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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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予想を大幅に上回る景気指標のサプライズ効果で続伸して終了…EUサミット控え商いは低調
 おはようございます。

 昨日の世界の株式市場は、欧州問題を忘れたような堅調な展開になりました。ドイツの頑なな姿勢を見る限り、今晩から始まるEUサミットでは、何の進展もない…と、市場は見限ったようです。それを後押しするように、ドイツのメルケル首相は昨日の下院議会演説で「財政統合もなっていないのに、欧州共同債権を議論するのは本末転倒」と相変わらずの反対姿勢を表明。また、EUのサミットたたき台に関しては「債務の共有化ばかりが先行している…」とメルケル節炸裂でした。まあ、欧州共同債を導入すれば、EU全体としては、いいのですが、ドイツなど低金利国にとっては金利上昇につながり、負担ばかりが増加するという格好。素直にハイと言えないのも当然でしょう。

 もっとも、すべての加盟国が財政・政治統合で合意。主権を放棄してドイツの主導のもとに、統一EUを推進するなら話は別ですが、そんなこと、英国や米国が許すはずもありませんしね。身内のフランスだって認めるはずはないでしょう。まあ、サミットでは、成長協定で合意し、域内銀行監督権限をどこか(ECB、EBA=欧州銀行監督機構=?)に集中することを決定。銀行同盟は、次回以降の課題にするくらいで終わるのでしょうか。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2627ドル01セント +92ドル04セント(0.74%)

 NASDAQ総合指数 2875.32ポイント +21.21ポイント(0.74%)

 S&P500 1331.85ポイント +11.86ポイント(0.90%)

 CME日経平均先物(円建て) 8785円 +45円
 
 米国10年物国債金利 1.622% +0.010%

 二ューヨーク原油 80.51ドル +1.16ドル

 GOLD 1578.40ドル +3.50ドル

 ドルインデックス 82.54 +0.15


 昨日の米国株は、中国の景気刺激策への期待感からアジア、欧州市場が堅調に推移するなか、この日発表された耐久財受注(5月)が、予想を大幅に上回ったことから、買い先行でスタートしました。また、中古住宅販売保留指数(同)が予想の1%増、前月の-5.2%に対し、5.9%増になったことがわかると、住宅市場の回復への期待感が高まり、一段と買いが増加。住宅関連やこの日上昇した原油価格を受け、石油関連も買われるなどし、指数は一気に1万2600ドルの大台を回復しています。買い一巡後は高値圏で持ち合いましたが、引けにかけ買われ、ニューヨークダウは一時、1万2646ドル(前日比112ドル高)をつける場面もありました。結局、主力3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、欧州への警戒感が強く、前日比2877万株減の6億8204万株と7億株の大台を割り込んでいます。騰落状況は、値上がり2403、値下がり666。VIX指数は、前日比1.37%下げ、19.45に低下しています。

 NYダウは続伸。ダウ30種は、値上がり24、値下がり6。ゴールドマンザックスが投資判断を引き上げたJPモルガンが3%上げたほか、バンクオブアメリカが2%上昇するなど金融株の上げが目立ちました。また、デュポンやアルコアなど住宅関連も堅調でした。業種別では、石炭、住宅建設、タイヤ、石油周辺サービス、石油探査などの上げが顕著。
 ニューヨークダウは25日線の支持力を受け続伸しています。下値から200日線が近づいていることから下値不安が薄らいでいることも買い安心につながっているようです。上値から下落中の50日線が近づいていることが懸念されますが。これまでの動きをみると75日線のほうを意識している感じ…。焦点は、先週木曜日の長大陰線。この中に入ってくると、上値圧迫が強まってくる…。

 米国株は続伸。CME日経平均先物は、大証終値を45円上回る8785円で帰ってきました。レンジは8645円~8805円。円は、米株高を受け対ドルが79円70銭台に軟化。対ユーロは99円30銭台と横ばいで帰ってきました。本日の日本株は堅調な始まりが予想されます。昨日は、中国の景気刺激策期待で先物はレンジ上限に上振れしましたが、今日は、レンジ下限が8645円で、下振れ懸念があるものの、今晩からのEUサミットを考えると仕掛け的な商いは入りにくいのではないでしょうか。当面、昨日の内需主力株や、個別の材料株が引き続き買われる展開。ゼネコンや住宅関連、消費関連の動きに注目したい。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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