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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧州情勢の不透明感や財政の崖への懸念から手控え気分が強まるなか、裁定解消うりで、6日続落
 中国の共産党大会があさっての閉会にむけ、いろんな駆け引きが続いているようです。その中で、最大の注目点だった胡錦濤主席の軍事委員会主席続投ですが、中国紙の伝えるところでは、習次期主席に禅譲するようです。国家主席と軍事委員会主席を兼ねることで、名実ともに中国のトップとして権限を強めようということでしょうか。江沢民前主席も、国家主席引退後も軍事委員会トップの権限を手放さず、胡錦濤体制初期には「院政」を敷きましたが、権力の2重体制は、激動する世界情勢のなかでは、決断の遅れにつながるため、権限を常務委員会に集中させ、統制力を強めようというものでしょう。まだ、実際のところはわかりませんが、今回の権限移譲の裏では、想像もつかないような争いがあったようですね。一時、習氏の動向がわからなかったとき、同氏が主席就任を辞退し、江沢民氏と胡錦濤主席が翻意するよう説得。その時に上海閥や太子党などの全面的な協力を取り付けた…という話もあるようですが…。果たして、何が本当のことやら。

 常務委員会の権限強化を図るとすれば、やはり、定員は9人から7人に減らす…ということになるんでしょう。また、今回の幹部人事では、民間企業の経営者を多く登用するようです。急速に育ってきた中間層を党内に取り込むことで、一党独裁体制への不満を取り除こうということでしょう。裏返せば、取り込まないと、体制の維持ができなくなる恐れもある…ということでしょうか。すでに、暴力や脅しでは、国民の不満を抑え込むことはできなくなっていますから、一党独裁体制は維持しながら、許せる部分(農村の首長選挙など)は民主化していくことになるんでしょう。そうなると、どうしても既得権者の利益を害することになりますから、抑え込む権限が党中央に必要になりますね…。もしかしたら、中国の姿が少しずつ変わってくるかもしれません。ただ、今ある汚職や格差の問題はなんとかしなければなりませんから、「5年間は汚職の減少に取り組む…」なんて言っています。また、スケープゴートが出ることになるんでしょう。そうなってはたまらない…と、後ろめたい人は、こぞって資産を海外へ移し始めています。

 このところ、中国元の上昇が続いていますが、大統領選前は、ロムニー候補の為替操作国認定を嫌気して、やっている…と思っていたのですが、今週に入ってもまだ上昇しています。どうやら、ドル資金の流出に歯止めをかけたい…という意図があるのかもしれません。それだけ、旧体制で汚い金をため込んだ連中がビビッている、ということなんでしょう。胡錦濤氏が院政をあきらめて、すんなり降りた背景には、案外、「あんたは摘発しないよ…」という合意ができたのかもしれません。人が…金が…国境の壁を越えて逃げ出し始めた。

 さて。本日の日本株は、朝方発表されたGDP成長率が3期ぶりに年率3.5%の減少になった…という発表を受けて、続落してスタートしました。予想通りだったものの、ギリシャ2013年予算の議会採決、それに続くユーロ圏財務相会合と、為替に影響を与えそうなイベントがあることから、売り買いとも見送られるなか、先物筋の売りが寄り付きから入り、先物価格が8700円台を割り込み、これに刺激される格好で、裁定解消売りが入ったことから、日経平均は、先週末の終値を56円下回る8701円で始まってきました。売り一巡後も、景気の先行きを懸念し機関投資家が売り買いを手控えたため、8700円を挟んで膠着した展開が続きました。先週引け後に決算を発表した企業が内容によって個別に上げ下げしたほかは、大きな動きはなく、裁定解消売りや、日本経済の成長に疑問を抱いた海外投資家の見切りうりなどが主力株にはいりじり安するものが目立ちました。ひけにかけ、債券先物市場で、10年債が値上がりするとともに、株先物に売り物が増加。裁定解消売りとみられる売りが指数採用銘柄に入り、引け間際に下落幅を拡大。結局、日経平均は、81円16銭安の8676円44銭、TOPIXは8.16ポイント安の722.58ポイントと、ともに6日続落して終わりました。出来高は、12億5625万株と今年6番目の低調な商いになりました。騰落状況は、値上がり284、値下がり1247でした。

 今日の終値での日経平均サイコロは3勝9敗(TOPIXは4勝8敗)、RSIは32%、25日線かい離は-2.1%、騰落レシオは88%…。だんだん、底値が近づいた…という指標になってきましたね。レポートでも触れましたが、決算発表が始まる前の日経平均の予想EPSは741円、これが週末段階では640円と、わずか1か月たらずで100円も低下しています。当然この低下分を株価は修正しなければなりません。でもPERの分修正されたら、株価は7000円台に入ってしまいますね。そのリスクが今の相場にはありますが、チャートを見ると、6月安値以来、400円幅の上げ下げを繰り返しています。おそらく、ヘッジファンドが、このバンド内で売買しているんでしょうが、バンドの下限にくると、国内の年金資金なども買いにでてくるようです。すでに、日経平均のPBR(株価純資産倍率)は0.92倍と1倍を割り込んでおり、そろそろ押し目買いが入りだす頃でしょう。以前から裁定買い残が2兆円に近づいたら危ない…と書いてきましたが、案の定、先週水曜日発表分の数字が2兆円に大手をかけたところから、下落に拍車がかかってきました。

 裁定解消売りは、先物価格が現物価格を下回ると機械的にでてきますから、指数採用銘柄の板が薄いと、売りを吸収できず、下値のめどは立ちません。11月2日現在で1兆9870億円ありましたが、これを吸収できる買いが入らないとしんどい…。指数的には割安感も出ていますし、テクニカル指標も底値圏に近づいてきました。まあ、押し目買いの条件は整っていますので、それほど心配したものでもないと思いますが…。とにかく、今晩のCME日経平均先物が、どういうレンジで帰ってくるか…がポイント。先週末のCMEのレンジは、8655円~8790円。今日の日経平均のレンジは、8650円~8790円…。ものの見事になぞっていますね。先週末のCME下振れで、今日の動きはある程度予測はできたはずですね。

 それにしても、7日の「立冬」から、相場が一番嫌う冬の時代にはいりましたが、その途端でしたね。今月は、「辛亥(金と水)」…。来月は「壬子(水と水)」と2か月続きで、さえない相が続きます。また、世界中、陰鬱としたムードが漂ってきましたが、来月2012年12月21日午後7時13分は、例の地球最後の日…。このままだと、またこの話を弱気材料にして蒸し返す輩がでてくるかもしれませんね。ただ、この時期の対処の仕方が、5月連休までの投資成果を左右する大事な期間になることもかなりの確率であるのですが…。 まあ、日経平均構成銘柄の経営や業績状態を考えたら、先行きを強気できるのでしょうか…。指数の動きと成長性のある企業を一緒に考えてはいけませんね。指数は景況感が改善するまでレンジの動きになるんでしょうか。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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