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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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前原財政相の日銀金融政策決定会合出席から追加緩和を思惑し、5日ぶりに反発
 今日の日本株は、5立会日ぶりに反発して終わりました。前原経済財政相が明日の日銀金融政策決定会合にお出席することが決まり、外債購入など新たな円高対策が実施されるのでは…との期待が高まり、円安が進行。米国での販売が伸びた輸送用機器や追加緩和策がETFや不動産リート購入になる可能性から不動産株が上昇するなど、市場は、さっそくこのニュースに飛びつきました。ただ、10兆円の追加緩和を実施してひと月もたたないのに、果たして、追加緩和に踏み切れるものかどうか…。レポートでは、実体経済への市場刺激効果のあるETF、不動産リートの購入枠の拡大はあるかもしれないとはしましたが、決定会合に行政が足を踏み込んで露骨に圧力をかける動きに、独立性を重視する日銀の審議委員が素直に従うものかどうか…。2003年に出席した小泉政権時代の竹中経済財政相は、それなりの理論武装ができていましたが、「言うだけ番長」の前原氏に、金融調節のプロを説得できるだけの資質があるのかどうか…。そろそろ、両資産の買い取り枠が減少していますので、前原大臣のメンツを保つため1兆円くらいの枠の拡大もあるかもしれません。

 ただ、追加供給をするにしても、FRBやECBが目的を達成するためには「無制限」に実施したように、インフレ率1%を達成するまで、無制限に実施するくらいのインパクトを与えないと効果は上がらないでしょう。とにかく、リーマンショックが起きて以降の4年間で、FRBは通貨供給を3倍に拡大、ECBも2倍に拡大しているのです。さらに、米国はQE3でさらに供給を増やそうとしています。一方の日銀は、この間20%しか供給を増やしていません。4年間もサボってきて、絶対量にとんでもない格差がついているのに、小刻みに実施しても、投機筋になめられるだけ…。日銀が国債を買い値上がりさせてくれるとして、投機筋は日本国債を買い、それで円高が進行。また、値上がり益も確保できるので、彼らは2重に儲けられる状態になっているようです。少なくとも、円高が期待できなくなるくらいの規模の供給増をしないと、いつまでたっても円の高止まりは続いたままになります。果たして、日銀がプライドをかなぐり捨てて、外債購入など思い切った策に踏み出せるかどうか…。明日は見ものです。なにもしなければ、今日の円安を手掛かりに買われた株は梯子を外されることになりますが…。 

 さて、今日の日本株は、米国株が堅調な経済指標を背景に反発したことや、景気への信頼からドルが上昇。これを受け、CME日経平均先物が大証先物を上回って帰ってきたことから、先物買いが先行。日経平均は、前日終値を37円上回る8783円と高寄りしてスタートしました。昨日、米国でに自動車販売が大きく伸びたトヨタや日産、富士重工業などが買われたものの、明日の米国雇用統計への警戒感や中国の対日経済制裁の動向などを懸念した売りもあり、一時は小幅に下落する局面もありました。ただ全引け近くに、前原経済財政相が日銀金融政策決定会合へ出席する意向であることが伝わると、一気に円安が進行。同時に先物市場にまとまった買い物が入ると、裁定買いから指数も急伸。日経平均は昼過ぎにはこの日の高値8865円(前日比119円高)する場面もありました。追加緩和を思惑して、不動産や建設、セメントなど内需関連が買われたほか、円安を思惑して機械や海運、電気機器などに買戻しの動きも入り、一時は全面高する局面もありました。ただ、買い一巡後は、模様眺め気分が強まり、引けにかけ上げ幅を縮めて終わっています。結局、日経平均は、77円72銭高の8824円59銭、TOPIXは7.99ポイント高の735.38ポイントと、ともに5立会日ぶりに反発して終わっています。出来高は、前日比2億4000万株増の16億3692万株、売買代金は1兆円大台を回復。騰落状況は、値上がり1047、値下がり459.

 今日の終値での、日経平均サイコロは5勝7敗、RSIは41、25日線かい離は-1.1%、騰落レシオは86%でした。三本新値の陽転など、明確な底入れサインはまだ出ていません。当面、明日の金融政策決定会合の結果待ち…というところでしょうか。今日の上げで、昨日下回った7月25日安値と9月6日安値を結ぶ下値支持線を回復すると期待しましたが、結局、回復できずに終わっています。上髭を残したことから、このラインを上値抵抗として意識している感じもします。やはり、指数とつながる主力株の出直りには日柄が足りない感じを受けます。ただ、以前からレポートでも解説しているように主力株のなかでも真剣に事業再構築に取り組む企業は、それなりの評価を受けるようになってきました。中国など見向きもせず米国のユーザー開拓を進めてきたスバル(富士重工業)は販売台数の増加を受け、本日700円大台代わりと、年初来高値を更新。NEも戻り高値を更新。同社のクラウド部門や工事を受け持つNECネッツエスアイも高値を更新。日銀緩和を先取りして注目しれきた東急リバブルも年初来高値を更新しています。まあ、情けない市場でも、見るべきところは見ているということでしょう。
今日はこれから出かけ無ければなりませんので、この辺で筆をおきます。前原さん、頑張って日銀を説得してください。たまには「うどん屋の窯(湯だけ=言うだけ)」を返上してくださいね。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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