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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米株急落や中国共産党大会での海上権益強化方針が嫌気され4日続落して終了
 昨日、関西テレビのアンカーを見損なったことから、ユーチューブで見直していましたので、書き込みが遅れてしまいました。先日のASEMでの野田首相と中国外務省のやり取りや、懸念撮影後に温家宝首相とすれ違いながら立ち話もできなかったことに対してのマスコミの論調について、独立総合研究所の青山繁春氏が解説を加えていましたが、徹底して領土問題は存在しない…として突っぱねた態度は、よかった、としていました。中国としては、歴史問題を持ち出し、敗戦国の日本は、戦勝国の中国の言う通りにしなければならない…的な論調になってしまっており、論理的に行き詰ってきているとしています。ただ、中国からの圧力が中国進出企業への圧力を通じ、こまった財界が、政府に対し領土問題の存在を認めろ的な動きをしていることに懸念を表明していました。

 まあ、早く選挙で、新しい政治体制を敷かなくてはなりませんが、今回の選挙では、「憲法改正」、「軍事力の強化」、「拉致問題への対応」など、政権を担うべき政党に対し、国民の選択力が問われる…ことを強調していましたが、全くその通り…。何しろ、一時のムードに流されて民主党を選択した結果、米国との関係を悪化させ、原発対応でも核技術を拡散させる懸念を強め、中国への圧力として、提案された日米共同の島しょ奪還訓練を、中国を刺激する…との、岡田副総理の横やりで、海上訓練だけにとどめてしまい、米国側の不信感を煽ってしまいました。日米間の信頼にヒビを入れ、国民を侵略の危機にさらしただけでなく、一方で外国人参政権問題や人権保護法案の成立を水面下で進める…など、とても日本国民のための政策を進めているとは思われません。日本に帰化した議員も多いようで、やはりこの政党は問題が多すぎるようにおもわれます。次の選挙は、地縁や血縁を無視して、政策本位で投票しなければなりませんね。

 さて、本日の日本株は、昨日の米国株が、ロムニー候補銘柄の敗戦処理から急落した流れを受け、CME先物終値(8850円)にさや寄せする格好で、急落して始まりました。円が、対ドル、対ユーロで上昇したうえ、米国長期債金利が急低下したことから、債券先物に買い圧力がかかり、その一方で株先物売りが増加。裁定解消売りがかさんだことも日経平均の下落につながりました。結局、日経平均は、前日比104円安の8868円と窓を開けて寄り付いています。売り一巡後も中国株や他のアジア市場株が急落したことを受け、売り物が増加。中国共産党大会で胡錦濤主席が、海上権益の確保の手を緩めない…との方針をだしたことが伝わると、先物売りが増加。全体は一段安。

 後場寄りにはこの日の安値8811円(前日比161円安)する場面もありました。ただ、GLOBEX夜間取引市場で米国株が堅調に推移していたことや、懸念されていたギリシャの緊縮財政法案が議会を通過したことから、一段と売り込む動きは影をひそめ、先物が買い戻されるとともに、引けにかけ下落幅を縮めています。結局、日経平均は135円74銭安の8837円15銭、TOPIXは10.36ポイント安の735.35ポイントと、ともに4日続落して終わりました。出来高は、前日比で3億株近く減少の15億7377万株と、ろうばい売りするような動きはなかったようです。騰落状況は、値上がり233、値下がり1346。

 今日の引け値での日経平均サイコロは4勝8敗(TOPIXは5勝7敗)、RSIは39%、25日線かい離は-0.3%、騰落レシオは102%でした。相変わらず日経平均の指数先行で整理が進んでいます。今日の日経平均は大きく崩れ、なんとかキープしていた13週線、52週線をともに下回りました。ただ、本日は、弱いながらも安値8811円からもどしましたが、この付近には、横ばいに転じた26週線が控えています。昨日の米国の下げは、朝も書いたようにロムニー候補銘柄の敗戦処理売り…とみることもできます。このケースでは売りが一巡すれば、底打ちするのですが、問題はやはり「財政の崖」…。ブッシュ減税の中には、配当や株式譲渡の緩和税制も含まれており、来年になって税率が元に戻ると、大幅なコストアップになることから、年内に持ち株を処理する動きも強まってきます。ただ、昨日の下落には、「財政の崖」解消の試みがうまくいかなければ市場は反乱するよ…とのサインを出した側面もあり、与野党は迅速な対応を見せてくるのではないでしょうか。

 テクニカル面では、だんだん安全圏に近づいてきましたし、今日の相場をみると、大幅な増益になりながら売られているものを買いなおそうという動きもでています。全体が崩れているにも関わらず、超低位株を物色しようという流れもでています。下値不安があれば、こんな流れは出てこないはずで、市場は案外、出直りは早いとみているのかもしれませんね。26週移動平均線付近を注目するするように…としていたウェザーニュースが、本日急伸してきました。野村証券が北極海航路向け気象情報提供の開始を手掛かりに、株価目標を3200円台に変更したことが影響したようです。25日線を上回ってきましたが、対応点の状況からみて、まだ下落圧力が残り、押し目を買うチャンスはありそうです。一週間ほどで状況は変わりそうですから、25日線上で動き出したら要注意になりそうです。富士重工業、パラマウントベッドとも、機能線上でいい動きをしています…。引き続き個別重視の流れは変わらず。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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