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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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円安を好感し9500円大台に接近するも、週末や財政の崖交渉を懸念し、上げ幅を縮めて終了
 やっと11月相場が終わりました…。今週は、なんだか、疲ればかりが残った感じがします。全体的にかさ上げ相場が進み、焦点ボケになったせいもあるのでしょうか。下げ相場のほうが、銘柄選定などは楽なんですがね…。来週から、いよいよ師走相場に入ってきます。もち代稼ぎの「餅つき相場」が始まるほか、年末には、米国の「財政の崖」の期限が迫ってきます。また、景況感の悪化が目だつなか、6日はECB(欧州中央銀行)理事会が開催され、利下げや第3次3年物資金供給の可能性があるほか、11日からは12日までの予定で米国FOMC(公開市場委員会)が開催されます。財政の崖交渉の不調に備え、予防的に追加的な緩和に踏み切る可能性があります。さらに、14日の日銀短観を受け、19日には、日銀金融政策委決定会合が開かれ、欧米金融緩和の影響を見ながら、追加緩和を模索することになります。

 その段階で、どの政党が政権を担っているかわかりませんが、これからの日銀は、一方で量的緩和をしながら、その一方で、日銀本体勘定を引き締め、通貨総量はあまり増えないようにする…というようなごまかしは通用しなくなりますが、果たして、どんな政策をとってくるんでしょうか。また、12月21日19時17分のマヤ歴が暗示する世界終末の時もきます(実際は、新しい人類の6万年の歴史の始まりですが…)。ただ、器楽的には、一番悪いタイミングでもありますので、世相や自然現象に注意したほうがいいのかもしれません。これだけ、数え上げても、12月には重要なイベントが山積しています。おまけに、12月7日の「大雪」からは「壬子」恐怖を表す水が重なります。まあ、「調子に乗るな…」という戒めとして、慎重に構えていきましょう。

 さて、本日の日本株は昨日の米国株が堅調な景気指標に支えられて続伸。CME日経平均先物も、9460円と上昇して帰ってきていましたので、先物買いが先行。対ユーロでの円安が進んだことから、精密機器や海運、電気製品など外需関連も買われ堅調な始まりになりました。ただ、寄り付きの買いが一巡すると、週末控えであることや、米国財政の崖交渉への懸念から利食いを急ぐ動きがでて、日経平均は、一時、前日安値を下回る場面もありました。しかし、為替市場で、輸入業者のものと思われる月末のドル手当て買いと思われるまとまった買いが入り、円が下落すると、株先物市場で大口の買いが入り、先物が上昇。つれて指数銘柄に裁定買いが入り、日経平均も急伸。一時、高値9492円をつけ、9500円大台に接近する場面もありました。9500円の壁が厚いことがわかると、引けにかけ先物の手じまい売りが増加。上げ幅を縮めていました。結局、日経平均は、前日比45円12銭高の9446円01銭、TOPIXは2.02ポイント高の781.46ポイントと、ともに続伸して終わりました。出来高は、月末の政策的な売買もあり前日比5億7000万株増の23億8545万株に急増しています。売買代金も1兆4245億円と大台を回復してきました。騰落状況は、値上がり605、値下がり933.一時値上がり数は1000を超えてましたが、週末の手じまい売りもあり、値を消しているものが増えています。

 今日の引け値での日経平均サイコロは10勝3敗(TOPIX9勝3敗)、RSI80%、25日線かい離+4.3%、騰落レシオ106%…。騰落レシオは、低下しましたが、日経平均サイコロとRSIは警戒ゾーンを突破してきました。短期テクニカル指標は過熱ゾーンに入りましたが、来週から2回の4連騰分が落ちてきますから、サイコロ調整は短期で済みそうです。また、本日の引け値で、週足、日足とも、6月初旬を起点にする上昇バンドの上限ラインを突破してきました。一気に、離れていくか、このラインを固めに入るかが目先の焦点…。今日も、事業の再編に絡む材料がでて、短期筋が飛びついていましたが、日本企業もようやく、国内の過当競争体制を修正し、国際競争力を高める努力を初めて来たようです。本来は、バブル崩壊後に、しなければならなかったことですが、日本企業もようやく、利益重視の経営に転換し始めたようです。これからは、ROEが重視されてくるのかもしれません。海外投資家って、こういう変化が好きですね。野村証券の企業セミナーには、海外の有力ファンドからの参加が多くあり、過去最高の申し込みがあったようです。納得がいったら、来年からは、ヘッジファンドなど短期筋ではなく、腰を据えた買いが入ってくるのかもしれません。日本市場も変わってきそうですね。まだまだ、本格的な外人買いは入ってはいないようですね。オリジン電気ですが、曲がるべきところで曲がらず、行き過ぎてしまいました。一気に、これからの業績変化を織り込みにいくのでしょうか…。詳しくは、全体観を含み、日曜発信のレポートで、注目株を含め解説します。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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