FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



スペイン、イタリアへの懸念から高安まちまちの動き…ハイテク株の見直しが始まる?
 おはようございます。

 ギリシャ再選挙というハードルを通過した欧州は、相変わらず「悲観」と「懐疑」の間を行ったり来たりしています。ギリシャで財政緊縮派が勝利したとの報が伝わると同時に、スペイン銀行の4月の不良債権比率が前月の9.37%から8.72%へと増加。また、返済が滞っている債権も前月から47億ユーロ増加し1530億ユーロになったことが伝わり、楽観から悲観の現実に引き戻されてしまいました。スペイン10年債は、再度売りなおされ、金利は7.29%に上昇。引けでも前週末比0.28%上昇の7.16%で終わってきました。つれてイタリアにも波及。10年債金利は0.25%上げ6.17%に上昇。FTSE MIB株価指数は2.85%急落してしまいました。金利上昇に見舞われたスペインの首相は、国債買い取りなど金利上昇の鎮静化に動かないECB(欧州中央銀行)に対し、不満をぶつけています。ECBは先週まで14週連続で国債の買い取りを実施していません。このあたりも、投機筋がかさにかかって売り攻勢を強める原因になっているんでしょう。

 まだ、スペイン銀行への1000億ユーロ支援の方法は決まらないようですね。EUなどが提唱したEFSF(欧州金融安定化基金)から、スペイン銀行に直接支援すれば、すんなり片が付いていたはずなのに、ドイツが、ESMから、スペインの政府機関を通じて支援することを主張したことから、おかしくなってしまいました。この方式ですと、スペインの財政負担は増しますし、デフォルト時の債務返済で一般国債が劣後することから、投機筋に付け込まれることになってしまっています。ドイツが教条主義を押し通せば押し通すほど、事態が悪化する…という悪循環を生んでいるようです。欧州最大の金主として、国民へも配慮しなければならないことは、わかりますが、選挙が近いだけに国民の信頼を損なうことはできないということなんでしょう。21日には、スペイン政府が外部監査機関を通して査定してきた結果がでて、資本の必要額がわかる予定ですが、果たして、どんな支援方式がとられることやら…まだまだ気をもむことが続きます。

 ただ、EU内でも危機対応へむけ動きは出始めています。どうやら法改正を伴わずにできる、銀行同盟の設立に動くようです。ドイツなどはECBの権限強化を考えているようですが、この背景には、ロンドンに本拠を置くEBA(欧州銀行監督機構)の権限を、大陸に取り戻すという狙いもあるといわれます。G20も銀行同盟に向けた取り組みを支持するようですが、金融取引税の導入に前向きな大陸欧州と対立する英国としては、監督権限まで取られてはだまっておられないところ…。欧米とEUの間で、いろいろな政治的駆け引きもはじまりそうです。まだまだ、この問題は長引く…?

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2741ドル82セント -25ドル35セント(0.20%)

 NASDAQ総合指数 2895.33ポイント +22.53ポイント(0.78%)

 S&P500 1344.75ポイント +1.94ポイント(0.24%)

 CME日経平均先物(円建て) 8680円 -50円

 米国10年物国債金利 1.578% -0.005%

 ニューヨーク原油 83.27ドル -0.76ドル

 GOLD 1627.00ドル -1.10ドル

 ドルインデックス 81.95 +0.36


 昨日の米国株は、ギリシャ再選挙で財政緊縮派が勝利したものの。スペイン、イタリア国債金利が上昇したことを嫌気。反落してスタートしました。スペイン問題を嫌気してユーロが売られドルが上昇したことから資源価格が下落。これを受け資源株が軟調に推移したことや、欧州危機を嫌気して金融株が売られるなどし、ニューヨークダウは、寄り付き直後この日の安値1万2696ドル(前週末比71ドル安)をつける場面もありました。ただ、今晩から始まるFOMCでの追加緩和期待や、この日発表された建設業者指数(6月)が前月水準、予想をともに上回ったことを好感し関連株が買われるなどし、指数は上昇。一時、前週末比プラス圏に浮上する場面もありました。その後は、。前週末の終値を挟んだ神経質な動きとなったものの、引け際に売られ、結局、ニューヨークダウは反落しています。ただ、個別のハイテク株に評価引き上げなどの好材料が相次いだことからNASDAQ総合指数やS&P500は続伸しています。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比8億646万株減の7億463万株。騰落状況は、値上がり1756,値下がり1255。VIX指数は、先週末のヘッジの外しもあり、13.2%下げ、18.32に急落しています。

 NYダウは反落。ダウ30種は、値上がり11、値下がり19。銀行、資源、輸出関連の下落が目立ちました。先週末のSQにからみ上昇した分のポジション調整も関係していそうです。業種別では、住宅建設、鉄道、空運、トラックなどが上昇。一方、石油探査、生保、石炭、アルミ、家電などの下落が目立ちました。
 3指数のうち、NYダウだけが下落しましたが、ここまで同指数が上げを牽引してきました。ただ、先週も指摘しましたように今年前半に形成したレンジ相場の下限ラインである1万2700~1万2800ドルに到達したことから、上値抵抗を意識する動きもあるようです。3か月近くもみ合った場面ですから、上値抵抗も強いちお思われ、この日も2度、ゾーン抜けにチャレンジしたものの押し戻されています。当面、フェイスブックの切り返しに代表されるように、物色の中心はNASDAQ市場に向かう公算が大きいものと思われます。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、大証終値を50円下回る8680円で帰ってきました。レンジは、8635円~8750円。円は、ユーロが売りなおされたことや、FOMCの追加緩和期待から、対ユーロで99円50銭、対ドルは79円10銭と、円高に振れて帰ってきました。本日の日本株は、CME先物安や円高を嫌気し、指数的にはさえない展開が予想されます。昨晩も書きましたように、まだ弱気ポジションはそのままにしているところも多く、欧州情勢を見ながら買いもどされることになり、比較的底堅い動きになりそうです。指数的には、今日もGLOBEX米国株先物を見ながらの展開。ギリシャ懸念の一巡から、再度、先物の売り攻勢も予想され、昨日のCMEレンジ下限8630円付近への下振れもありそうです。ただ、先週から、個別株を見直す動きが始まっており、来期も連続増益が予想されるものや成長性の高い企業を買う動きが続きそうです。
スポンサーサイト





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ