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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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大手企業の赤字決算と堅調な住宅関連指標、バーナンキ財政の崖懸念発言のはざまを揺れ動き、横ばいで終了
 おはようございます。我が家は全員が風邪ひき…。夜もあちこちの部屋で咳が聞こえています。小生もなんだか鼻がムズムズ状態です。家族の仲間入りも時間の問題か…。ブログを書き終わったら、風邪薬を飲んで、布団にもぐりこみましょう。

 さて、欧州は相変わらずのぐずぐず状態…。ブリュッセルでユーロ圏財務相会合が始まっているのですが、ギリシャの債務削減期限(2022年OR2022年)でもめ、EFSF(欧州金融安定化基金)の融資分を10年間無利子にする…、ギリシャ債務買取案などが、審議されているといいます。今まで何をしていたんでしょうね。もちろん、ドイツはどの案にも反対…。協議は中断され、IMFの新提案を待っている状態という話も流れています。EUから見れば、日本などから新たな供出金があるはずだから、「お前(IMF)が出せ…」という話でしょうか。自らの付けを世界に負担させようというのでしょうか。このところ、EU問題に関し、IMFが及び腰になっている所をみても、この間の事情が分かるような気がします。安倍総裁では、ないですが「ゴタクを並べないで、さっさと結果で示せ…」ということですね。

 さて、安倍自民党総裁の日銀への過激発言は、海外でも注目を集めているようです。日銀総裁は、昨日の会合後の記者会見で、インフレターゲット3%や、日銀の建設国債引き受けなど、一連の提言を暗に批判しています。これに対し、安倍総裁もゴタク云々発言で応じていますが、英国ファイナンシャルタイムズは「どっちも、どっち」みたいな論調の記事を書いていました。確かに、今の、日本のデフレ状態は金融政策だけでもたらされたわけではなく、構造改革により不効率産業から新産業部門への「人、物、金」の移動をしなければならなかったのに、本来、市場から消えなければならない産業を既得権益者の利益を守るため温存。供給過剰状態を残したことから発生しています。この状態は、いまだに続いており、国内の過当競争が、販価の引き下げ競争になってデフレを加速する…という状態を生み出しています。たしかに、日銀が姑息な手段で量的緩和を骨抜きにしてきた責任も大きいのですが、既得権益者の圧力に負けて、構造改革を怠ってきた政治の責任もそれ以上に大きいと思われます。日銀への攻撃の声ばかりが大きく、つい洗脳されてしまいそうですが、よく耳を傾けてみると、経済の構造改革への具体策を提示している政党はないように思われます。安倍総裁と日銀の対立がマスコミで面白おかしく取り上げられ、一番大事な「構造改革」への取り組みが埋没してしまうことを懸念します。ただ、市場はこの対立に乗っかり円売りを増加。昨日の米国では、81円50銭の壁を突破し、82円台に接近する動きになりました。

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2788ドル51セント -7ドル45セント(0.06%)

 NASDAQ総合指数 2916.68ポイント +0.61ポイント(0.02%)

 S&P500 1387.61ポイント -0.92ポイント(0.07%)

 CME日経平均先物(円建て) 9215円 +95円

 米国10年物国債金利 1.671% +0.054%

 ニューヨーク原油 86.75ドル -2.53ドル

 GOLD 1723.60ドル -10.80ドル

 ドルインデックス 80.88 -0.06 


 昨日の米国株は、フランスの格下げや、パソコン大手ヒューレッドパッカードが英国子会社(オートノミー)の不正経理を受け大幅な赤字決算に陥ったことを嫌気し、売りが先行。反落してスタートしました。寄り付きの売り一巡後は、住宅着工件数が予想を上回り2008年4月以来の水準を回復したことなどを好感し、押し目買いから、下落幅を縮め、一時、ニューヨークダウは前日比プラス圏に浮上する場面もありました。ただ、昼過ぎニューヨークで開催されたバーナンキFRB議長の講演で、(財政の崖解消交渉が不調になる)最悪のシナリオの場合、「影響を緩和する手段はない…」と述べたことから、警戒感が高まり売りが増加。家電量販大手ベストバイの赤字転落もイヤケされ、ニューヨークダウは、この日の安値1万2701ドル(前日比94ドル安)まで売り込まれていました。引けにかけては、交渉への期待感などから値を戻し、結局、ニューヨークダウとS&P500は小幅反落、NASDAQ総合指数はわずかながら3日続伸するなどほぼ横ばいの動きで終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比6563万株減の6億4120万株。騰落状況は、値上がり1710、値下がり1325。VIX指数は、1.85%下げ、15.08に低下しています。
 
 ダウ30種は、値上がり18、値下がり12。堅調な住宅関連指標を受け、バンクオブアメリカが1.5%、ホームデポが0.8%上げたほか、医薬品のファイザー、メルクも上げています。一方、子会社の不正経理で大幅な赤字を計上したヒューレッドパッカードが、約12%下落し、指数全体の足を引っ張りました。
 ダウは3日ぶりに小幅反落。昨日も書いたように、3~4月レンジ相場下限ラインを上値抵抗として意識する動きになっています。52週線が上に控えていることも頭を重くしていますが、全体の動きをみると、証券税制の改定を嫌気した売りは、ほぼ一巡したようです。今後の、交渉の行方次第では、再度、売りが強まるかもしれませんが、全般的には下値固めの動きに移行しそうです。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、円安の進行を好感し、大証終値比95円高の9215円で帰ってきました。レンジは9090円~9220円。円は、安倍総裁発言を手掛かりに売り込まれ、対ユーロは104円70銭台、対ドルは81円70銭台と、ともに円安が進行して帰ってきました。本日の日本株は、CME先物高や円安を受け、再度、主力株中心の流れが復活しそうです。2月相場の再来のためには、3年来の壁の突破が条件となりますが、わずかな調整で81円50銭のテクニカルな壁を突破してきた動きは要注意。まだまだ弱気が多く、一気に、6月以来のレンジ相場の上限突破もありそうです。今日も海外投資家の先物売買と裁定売買の影響を受けそう。輸出主力中心だが、上値に限界のあるものもあり、ものによる…か?米国の住宅に強い信越化学や日東電工が面白そう。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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