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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州への警戒感は強いものの、住宅価格の底入れ感を期待した買いで小幅反発…25日線の攻防
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 欧州では、28日からのEUサミットを控え、ドイツと他の参加国との間で、たがいを牽制する動きが強まっています。EUのファンロイパイ大統領は、銀行同盟や財政統合、欧州共同債発行などの道筋をつけることを提案。サミットのたたき台として提出しています。これに対し、ドイツのメルケル首相は「私が生きている間、欧州共同債は実現することはない」と、強まるドイツ包囲網に対し強い調子で反論。サミットはあらかじめ準備された文書を討議する場ではない…と、批判しています。ドイツの強硬な姿勢から、サミットでの成果は望みづらいとして、市場では、再び、リスク回避の動きが強まっています。

 スペインやキプロスの金融支援要請を受けて、27日にはEU財務相の電話会談が開かれるようですが、スペインへの懸念材料になっているESM融資分の優越性を見直そうという動きも出ています。これに対しては、当然のごとくドイツが反対しています。昨日は、格付け会社ムーディーズが、スペイン銀行28行の格下げを実施したことや、短期国債入札が目標額を上回ったものの、調達金利が上昇したことを嫌気。10年国債金利は、0.23%上昇し、再び、7%水準に近づいてきました。市場は、スペインへの融資が、直接銀行に実施されるのか、政府経由で実施されるのか(この場合には、政府の財政負担が増加する)を注目しており、サミットがどういう結論を出してくるか…。懸案事項が山積みになっており、2日間の日程で果たして審議し尽くせるのか…。結局、何も決められるず次回に持ち越しされることを市場は懸念しているということでしょうか。再び「会議は踊り始めた」ようです。ところで、格付け会社のイーガンジョーンズがドイツの格付けを、一段階引き下げ、見通しも「ネガティブ」にしたようですが…。最大金主の足元が揺らぎ始めたと警告しているのでしょうか。

 26日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2534ドル67セント +32ドル01セント(0.26%)

 NASDAQ総合指数 2854.06ポイント +17.90ポイント(0.63%)

 S&P500 1319.99ポイント +6.27ポイント(0.48%)

 CME日経平均先物(円建て) 8690円 変わらず 

 米国10年物国債金利 1.632% +0.025%

 ニューヨーク原油 79.36ドル +0.15ドル

 GOLD 1574.9ドル -13.3ドル

 ドルインデックス 82.40 -0.06 


 昨日の米国株は、EUサミットを控え見送り気分の強い展開になりました。朝方は、コンファレンスボード消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業景況指数が、前月水準、予想をともに下回ったことから、売りが先行。寄り付き後、ニューヨークダウはこの日の安値1万2452ドル(前日比50ドル安)をつける場面もありました。ただ、ケースシラー住宅価格指数が発表され3か月連続して前月水準を上回ったことがわかると、下げすぎ感から買い戻す動きが強まり、住宅建設や同資材関連、資源関連などが買われ、引けにかけ上昇。結局、主力3指数とも反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比4103万株減の7億141万株に減少しています。騰落状況は、値上がり1934、値上がり1100。VIX指数は、3.24%下げ、19.72に低下しています。

 NYダウは小幅反発。ダウ30種は、値上がり16、値下がり12、変わらず2。原油の反発を好感し、シェブロンやエクソンが上昇。GE,ウォルトディズニー、マイクロソフトなどがダウの上昇率を上回りました。業種別で上げたのは、住宅建設、空運、建設資材、家具など。一方、貴金属、金鉱山、鉱山、自動車などが下落上位でした。
 ニューヨークダウは、欧州発の景気減速に神経質な動きが続いています。昨日も一時的に前日安値を下回る場面がありましたが、前日同様、上昇中にお25日線を意識して買いなおされています。二日続きで下ひげを残して終わっており、市場が下値意識を強めていることがわかりますが、欧州情勢が不透明なため、上値を買いあがれない状態が続いています。当面、25日線を中心にしたもみあいが続きそうです。

 米国株は小反発。CME日経平均先物は、大証終値と変わらずの8690円で帰ってきました。レンジは、8600円~8705円。円は、欧州の緊張が増していることから、対ユーロで99円20銭台に上昇。対ドルも79円40銭台と小幅に上昇して帰ってきました。本日の日本株は、前日水準で堅調に始まりそうですが、EUサミットを明日に控え、リスク回避の円買いも予想されることから、全体的には弱含みに推移しそうですy。CME先物のレンジ下限が8600円をつけていることから、一時的に下振れることもありそうです。指数は今日も先物次第の展開。ただ、全般に底堅い展開が予想されることから、個別株物色の動きが、昨日にもまして強まりそうです。昨日から買われ始めた仕手筋介入銘柄のほか、再生エネルギー関連、好業績・高配当銘柄などが個別に物色されそうです。また、低位有配株も低位株かさ上げの一環で注目されそうです。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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