場も一安心というところでしょうか。急進左派連合も前回の選挙に比べ得票を伸ばしており、実質的な当選者の差は8議席。得票率を見るとNDの29.7%に対し、急進左派連合は29.6%と、決して楽勝ではなかったものと思われます。とりあえず、NDのサマラス党首は今日中に組閣する方針といいますが、最初の仕事として、月末までに、次回融資の条件になっている追加削減案をまとめてトロイカ(EU,ECB.IMF)に提出しなければなりませんが、選挙期間中に再交渉を公約していますので、すんなり交渉がまとまるかどうかは不透明。ドイツは、一部に流れている期限延長論を頭から否定。約束はしっかり守れ…と先制攻撃をかけています。再選挙で、急進左派連動が議席数を伸ばしたことをみても、高失業率の若者を中心に、不満が拡大しており、財政赤字削減目標達成期限を1~2年延長するか、成長促進策を実施するなど緊縮一辺倒の政策を改めないと、社会不安が増幅する可能性もあります。

 まあ、今回の選挙は、事前の見通しが立たず、昨日のレポート作りも苦労しました。ただ、英国などのブックメーカー(賭け会社)の予想が、平均して3対1で、ND優位としていましたので、これを紹介。みんなが弱気のポジションを取っているときに、大きく崩れることは考えにくい。むしろ、上にいくリスクがあるのでは…としましたが、市場の関心はスペインに移っており、ともに、短期間で流れは小康状態に戻りそう、としました。今日の相場をみていると、短期のポジション調整はありましたが、ユーロ危機全体をヘッジしたポジションの巻き戻しまではいかなかったようですね。売買代金が、8645億円と9000億円にも満たない薄商いだったことをみてもわかります。今日の欧州市場は、選挙結果を好感して、上げてスタートしているものの、イタリア市場は大きく下落するなど、市場の関心はギリシャ以外の債務国に向かっているようです。

 まあ、これから月末にかけては、2回のEUサミット、ユーロ圏財務相会議、G20と重要イベントが山積しています。また、21日には、スペイン銀行への必要支援額がわかる査定結果が発表されますし、あまり注目されていませんが、月末には、EUが域内銀行に要求した自己資本比率9%の達成期限がきます。昨年10月ごろに持ち出された話で、公的資本の導入を嫌った銀行がリスク資産の圧縮に奔走。世界中から貸しはがしや資産処分を行ったことから、世界の景気をおかしくしたいわくつきの政策。この間、高債務国の国債が下落していますから、果たして要求された数字を達成できているかどうか…。目標数字を引き下げるか、公的資本を注入するか、それとも達成期限を延長するか…いずれにしても市場に付け込まれることばかり…。これでは、EU崩壊を前提にしたポジションは外せませんね。まだまだ、一山も二山もありそうです。

 今日の日本市場はギリシャの選挙結果を受けて最初の開いた市場。週末にヘッジしていた先物の買戻しがまとまって入り、これに刺激された裁定買いが入ったことから、日経平均は、前週末比154円高の8723円と高寄りして始まりました。円が対ドル、対ユーロでともに軟化したことから、輸出主力株を中心に買い戻しが入ったほか、シャープに鴻海の株式買い増しの話が流れるなど、主力株中心の流れになりました。ただ、買い一巡後は、ギリシャの選挙で財政緊縮派が勝つとして先物を買い建てていた外資系証券の利食い売りがでて急速に伸び悩んでいました。その一方で、海外有力ファンドマネージャーが注目する日本の成長企業が米国の投資雑誌に掲載されたことから、個別株に物色の手が回り、根を飛ばすものが増えていました。ただ指数的には大きな動きはなく日経平均の終日値幅は55円にとどまっています。結局、日経平均は前週末比151円70銭高の8721円02銭・TOPIXは12.24ポイント高の738.81と、ともに続伸して終わっています。騰落状況は、値上がり1373、値下がり220。

 日経平均サイコロは、7勝5敗、RSIは52、25日線かい離はプラス1.4%と、やっと25日線を上回ってきました。当落レシオは91と、物資範囲は拡大してきました。まあ、伸び悩んだのは、GLOBEX市場の米国株先物で一時100ドル以上上げていたのが、上げ幅を半分くらいに縮めたことが響いているようです。先週の上げは、欧州危機や景況感の悪化から、明日から開催されるFOMCでQE3に踏み切る…との期待が先行してあげげたものです。ただ、財政緊縮派が勝ったことで、追加緩和の必要がなくなり、今回の会合ではツイストオペの延長でお茶を濁されそうなことから、期待感がはげると感じたのでしょう。とりあえず、崩れることはないでしょうから、堅調に帰って来れば、日本では主力より個別株がにぎわう展開になりそう。今週号のレポートで取り上げた銘柄が100円以上上げていましたが、先ほど書いた、海外の成長株発掘のうまいFMのお眼鏡にかなっていたようです。主力はそろそろ13週線に近づくものが増えてきますので、動きに注意が必要です。まあ、今晩の米国市場で世界一周しますが、どのレベルの反応をしてくるか…?
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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