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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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世界的な景気減速懸念やアイホン5生産停止を受けたアップル下落の影響で反落
 おはようございます。 

 短い休みでしたが、この間いろんなことがありました。中国は、相変わらず接続水域への出入りを繰り返し、長期神経戦への持ち込みを図っています。また、米国の尖閣問題専門家は、中国が活動家(もしかしたら、武装した?)を100人単位で尖閣上陸させ、居座らせる可能性があると警告しています。もし、重火器を使用されたら、野田政権はどう対応するのでしょうか。武器使用について規制を緩和しなければ、貴重な海保の若者の命を失わせることにもなりかねません。なにしろ、相手は、領土問題では、ベトナム、インド、ソ連などと戦闘行為を重ねてきたベテラン。平和ボケの日本の基準で物事を考えると大きな間違いを犯すことになりそうです。

 一方、日中間の緊張を受け、予想通り(?)韓国が漁夫の利を得ているようです。阪神大震災など、日本の危機のたびに、ハブ空港や国際貨物取扱港などで漁夫の利を占めてきましたが、今回も、韓国の自動車メーカーの販売が急伸。観光地では、日本から目的地を変更した中国観光客で対前年比35%も伸びたといいます。よかったですね。でも、中国の後ろに隠れて、日ごろのうっぷん晴らしをしようとしたのに、中国からは経済水域で難題を突きつけられてしまいました。そのとたん、対日姿勢が腰折れとなり、融和を図る方向に変化しています。大国の間で生きる国の宿命とはいえ、さもしいものですね。そういえば、日本からの借款は62兆円にも達しているようですが、返済期限はとっくの昔に過ぎているそうですね。そろそろ返済してもらってもいいのでは…。

 さて、うにの棘状態の中国ですが、今度は、アイホン5の生産を受け持つ中国・フォックスコンで生産が停止した…という報道がありました。膨大な需要に対応するため、国慶節の休日返上で勤務したことに、労働者が反発したようです。会社側は期間中3倍の賃金を支払った、といいますが、社員は納得しなかったようです。おかげで、昨日のアップルの株価は2.2%も下落。米株下落の原因を作ってしまいました。真相のほどは、わかりませんが、中国での生産が、納期などの面で大きなリスクになり始めたことは、確かでしょう。このところの、中国での人件費の上昇を受け、国内企業と外資系企業の人件費格差がなくなってきたことから、(国内企業の競争力を維持するため)外資系企業の賃金引き上げに動き出した…という予想もあります。企業にとって、中国という国はモノづくりでは、リスクばかりで魅力のない国になってきたような感じがします。

 8日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万3583ドル65セント -26ドル50セント(0.19%)

 NASDAQ総合指数 3112.36ポイント -23.83ポイント(0.76%)

 S&P500 1455.88ポイント -5.05ポイント (0.35%)

 CME日経平均先物(円建て) 8800円 -70円

 米国10年物国債金利 市場は休場 気配は1.746% +0.014%

 ニューヨーク原油 89.33ドル -0.55ドル

 GOLD 1775.6ドル -5.20ドル

 ドルインデックス 79.60 +0.27
 

 昨日の米国株は、世界銀行が東アジアや中国の成長率見通しを引き下げたことから、世界景気への懸念が強まり欧州主要株式市場や商品市況が軟化した地合いを受け、売りが先行。反落スタートになりました。この日がコロンバスデー祝日で債券や為替市場が休場で手がかり材料が少ないなか、前週末、高値を更新していたことから利食い売りが先行したことも、下げに拍車をかけました。アイホン5の中国での生産停止の噂からアップルが下落するなか、通信やコンピューター関連などが売られ、ニューヨークダウは寄り付き後、まもなく、この日の安値1万3552ドル(前週末比58ドル安)をつけました。ただ、売り一巡後は、今晩のアルコアから始まる決算発表の結果をみたいという動きから、小動きに推移。終日マイナス圏で推移したものの、引けにかけては、やや下落幅を縮小しています。結局、ニューヨークダウとNASDAQ総合指数は反落。S&P500は続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比1億4149万株減の4億6358万株と閑散商状。騰落状況は、値上がり1172、値下がり1813。VIX指数は、5.44%上げ15.11に上昇しています。

 NYダウは、反落。ダウ30種は、値上がり11、値下がり18、変わらず1。ユナイテッドヘルス、アルコアなどヘルスケア、景気敏感セクターが上げた一方、住宅関連のホープデポ、輸出関連のGEの不振が目立ちました。ダウは、3~4月レンジ相場の上限ラインを下値に、1万3700ドル付近を上限とする新たなレンジ相場内の動き…。相場全体をリードしてきたアップルへの売りが増加し、NASDAQ100指数が他の指数を上回る0.86%の下げとなり、25日線も下回ってきたことが懸念されます。

 米国株は下落。CME日経平均先物は、前週末の大証終値に比べ70円安い8800円で帰ってきました。レンジは8775円~8910円。円は、欧州でスペイン、ギリシャ支援問題が不透明感を強めていることから、再度リスク回避姿勢が強まり、対ドルは78円30銭台、対ユーロは101円50銭台にそれぞれ上昇して帰ってきました。本日の日本株は、CME先物終値にさや寄せし先物売りが先行。裁定解消売りなどから軟調なスタートが予想されます。今週末にオプションSQを控えており、これに絡む動きも相場の先行きを読みづらくしそうです。為替の円高もあり、外需株は動きづらそうですが、月末開催の日銀金融政策決定会合での追加緩和を期待して、不動産や消費者金融、リース、消費関連など内需系への買いがありそうです。ハイテク株はアッププルの中国生産停止問題はありますが、昨日、ウォールストリートジャーナルが新型の小型アイパッドの1000万台生産を発注したと報道しており、関連株が買われる可能性もありそうです。資本金別で小型株指数の弱さが目立っており、流れは、中型、大型へシフトすることも想定しておくほうがよさそうです。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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