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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州情勢、消費税法案採決を嫌気し、3日続落…仕手株を含め個別色を強める
 今日の注目材料だった消費税関連法案は、国会で可決され、参議院に送られました。日経を中心としたマスコミの、消費税引き上げキャンペーンなど、体制派の総力を挙げた大作戦が奏功。今晩は、財務省幹部は祝杯を挙げることになるんでしょう。経団連も、消費税引き上げ分を、取引先に押し付け、みずからは、輸出分を還付してもらえるわけですから、濡れ手で泡で儲けですしね。まさに、なくのは国民と中小企業だけ…。なんだか、支配する方と、されるほうがだんだんはっきりとしてきた感じがします。民主党の若手議員が地元に帰って、選挙民の意見を聞く場面が報道されていましたが、大半の住民が消費税引き上げに反対でした。自分に振りかえっても、周辺では、無条件の消費税上げに賛成する人は皆無といってもいいくらい。マスコミが実施した世論調査のいい加減さが、よくわかります。歴代内閣を倒閣に追い込むときも、世論調査が錦の御旗のよぴに使われますが、果たして、どこまで信憑性があるのか…?今回の動きを通して、ますます、マスコミへの不信感を深めました。マスコミ操作による大衆誘導だけには乗りたくはないものです。ところで、野田首相、消費税引き上げが決まりましたので、あなたは、財務省に取っては必要がなくなりましたが、足払いをかけられないようにご注意を!

 さて、投票結果は、賛成363、反対96。民主党で反対票を投じたのは、57人に達したようです。過半数維持の54を上回ってしまいました。投票後の小沢グループの総会で、小沢氏は「当面は、党内にとどまって、改革を目指す…」と話したようです。その一方、輿石幹事長は、過去の処分を引き合いに出し、軽い処分で済ませることをにおわせています。なにか、あったんでしょうか。民主党も自民党も公明党も小沢氏も、今選挙をやりたくないのが本音。軽い処分で党内にとどめ、内閣不信任案を出さにようにすれば、解散は防げます。自公は処分が軽すぎると、約束違反を責めるでしょうが、法案が通ってしまった以上後の祭り。政治の世界では、だまされたほうが悪いのが常識…ということで、四海波静かな状態に戻るというストーリーなんていかがでしょうか。

 さて、今日の日本株も、欧州情勢と消費税法案採決という不透明材料から、指数的にはさえない動きになりました。スペイン問題の不透明感やキプロスの支援額は100億ユーロに達する可能性があることから、円が対ドル、対ユーロで上昇したうえ、欧米とも株安。CME日経平均先物も大証終値を80円下回って帰ってきましたから、先物売りや輸出関連株が売られたほか、先物売りが先行したことから裁定解消売りもでて、日経平均は昨日の終値を63円下回ってスタートしました。また、アジア市場が軟調に推移したことや円高が進んだことから、先物筋は、CMEレンジ下限の8610円台をめざし売りを強化。日経平均は、一時8619円安値(前日比115円安)まで売り込まれる場面もありました。ただ、CMEレンジの下限に届くと先物に買い戻しが入り、引けにかけ下落幅を縮め、結局、日経平均は70円63銭安の8663円99銭、TOPIXは6.33ポイント安の738.89ポイントと、ともに3日続落して終わりました。月内最終の換金売りもあり、出来高は、18億株と前日から4億株を超える増加になりました。騰落状況は、値上がり507、値下がり1053。

 まあ、日経平均は、先物業者のおもちゃになってしまっています。以前から、前日のCMEのレンジをなぞって動くと書いてきましたが、今日も安値はほぼ同じ。安値に到達すると買戻しが入るとういう機械的な相場になっています。いずれ、個人投資家がそんな馬鹿な指数の動きに愛想を尽かして、指数離れしてくると書きましたが、どうやらそんな動きが出てきたようですね。再生エネルギー買い取り制度の開始から、太陽光発電や風力発電関連が買われ、サニックスや高島、三晃金属などが、持続性を持って買われています。また、自社株買い銘柄も堅調。今日は、k氏のブログが更新されルックが取り上げられたことから、ストップ高しています。このほかにも、7月1日付で合併するヒューリックと昭和が指数売買を思惑して急伸。ルックの上げをみて、大株主のレナウンも買われるなど、市場全体は仕手色を強めてきました。また、好業績・高配当株にも買いが入るなど、個人の買い意欲が拡大しています。一方、指数銘柄は、全くダメ状態。

 先だってから、損保が損失支払いのため、4年間で1兆円の株式を売却するという記事が出ていました。また、団塊の世代への年金支払いから、年金基金の株式売却も増えてきます。これから、大手の投資家が持っている主力株は、どんどん需給関係が悪化してきます。彼らの運用方法は時価総額の大きなものを、上位から組み込んでいくやり方。したがって、時価総額の大きなものには、パッキンのこわれた蛇口みたいに、株券が漏れて出てきます。そんな株が買えますか…?結局、彼らが買いたくても買えない時価総額のランクの低いものを狙うのが個人投資家としてベストなやり方…。まあ、円が落ち着けば、また、主力株を買うときはくるでしょうが…。長期的には投資妙味は低いと思われます。当面は、新興市場や中小型株が優先する2005年後半型の展開を想定しておけばいいでしょう。欧州問題については、EU崩壊まで織り込みましたから、あとは、一つ一つのイベントを消化するだけ…。今週号のメーン銘柄、昨日、今日と小幅に続伸してきました。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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