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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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世界的な景気減速懸念や業績下方修正懸念から続落して終了
 はやいもので今日から10月です。カレンダーも残り三枚になってしまいました。10月は「神無月」と呼ばれ、全国津々浦々の神様が、出雲に集まり、男女の縁や出来事を決める…といます。出雲では、10月を「神在月」というようですね。相場の神様も出雲にお出かけになるようで、例年この時期には相場はさえません。今年は「壬辰(みずのえたつ)」。水が土の上にきており、関係はお互いを克する相克の関係。昨年のように、武器を持って互いを傷つけあったような激しい相克の関係ではなく、「不調和」が特徴になるとしていました。また、壬の水は海の水でしたが、9月になってまさに海上の尖閣列島をめぐって、対立がエスカレートしています。とくに、10月、11月の冬の季節にさしかかるころが危ない…ということでしたが、10月が近づくにつれ、尖閣問題だけではなく、欧州の問題もくすぶり始めてきましたね。株価のほうも6月4日に底打ちし、小回り3か月上昇したわけですから、ここで休憩しても別におかしくはないはずです。それにしても、株価が上がるためには「火」が必要ですが、確かに、6月は「九紫火星」で火がきて株価が底打ちしました。しかし、その後は、火がなかったものの、季節の夏(火)の陽気が株価を押し上げてくれました。秋の声を聴くとともに、相場が下げ始めたことも納得ですね。

 さて、米国のシカゴ製造業PMI指数は2009年9月以来初めて、判断の分かれ目になる50を下回ってきました。今日発表された日銀短観も輸出の減速から3期ぶりに悪化してきました。同じく、中国国家統計局が発表した製造業PMIは、前月から増加したものの、2か月連続で50を割り込んでいます。また、ユーロ圏の製造業PMI指数も、やや改善したものの、やはり50を割り込んだまま…と、世界的に景気の減速感が強まっています。特に日本の場合は、尖閣国有化以来、日本製品敬遠の動きが強まっていることや、今後、日本企業をターゲットにした労働争議や生産縮小などの動きも予想され、一段の景況感の悪化が予想されています。また、日本国内でも日中経済関係の先行きが読めないことから、投資や発注を手控える動きも予想され、景気の落ち込みは想定を上回る可能性も出てきそうです。

 中国については、共産党大会の日程が決まったことで、人事は固まったものと思われますが、香港紙の伝えるところでは,中央軍事委員会主席、国家主席、総書記が、それぞれ分かれ、権力が分散。胡錦濤主席が引き続き、中央軍事委員会主席にとどまる…との観測記事を載せており、果たして、習近平氏が全権を掌握するかどうかは、11月8日の党大会をみるまでわかりません。胡主席はデモで毛沢東の肖像を掲げて見せた保守派の台頭を、かなり気にしているようで、軍部を掌握することで、中国を後戻りさせないようにしているようです。レポートでも触れましたが、鄧小平氏が進めてきた「改革開放政策」が貧富の格差を生んだという批判がでており、今後、外資優遇策の見直しなどが始まるのかもしれません。いろんな意味で、今の中国はリスクが大きくなっているといえそうです。ただ、日本の場合、来年3月に開催される全人代に向け、政権基盤の安定を図るため、対日圧力を強める可能性もあります。合弁で中国に進出している企業は、嫌がらせを受けて、中国に持つ資産から技術まで、巻き上げられないよう注意したほうがよさそうですね。

 さて、本日の日本株は、世界的な景況感の悪化や円高に加え、朝方発表された日銀短観が3期ぶりに悪化したことを嫌気。景況感の悪化の原因になった輸出の減速を受け関連株が売られたほか、CME先物安から先物売りが先行。日経平均は、前週末比55円安の8815円と続落スタートになりました。寄り後も円高の進行を嫌気し、主力株への売りが続いほか、成長株にも業績の下方修正がつづいたことから、売りは広範に拡大。下げ幅を拡大する展開になりました。また、昼前に中国の製造業PMI指数が発表されると、コマツやファナックなど中国関連株の下げ幅が拡大。日経平均の下落幅は110円を超える場面もありました。引けにかけ、やや下げ渋ったものの、結局、日経平均は、73円65銭安の8796円51銭、TOPIXは5.07ポイント安の732.35ポイントとともに、続落して終わりました。出来高は、前週末から4億株近く減少し、13億7393万株。売買代金は8915億円と、急減してきました。騰落状況は、値上がり419、値下がり1109でした。

 今日の終値での日経平均サイコロは6勝6敗(TOPIXは7勝5敗)、RSIは46、25日線かい離は-1.8%。騰落レシオは86%でした。テクニカル的には、まだまだ、調整未了感は否めません。レポート前週号でも日米ともきつい上値抵抗線に届いていたので、調整気味の動きになるとしていましたので、意外感はありません。今日の場合、中国市場が休みになっていたため、手掛かり材料がなく軟調になりましたが、問題は、今晩の米国ISM製造業景況指数(9月)。今のところ、予想では50をキープするとしていますが、50を割り込むと、円高が進むなど日本株にはいい影響が出てきません。レポートでは、日経平均の下値支持線について、バンド下限と7月安値、9月安値を結ぶラインを上げておきましたが、今日の段階で後者のラインをやや切り込んできました。とりあえず、バンド下限と8月初旬に明けた「窓」付近を見ておく必要があるかもしれません。ヘッジファンドの決算が近づき、一方で、裁定買い残が増加しているのが気になる…。直近レポートで次の出直り時期と予想したところまであまり無理はしないほうがいいかもしれませんね。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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